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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2018年 04月 12日

憲法便り#2558:福島県の「はらまち・九条の会」に、今日、手紙を書きました!

2018年4月12日(木)(憲法千話)

憲法便り#2558:福島県の「はらまち・九条の会」に、今日、手紙を書きました!

2018412

はらまち・九条の会 御中

前略お許し下さい。

本日午後6時半からの会議に間に合うように、急いで手紙をしたためました。

先日は『会報1100』と『会報101270』、および『憲法』(復刻版)をお送りいただき、ありがとうございました。

お礼に、昨日、落合郵便局から、下記の拙著2冊を発送いたしました。

『検証・憲法第九条の誕生』(改訂第6版)(20172月刊)(B5判、191頁)

『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』(20145月刊)(B5判、239頁)

『検証』は、第90回帝国議会衆議院の議事録から、九条に関する論議をまとめたもの、『世論』は、日本国憲法公布に至る時代背景をまとめたものです。したがって、この2冊がセットになっていて、実証的に日本国憲法誕生を知ることが出来るように構成してあります。10年がかりの研究成果です。

 とくに『世論』は、当時、全国各地で発行されていた新聞を丹念に調べてまとめました。国立国会図書館に所蔵がないものは、仙台、水戸、前橋、浦和、千葉、甲府、静岡、富山、福井、鳥取、徳島、高松、広島に足を運び、調査をしました。

 「原町」については、『世論』130頁下段、および134頁上段[浜通り]のところに記事があり、「小高」についても2行にまたがって、記事があります。

 国立国会図書館所蔵の『原町市史』には、こうした記録は出てきません。

 『会報』No.61の第二面に亀井文夫の主だった作品が紹介されていますが、このリストには、重要な作品が欠落しています。

 『世論』220頁下段に、「戦争と平和」という作品に言及していますが、これは、「憲法普及会」の依頼により製作された映画で、山本薩夫監督と共に亀井文夫が演出を担当しています。ビデオにもなっていますので、まだご覧になっていなければ、映画鑑賞会が可能です。

『会報』を、第1号から最新号まで、ひと通り拝読しましたが、第8号で、グロチウスの『戦争と平和の法』、第139号の巻頭言でエラスムスの『愚神礼賛』への言及があり、かなりの「知恵者」がいるのだろうと、拝察いたしました。


 因みに、私は、二十年以上にわたって、「私立大学図書館協会西洋古版本研究部会」の特別会員として、各大学の貴重書室見学に参加し、また何回もの研究発表を行ってきております。私の本来の研究テーマに関するエッセーも、参考までに同封してあります。

その他に、私のプロフィールなどの資料を同封しましたので、ご覧ください。

 とり急ぎ、お礼とお知らせまで。                    草々

                                  岩田行雄 

表紙が白いので、上下にマークをいれました。
内容についてのコメントは、のちほど。
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by kenpou-dayori | 2018-04-12 21:33 | 新たな出会い


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