2018年4月17日(火)(憲法千話):4月18日(水)加筆
憲法便り#2562:最新ニュース!衆議院事務局請願課から入手した、政府に対する地方議会からの「核兵器禁止条約」関連意見書の、平成30年4月13日現在のリストを掲載します!(加筆版)
「資料1」No.1-9は、衆議院事務局請願課が作成した平成30年4月13日付の最新のリストです。
国会の回次は、第193回、第194回、第195回、そして今国会・第196回にまたがっています。
「資料2」(1-5頁)は、「資料1」に基づいて、私が作成した都道府県別の表です。
私なりに分析し、コメントを考えましたが、努力をなさった方々に失礼があってはいけないし、偉そうになってもいけないので、今日の時点では保留にしておきます。
都道府県別の表について、若干の感想を加筆します。
意見書の数が2桁(けた)になっているのは次の通り。
北海道37、秋田県19、岩手県33.宮城県13、埼玉県11、長野県30、岡山県12、広島県13、高知県16.
かつて社会党王国と呼ばれた北海道は、さすが多い。
東北6県は、昨年の衆院選で、秋田県以外の5県で野党統一候補が勝利した(秋田県は本当に残念)。
岩手県は、いち早く第193回国会に、県議会の意見書(No.23)を提出している。県議会は、第195回国会にも新たな意見書を提出している。日常的な、さまざまな活動と相まって、出足早く、各地での決議が行われている。
宮城県の意見書の数は、やはり、日常的な努力の積み重ねが反映しているものと考えることが出来し、選挙結果にも表れているものと思う。
秋田県は、『憲法便り』で紹介しているが、平和委員会の活動をはじめ、全県下で、日常的活動が行われており、その反映と考えられる。
長野県も、衆院選で統一候補が勝利したが、日常的な取り組みが反映している。
長野県議会は、第196回議会に要請書(No.227)を提出している。
長野市のHさんから伺った話では、安倍9条改憲No.3000万署名の取り組みでは、前もってチラシをまき、「何月何日に訪問するので、よろしくお願いします」とお知らせをして、各戸を回っているとのこと。その結果、ほとんど皆さんが、こころよく協力して下さるという。
広島県は、反応が早く、第193回国会に、広島市議会を含む4議会が意見書を提出している。そのうちの3議会は、繰り返し意見書を提出している。
高知県は、以前からさまざまな運動が取り組まれ、日本共産党の支持者も多いので、意見書の数にも表れている。
三重県からの意見書は3件だけだが、そのうちの1件は、三重県議会(No.235)のものである。「憲政の父」と呼ばれた尾崎行雄を生み出した土地柄の反映である。