2018年5月2日(水)(憲法千話)(訂正版)見出しを「15年に亘って」→「長期に亘って」に変更
憲法便り#2581:驚きのニュース! 雪印種苗が、牧草の種子の品種を偽装して、長期に亘って販売!(訂正版)
昨日予告した通り、拙著『牛肉偽装事件の真相とその後ー雪印の社会的責任を問う』について、詳しく紹介する予定であった。
しかしながら、今日、国立国会図書館で、『北海道新聞』4月28日付一面を見て、思いがけない記事に出会った。
メグミルクの子会社である「雪印種苗」が、おそくとも2002年から、品種の偽装を行い続けていたと報じられていた。
思わず、目を疑った。
雪印乳業、そして雪印食品と相次いだ事件への反省はまったくないままに、偽装が続けられていたのである。
北海道では酪農生産に直結する大問題として、衝撃が大きかったが、東京にいる私は、今日まで知らなかった。
気がついたきっかけは、地方の各紙が、4月27日の南北首脳会談の共同声明全文を、きちんと掲載しているかどうかを確かめるため、4月28日付の『北海道新聞』からチェックを開始したことによる。
この事件の報道に接したので、あらためて文章を作成したい。
なお、北海道新聞(電子版)によれば、同紙は、4月30日の時点で、元従業員から得た証言として、1990年代前半から偽装が行われていたと報じている。