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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2018年 05月 03日

憲法便り#2584:【憲法記念日特集 その③】昭和22年(1947年)正月の祝賀広告、『福島民報』一面下は、「祝新生第三年」の見出し!(福島県知事の「年頭の辞」加筆版)

2018年5月3日(木)(憲法千話)

憲法便り#2584:【憲法記念日特集 その③】昭和22年(1947年)正月の祝賀広告、『福島民報』一面下は、「祝新生第三年」の見出し!(福島県知事の「年頭の辞」加筆版)

祝賀広告の中央に、「祝新生第三年」の見出しと、福島県知事・石原幹市郎の年頭の辞。
*年頭の辞は、当時の状況をよく伝えているので、以下に、全文を紹介する。

昭和22年1月1日付『福島民報』の祝賀広告より

年頭の辞

新憲法の下、民主國家再建の意慾に燃えつつ、縣民各位とともに、昭和二十二年の新春をお祝い致したいと思います。

敗戰の當然の結果とは言え、日本が辿る道は実に苦難の連續、いばらの道であって食糧不足資材の枯渇、物價の昂騰等深刻な世相は実に憂慮に堪えないものがあります、幸い米作の大増収とこれが供出の順調な進行によつて、食料事情が一段と好轉しつつありますことは一縷の光明希望と黎明の感を深くするものであります。

申す迄もなく新日本の再生は産業の復興より外に道はないと思います。民生の安定も、インフレの克服も、かくして始めて期し得られるものであって、縣下各種産業の急速且活溌な振興こそ刻下の急務であると信じ、これが再建を拒む幾多の悪条件は敢然これを打開して參りたいと思います。特に資材の欠乏については、本年に於いてこそ縣下資源の最大活用を圖りこれに寄與したい念願であります。どうか縣民各位も刻下の日本の現状を直視されて積極的に相協力して戴きたいと思います。

希望の年昭和二十二年の年頭にあたり、所懐をのべ縣民各位への御挨拶と致します。

元旦

   福島県知事 石原幹市郎


この年頭の辞の右左に、貴族院議員2名、衆議院議員13名、日本進歩党福島県支部の名前が並んでいる。右の二人が貴族院議員で、その隣、衆議院議員のはじめに、「協同民主党」から憲法改正案委員として審議に参加した林兵馬の名前がある。

議員名が並んでいるところの下段右側に、福島市役所、郡山市役所、若松市役所、平市役所、
左側に、福島税務署、郡山税務署、仙台鉄道局福島管理部、福島商工会議所の名称が並ぶ。
各組織には、市長、市長代理、助役、署長、部長、会頭などの代表者名が期されている。

下は、昭和22年1月1日付『福島民報』一面下段の年賀広告。(出典は、国立国会図書館新聞資料室所蔵。請求記号は、YBー25)
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by kenpou-dayori | 2018-05-03 21:21 | 昭和22年正月の祝賀広告


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