2018年7月10日(火)(憲法千話)
憲法便り#2653:『検証・新宿区のデモ規制強化!』(その1)新・旧「デモの出発地として使用できる公園の基準」(加筆版)
7月2日午前、新宿区役所に電話をかけ、今回のデモ規制を担当する部署につないでもらった。
担当部署は、みどり土木部みどり公園課公園管理係。用件を伝えると、「一番詳しい人に代わります」ということで、電話に対応してくれたのが、渡辺郁夫係長。
さっそく、6月20日に決定された「デモの出発地として使用できる公園の基準」(新)と、それ以前の(旧)基準を知りたいので、インターネットで見る方法を教えて欲しいと伝えると、デモの届け出用紙は、インターネットで公開しているが、「基準」に関しては、利用対象者が少ないでの、インターネットでは公表していないので、区役所まで出向けば、コピーをくれるとのこと。
「利用者が多かろうが、少なかろうが、今回のように大きな問題をはらんでいることについては、広く知らせるべきだと思う」との意見は伝えたが、翌7月3日午前9時に出向くことにした。
以下に、その時のコピーを公表するが、渡辺係長は、10時から打合せがあるとのことなので、予め用意していた質問を行い、その場で受けた説明は、もらった資料に、そのまま書き込んだ。私のいつもの方式である。
この資料および説明内容の公表については、了解を得ています。
この説明の続きは、明日、追記します。(ここまでは、7月9日に公表)
以下、加筆部分です。
「デモの出発地として使用できる公園の基準」とは、公園の使用許可について、区の取り扱いを定めたもの。
(新)基準の作成過程は、担当者→係長→課長→部長と、公園課としての手続きを踏んでいる。
作成に取り掛かったのは、5月末から6月はじめにかけて、4団体から3つの要望者が出されたことに基づいている。
(新)基準は、6月20日に決定している。
作成に取り掛かってから、決定まで、あまり日数がかかっていない理由は、「以前から、口頭で要望が出されていたので、その事情を踏まえていることもある」とのこと。
新聞記事に、「区は、関係部署で協議」とあったので、これについても渡辺係長に質問した。
関係部署とは、今回の場合、次の三つの部署である。
①総務部(ヘイト・スピーチ関係)
②危機管理担当部(災害、震災、防災)・・・以前は、区長室にあったが、独立した部となった。
③地域振興部多文化共生推進課
以上のほかに、警察、消防との情報共有が行われている。