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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2018年 12月 01日

憲法便り#2784:【名著と講演の紹介】末浪靖司著『機密解禁文書にみる日米同盟ーアメリカ国立公文書館からの報告』

2018年12月1日(土)(憲法千話)

憲法便り#2784:【名著と講演の紹介】末浪靖司著『機密解禁文書にみる日米同盟ーアメリカ国立公文書館からの報告』!


昨日、代々木の「美和書店」でこの本を購入した。

月並みな表現ですが、「すごい本」です。最近の若者ことばで言えば「ハンパない」ということ。

著者の末浪さんは、1939年生まれ。2005年米議会図書館訪問を皮切りに、単身アメリカ国立公文書館に通い続け、解禁された機密文書の中から、日米安保・地位協定秘密交渉の「恐るべき」内幕を明らかにした本書をはじめ、一連の著作を世に出してきた。

学ぶことがとても多い。例えば、

「同盟は、英語で、ALLIANCE(アライアンス)です。防衛学会編『国防用語辞典』には、「同盟 alliance ある政治状況の下で、一定の軍事的行動をとることを明示した国家間協定関係」とあります。
 岩波小辞典「国際問題」には、同盟とは「狭義においては、二国または数国が、応援義務発生の場合、共同して戦争に従事する約束」と書かれています。」

最近、マスコミの報道で、日米同盟、日米同盟の強化、などど頻繁に報じられますが、これは正しくは、日米軍事同盟、日米軍事同盟の強化です。

この本の著者である末浪さんを講師に迎えて、下記の講演会行われます。

 「もうひとつの戦後」研究会
「対米密約と安保条約・地位協定」
~アメリカ国立公文書が語る日米高官の密約と詭弁~

日 時:12月8日(土)午後3時~午後6時
場 所:早稲田大学早稲田キャンパス3号館405教室
参加費:500円(但し、高校生、青年、学生、院生、26歳未満は無料)
主催団体:「すべての大学に教養科目『戦後世界史と日本』を!市民ネットワーク』








by kenpou-dayori | 2018-12-01 23:03 | 名著・名文・名言紹介


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