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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2019年 12月 25日

憲法便り#2936:「山本洋子監督のドキュメンタリー映画『矢臼別物語』北の大地からのメッセージ」制作支援のお願い!

2019年12月25日(水)(憲法千話)

憲法便り#2936:「山本洋子監督のドキュメンタリー映画『矢臼別物語』北の大地からのメッセージ」制作支援のお願い!

矢臼別の運動とは?
(制作の趣意書より)
矢臼別は北海道、知床・阿寒連峰から根室・釧路まで広がる根釧原野の一角にある酪農地帯。この原野のほぼ中央、別海、厚岸、浜中三町にまたがって、総面積17000ヘクタールにわたる日本一大きい陸上自衛隊矢臼別演習場が広がる。かつて、ここ矢臼別一帯は、戦後食糧不足対策として、開拓がはじまりパイロットファーム計画の下、大勢の若者たちがやってきた。その中に、川瀬氾二、杉野芳雄がいた。1962年、突如、パイロットファーム計画は中止となり、陸上自衛隊の演習場計画が持ち上がり、村議会も受け入れてしまう。執拗な土地買収が始まるが、杉野、川瀬は踏みとどまる。『自分たちが切り拓いた土地だ。私はここにいたい』牧師、農民、労働者を中心に共闘組織が生まれ、《演習場はいらない》《川瀬、杉野の住む権利を守ろう》の思いを胸に、日本国憲法を駆使して2人を支えたことによって演習場のど真ん中に2か所の民有地が未だに厳然と存在し、二人が亡くなった後も二軒の民家に3人が暮らしている。道路が通じ、手紙が配達され、荷物が届く。冬の除雪も保証され、電気も電話も通じ、3人は全国とつながっている。
50年以上続いている夏の『平和盆おどり』、暮れの『平和もちつき・望年会』、自衛隊の監視活動、1995年から始まったアメリカ海兵隊移転訓練の監視活動などを全国へ発信し、それに応え各地から大勢の人がやってくる。人々と交流する中で、エネルギーをもらい、それぞれの場へと帰って行く。

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      ↑製作支援の会会長畑田重夫先生からのメッセージ
     (国際政治学者・日本平和委員会顧問・全国革新懇顧問)

 北の果て北海道に、日本一広大な陸上自衛隊矢臼別演習場があります。
 ここには、先駆者川瀬氾二さんの遺志をひきつぎ、半世紀以上にわたって
 2カ所の民有地を守りながら、ねばりづよく、平和運動に取り組んでいる
 仲間たちがいます。
 『北の矢臼別、南の沖縄』と称して、この北と南のたたかいは全国の仲間
 たちを大きく励ましてきました。しかし、沖縄に比べるとまだまだ矢臼別
 のたたかいの真相は知られているとは言えません。
 そこで、こんど待望の映画『矢臼別物語』が作製されるのです。この映画
 の完成とそれが果す役割に私は今から絶大な期待をよせています。
 完成までにはそれなりの費用がかかりますので、そのためのカンパを私は
 人生のすべてをかける思いで全国の心ある仲間に訴えます。
 せひぜひご協力を!!
 
 畑田重夫先生は、お元気で96歳の誕生日をお迎えになっています。
 先生には、拙著『検証・憲法第九条の誕生』初版(2004年6月30日)
 刊行して以来、大変お世話になりましたので、私と妻の連名で、2万円の
 製作費カンパをすることにしました。


by kenpou-dayori | 2019-12-25 21:47 | 音楽・舞台芸術・芸能・映画


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