2020年3月12日(木)(憲法千話)
憲法便り#3130:リバイバル・シリーズ:浅草寺境内の戦跡めぐり全6回(その5)
3月10日には間に合いませんでしたが、ようやく見つけました。
「観音さま」でお馴染みの、浅草寺(せんそうじ)の境内には、多数の慰霊碑、戦跡がありますので、再録します。
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この紹介文は、7年半前に書いたことなので、味はともかく
状況が変わっている。
浅草には、中国人をはじめ、多くの外国人観光客が訪れるようになった。
そして、「麻鳥」は、いつも混んでいる。団体客も多くなった。
昼は、予約が出来なくなった。
今年は、そろそろ行きたいと思っていたところに、
新型コロナウイルス感染の問題。それで、行くことをためらっている。
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2013年9月18日
憲法便り#305:浅草寺戦跡めぐり&名店「釜めし 麻鳥」(その5)
今日は、名店「釜めし 麻鳥」の紹介です。東京・葛飾生まれの私にとって、子供の頃、浅草は憧れの盛り場でした。それは、早稲田大学の周辺に住んで50年経った今でも、何かにつけて出かけたくなる、心のふるさとのような懐かしい盛り場です。子供の頃から「舟和」の芋羊羹やあんこ玉を食べるのが楽しみだったし、「三平食堂」に妹を連れて行ったり、妻と梅そうめんを食べさせる蕎麦屋を探して行ったり、ドイツ人の友人を連れて「尾張屋」で蕎麦を食べたこともある。「炎の会」という踊りの先生たちとの遊びの会で、すき焼き「今半別館」で宴会を開いたり、メーデー行進の帰りに「神谷バー」の二階でビールを飲んだこともある。その他の店にも立ち寄ったことはあるのだが、たまにしか行かないし、あまりにも店の数が多いので、「行きつけ」にしたい店を見つけるまでには至りませんでした。しかし、12年前(2001年)に、たまたま入った釜めしの店がとても気に入って、いまは「行きつけ」の店としています。浅草でようやく出会った店、それが「釜めし 麻鳥」です。それ以来、夫婦や親子で出かける以外に、友人・知人、兄弟姉妹、韓国からの留学生たちを招待したり、またいろいろな方にも紹介してきました。雷門をくぐって、仲見世通りを進んで行くと、中ほどで新仲見世通りと交差します。そこを通り越して少し先に進み、次の道を左に曲がると、右側の角に「麻鳥」(写真参照)があります。アーケードが仲見世通りを覆っていない時は、仲見世通りを歩きながら左手を見上げると、仲見世の屋根越しに「麻鳥」の看板が見えてきます。私が「麻鳥」を名店と呼ぶ理由は、次の点にあります。これらの諸点は、食べ歩きを始めてから50年になる私が、料理の分野を問わず、店の判断基準としていることです。食材が良いこと。料理が美味しいこと。料理の出来が安定していること。値段が安いこと。店の人たちの応対が良いこと。終日禁煙であること。いまはやりの星の数で表現すれば、☆☆☆☆と半分。残りの星半分は、絶えざる努力目標。「麻鳥」の出発点は、初代社長夫婦が柳小路で開いた「月見草」というお店がはじまりです。そして、今から40年ほど前に、現在の場所に移りましたが、当時は平屋だったそうです。お店のまえの槇の樹は、女将の話によれば、植えてから34年になるとのこと。私は、2003年に自費出版した『牛肉偽装事件の真相とその後―雪印の社会的責任を問う』(B5判、257頁)の中で、項目を設けて「麻鳥」と雑賀社長について詳しく書いていますので、その一部分を紹介します。「実は、「麻鳥」の社長である雑賀(さいが)昭裕さんは40代半ばの三代目だが、この店の他にも、炭火焼会席「蔵」(公会堂横通り)、シーフードレストラン「月見草」(浅草並木通り)を経営している。社長のお母さんの妹・築井(つくい)久江さんが、女将を引退したお姉さんの代理として店を手伝っているが、彼女は社長のことを「若」と呼び、とても働き者だと誉めている。社長が働き者の店は、それなりに緊張感を持った活気がある。雑賀社長の母方の実家が千葉の勝浦にあり、魚介類はその勝浦から直送されてくる。魚介類が新鮮なこともうなずける。だが、この店の食材の良さはそのことだけに留まらない。雑賀社長の信念は、「おいしいものを安く提供すること」である。そのために、彼は常に妥協することなく、本物を志向して食材を選んでいる。例えば、昆布は利尻から大きな昆布を取り寄せ、椎茸は大分から取り寄せている。米は、炭火焼会席「蔵」の総料理長の実家がある、新潟の下田(しただ)村から送ってもらっている。これは、ある時、総料理長の実家から贈られた米を炊いて食べたところ、あまりにも美味しかったので、それ以来、店で使う米を送ってもらうようにしているとのこと。その方が、混ぜ物をされる心配をせずに、安心してお客さんに出せると言う。確かに、釜めしの米がうまい。雑賀社長のやり方は、最近はやりの「こだわり」という言葉とは違う。高品質の食材を使っていることを声高に宣伝することなく、とにかく「おいしいものを、安く提供することに徹していて、気風(きっぷ)がいいのである。」こういうお店だから、浅草寺境内で平成中村座の公演を実現した時から、中村勘三郎さんが気に入って、二階の座敷席で打上げなどの宴会を度々行なっていたと聞きました。浅草公会堂で正月に行われる若手歌舞伎の際には、予約者には「麻鳥」の釜めしが届けられてきました。「麻鳥」電話番号 03-3844-8527 営業時間 午前11時~ (ラストオーダー 午後九時) 年中無休本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから