2013年10月25日
憲法便り#400:昭和20年10月25日付『朝日新聞』、「天皇御退位の論議現在考えられぬ」ほか
昭和20年10月25日(木)の「日本の民主化と憲法民主化の日歴」
昭和20年10月25日付『朝日新聞』
[社説]
「経済民主化の実現」
[主な記事]
〔一面〕
天皇御退位の論議 現在考えられぬ、内閣記者団に 近衛公、真意を弁明。
旧日政系の三派 大同団結へ、早ければ来月上旬結党。
法律運用に査察網。
アンラ(連合国救済復興会議)へ食糧懇請、四百万トン買入れとは別個:厚相、米記者と会見。
郵務、電務両局新設:逓信院、官制を改正。
圧倒的な持株比率:四大財閥(三井、三菱、住友、安田)独占の現況。
持株清算を決定、三菱財閥解体の方向。
〔国外〕
未来の戦争:国の中心から敵へ痛打。セ少佐、広島を視察して語る【AP特約】
自治生活が「民主」の源、スイスに学ぶ完了独善の追放【チューリッヒ特電】
賠償問題研究へ 白聖館(ホワイトハウス?)特別使節団来月来朝【星条旗二十四日付】
比島山中に日軍残存:一万五千人が比島原住民軍への降伏を拒絶【マニラ特電二十三日発=AP特約】
ジャワ激発鎮撫、スカルノ(大統領、博士)氏活動【バタヴィア二十三日発SF=同盟】
〔二面〕
盛り場はどうなっている 露店から新宿復興
上野は暗い賑わい
簇生(そうせい=草などが群がり生えること)する銀座のキャバレー。
*浅草については興味深い内容なので、後日「浅草寺戦跡めぐり&名店「釜めし 麻鳥」(その6)」で、全文を紹介します。
受刑者労務を生産へ:民需品や藍、食糧など。
朝鮮人(軍人・軍属)にも退職年金、連合軍司令部発表。
食糧配布の今後:総合配給所は廃止、隣組単位の自由登録。石原都経済局長談話。
朝鮮から藍七万トン、連合軍司令部も快諾。
陸士、海兵からの優先転学に反対、第二早稲田高等学院生の決議。
早大に“賠償”講座。
立大にアメリカ講座。
YMCA再び活動。
阪大を総合大学に。
餓死防止対策 政府に実行要望。
正力社長要求を拒否、讀賣全従業員闘争に入る。(讀賣争議については、後日、別途『憲法便り』に、まとめて掲載の予定)
潜水艦秘話(下):沖縄に「回天」の奮戦、取り残された海底空母。
※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、
こちらから歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
安倍首相と石原慎太郎議員は、「ウソも百回言えば真実となる」というヒットラーばりのデマを繰り返しています。
ならば、本書の真実で、世論の千倍返しを!