米国で母親の壁が人種差別反対デモの青年守る!
2020年7月24日(金)(憲法千話)
憲法便り#3487:米国で母親の壁が人種差別反対デモの青年守る!
2020年7月24日(金)付『しんぶん赤旗』日刊紙第5面を引用しました。
【新聞への説明文】
22日、オレゴン州ポートランドで警察の暴力などに抗議する母親たち(ロイター)
【見出し】
米国で「母親の壁」人種差別反対デモの青年守る
【記事】
【ワシントン=遠藤誠二】人種差別に反対する抗議デモを取り締まるためにトランプ米政権が連邦捜査局(FBI)など連邦政府の治安要員を投入していることに対抗し、母親たちが立ち上がりました。22日までにニューヨーク、シカゴ、デンバーなど6都市で、抗議デモに参加する青年を守ろうと「母親の壁」(ウオール・オブ・マム)が結成され、メンバーは9000人以上になっています。
母親たちは黄色いTシャツを着て、ヘルメットを着用し、「連邦政府よ、どきなさい。母親たちがここにいます」「私たちの子どもを放っておいて」などと書いたプラカードを手に、抗議デモを行う息子や娘の回りに「人間の壁」を作ります。
トランプ政権は「法と秩序」を維持するとして、各地に連邦政府の治安要員を派遣しています。先週、西部オレゴン州に投入された要員らは、組織名や所属も明かさないままデモ参加者を拘束しており、同市のウィーラー市長が「憲法違反だ」として撤退を要求。オレゴン州当局や人種団体が訴訟を起こしています。
米国では、凶悪犯罪や州をまたぐ犯罪はFBIが捜査にあたりますが、通常の治安維持や犯罪の取り締まり・捜査は、地元警察が行います。連邦政府の治安要員を送り込んだ今回のケースは極めて異例で、治安要員は「トランプの秘密警察」との批判があがっています。
【岩田からの一言】
覚悟の出来た母親たちの姿は、たくましく、そして美しい。
一方、日本では、「マザー」という異常な映画の宣伝が毎日行われている。
日本の社会が病んでいると思うのは、わたしだけでないと思う。
今後の、日米両国の青年たちの思考や行動の違いにも、注目をしていきたい。