2020年8月27日(木)(憲法千話)
憲法便り#3581:NHK広島放送局のツイッターが、朝鮮人への差別を扇動する投稿!
2020年8月25日(火)付『しんぶん赤旗』を引用しました。
←公共放送は差別扇動するなと抗議する人たち=23日、東京都渋谷区
←問題になっている投稿のひとつ
【見出し】
公共放送がヘイトスピーチ
NHKに市民抗議
検証と謝罪を要求
【記事】
NHK広島放送局のツイッターが、朝鮮人への差別を扇動する投稿をして批判されています。東京都渋谷区にあるNHK放送センター前で23日、約50人が集まる抗議スタンディングが行われ、「NHKは差別扇動をするな」「しっかりした検証と謝罪を」と求める声があがりました。
同局は、ツイッターで「1945年ひろしまタイムライン」と題する企画を実施。戦争当時にSNSがあったらとの設定で、被爆者の日記やインタビューを参考に3人のキャラクターを作成して文章を創作し、それぞれ発信していました。
問題になっているのは、中学1年生だった「シュン」のつぶやき。「朝鮮人の奴(やつ)らは、『この戦争はすぐに終わるヨ』『日本は負けるヨ』と平気で言い放つ」(16日)。「朝鮮人だ! 大阪駅で戦勝国となった朝鮮人の群衆が、列車に乗り込んでくる!」(20日)などと投稿されました。
これに対し、朝鮮人への暴力的イメージや差別を扇動する投稿だとして批判の声があがり、同局は、配慮が不十分だったとした上で今後、「必要に応じて注釈をつける、出典を明らかにするなどの対応をとり、誤解が生じないように努めます」との説明をホームページに掲載しました。
抗議スタンディングでは、「公共放送が在日朝鮮人への差別感情をあおっている」「投稿に対するきちんとした対応と謝罪、検証を」の声が相次ぎました。
抗議を呼びかけた都内在住の男性(30)は、「過去と現在の境目をあいまいにして、何の説明もなく当時の表現を投稿すればヘイトスピーチになる。NHKがしっかりとしたコメントを出すまで抗議します」と話していました。
【岩田からのふた言、三言:昨日、2020年8月26日(水)付『憲法便り#3580』で、『「大竹まことのゴールデンラジオ」に、「お化けより怖いもの、それは『NHK関西ニュース』による事実の改ざん」を投稿しました!』と述べた。これを伏線として、今回の『NHK広島放送局のツイッターが、朝鮮人への差別を扇動する投稿!』を連続的に取り上げた。抗議行動について、事前に知っていれば、わたしも参加したかった。NHKには、良心的な人たちが頑張っていることも知っている。だから、このような悪質な行為については、それがのさばらないように、はっきりと、きつく批判し、反省を促す必要がある。】