魅力ある横浜にカジノは必要?
2020年9月30日(水)(憲法千話)
憲法便り#3640:魅力ある横浜にカジノは必要?;歴史・文化を残す未来を!ダンサーでラスベガスに在住歴のある能登原あいさんが語る!!
2020年9月29日(火)付『しんぶん赤旗』日刊紙第13面を引用しました。
【見出し】
「魅力ある横浜にカジノは必要?」
「歴史・文化残す未来を」
「ダンサーでラスベガスに在住歴 能登原あいさん」
【記事】
「横浜市はカジノに伴うリスクを受け入れる覚悟があるのでしょうか?」―米国在住でラスベガスに暮らしたことがある、ダンサーの能登原(のとはら)愛さんは疑問に思います。カジノ誘致の是非を問う住民投票に賛成し、直接請求署名にも魚維持ました。(足立裕子紀子)
母親のスタジオで2歳半からバトントワリングを始め、日本代表として世界選手権にも出場した能登原さん。幼い頃から夢だった世界的エンターテイメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の舞台にも立ちました。
世界最大級のカジノホテル「MGMグランド」の常設劇場で「KA(カー)」の準主役(ダイアナ)など合計2年間、観客を魅了してきました。現在はニューヨークに住み、ダンサーやバトンのコーチとして活躍中です。
「ラスベガスは人工的に造られたカジノの街で、横浜は歴史ある港町。成り立ちが全く違いま」と能登原さん。二つとも大好きな街ですが、「横浜をラスベガスのようにするよりも、歴史・文化を継承し将来につなげてほしい。残すべき価値あるものを大事にしてほしい」と願っています。
「だいたい今でも十分魅力的な横浜にあえてカジノを必要がありますか?しかも新型コロナのパンデミックの、今この時に」と首をかしげます。
8月に一時帰国し、子どもたちにバトンを教える能登原さんがカジノで最も懸念するのは治安の悪化です。
「カジノはドラッグなどの犯罪と隣り合わせの危険があります。“カジノの街・横浜”ができれば日本もどうなるか」と懸念します。
「治安が悪くなると言われても想像できないほど日本は平和です。けれどカジノができるって、そういうこと。行政は前例のない犯罪に対処できるのか? 私はニューヨークでコロナ禍から来る治安悪化を目の当たりにし、その怖さを思い知りました」と話します。
「そもそもカジノは経済対策になりますか? もっと横浜らしい違う方法を考えてほしい。将来を担う子どもたちが安全に暮らせる街を望むのは一社会人として当たり前の責任だと思っています」