2020年11月10日(火)(憲法千話)
憲法便り#3838:ショート・ショート;7日に立冬を迎えたのに、八百屋さんの店頭に大きなスイカが並んでいるのを見て、スイカの季語を調べてみた!

7日に立冬を迎えたのに、高田馬場の「さかえ通り商店街」の青果加藤商店の店頭に大きなスイカが並んでいる。
11月に入ってから、12個を売り切り、一昨日もまた6個を並べていた。今夕、前を通りかかると、一つ売れていて、五個が並べられていた。
大将の了解を得て、写真を撮らせていただいた。
(11月11日追記:夕方、買い物散歩の帰りがけに店の前を通ると、スイカは四つになっていた)
(11月14日追記:夕方、買い物散歩の帰りがけに店の前を通ると、スイカは三つになっていた)
(11月16日追記:夕方、買い物散歩の帰りがけに店の前を通ると、スイカは残り二つに)
スイカは夏が旬。
ところが、スイカの季語は立秋(8月上旬)。
生活実感とは違っている。
季語の成立を調べてみると、万葉集にさかのぼる。
『能因歌枕』での季語数は150だったが、現在は5000を超える。
芭蕉のころは2626(傍題を含めると5754)という。
妻はスイカが嫌いなので、昨夏までは、冷蔵庫のスペースを占拠してしまうスイカを買うことを控えていた。
だが、今夏は、猛暑の中、落合百景を取材するために歩き回ったので、連日スイカを食べた。
さすが、立冬を過ぎた今は、スイカを見ても、甘いと聞いても、食指が動かない。
小玉ではなく、大きなスイカをどんな人が買っていくのだろうか?
ついでに、冬瓜(とうがん)の季語も調べてみた。
冬の瓜と書くが、旬は夏。
夏の風物詩である。
だが、季語は、こちらも立秋。