2020年11月26日(木)(憲法千話)
憲法便り#3849:選挙に行って政府代える!核なき世界へ 禁止条約批准を!!兄が戦死した音楽評論家・湯川れい子さんの決意!!!
2020年11月26日(木)付『しんぶん赤旗』日刊紙第1面を引用しました。
私の父は海軍大佐、兄は戦死しました。戦争の悲惨さを知る世代です。「核兵器と人類は共存できない」ということを感じ続けてきました。
1959年に、「人間社会に核兵器があってはいけない」と表明してからことあるごとに署名の呼びかけ人になってきました。
禁止条約が1月22日に発行されることが決まり、やっとここまで来たという思いです。
条約発効を促進し、賛同した50カ国の国々の方々に感謝しかありません。
でもこの50カ国の中に日本が入っていないことはとても悲しいことです。本当の活動はこれからです。
禁止条約の発効が確定してから、インターネット上の署名サイトで日本政府に禁止条約の署名・批准を求める署名が始まり、私もそれをツイッターでリツイートしました。
もっと多くに人たちが賛同し、世論の力で日本が条約に参加するようになれば、国際的にも評価されるようになると思います。
日本政府は禁止条約に参加せずに、核保有国と非核保有国の取り持つなんて言っていますが、これはとても変だと思います。まず日本が意思表明して、核兵器をなくす先頭に立つべきでしょう。
核兵器によって武力行使が抑止されるとは思えません。存在することだけでも危険なことだし、平和とは両立しないと思います。
宮城県の村井知事が、女川原発2号機の再稼働にかかわって、[事故があったらダメとなると、すべての乗り物を否定することになると」発言していました。
乗り物と原発を並列で考えるのは、認識があまいと思います。核兵器についても同じです。人間がコントロールできない。そのことを私たちは認識しなければならないのです。
国民一人ひとりが、核兵器に頼らず、武力行使をせずに平和な世界を実現することを願わなければ、実現しない難しい課題です。
諦めず、署名を広げましょう。選挙に行って核兵器禁止条約に署名する政府を実現させましょう。
↓湯川れい子さん