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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2021年 03月 16日

憲法便り#4614:津波にのまれ九死に一生;「早めの避難」語り継ぐ! 3・11で死者14人・行方不明2人の千葉県旭市飯岡地区在住の仲條富夫さん(当時63歳)の証言!(記事全文の文字起こしをしています)

2021年3月16日(火)(憲法千話)
憲法便り#4614:津波にのまれ九死に一生;「早めの避難」語り継ぐ! 3・11で死者14人・行方不明2人の千葉県旭市飯岡地区在住の仲條富夫さん(当時63歳)の証言!(記事全文の文字起こしをしています)*昨日、今日と、連日茨城県南部で震度3~4の地震が続いているのが生々しい!
2021年3月13日(土)付け『しんぶん赤旗』日刊紙第13面を引用しました。
 「港の水が消えた。これは大変なことが起こるぞ」。仲條さんは急ぎ自転車をこぎました。途中、悲鳴が聞こえ振り向くと、黒い波が大堤防を超えて迫ってきます。3波にわたり津波が襲い、旭市だけで死者14人、行方不明2人、全壊・半壊などの住宅被害3828棟の被害がありました。
《無我夢中で》(中見出し)
 地震のあった午後2時46分、仲條さんは海岸から50メートルの自宅にいました。津波予想は2メートル。堤防が4メートルなのでしのげると思っていましたが、1時間後の第1波は堤防を超え、自宅直前まで迫ります。近隣住民は避難しましたが、寝たきりの母を残してはいけないととどまります。第2波は堤防がせき止めました。
 仲條さんは当時、飯岡地区社会福祉協議会の会長。1人暮らしの高齢者が逃げ遅れていないか安否確認に走ります。その帰り、地震から2時間半後の午後5時すぎ、目にしたのが第3波の津波です。
 自宅まで50メートル、堤防の階段を下りて自転車に乗ろうとした瞬間、「波で自転車ごと流された。最初は30センチほどだったが、そのうち自分の身長くらい深くなった」。自宅では妻と息子と愛犬が2階に避難、仲條さんが自宅前の道を流されるのが見えました。家からの「お父さん」と叫ぶ声は届きません。仲條さんは「おぼれているいる人がバタバタしている感じだった。100メートル流されたところで、魚屋の窓の隙間に偶然伸ばしていた手がかかり助かった」。
 平屋の離れには寝たきりの母、介護の妹。妹は「死ぬときは一緒だから」と母と同じベッドに上がります。津波の直撃を受けますが、幸いにもベッドが波に浮かび、一命をとりとめました。
憲法便り#4614:津波にのまれ九死に一生;「早めの避難」語り継ぐ! 3・11で死者14人・行方不明2人の千葉県旭市飯岡地区在住の仲條富夫さん(当時63歳)の証言!(記事全文の文字起こしをしています)_c0295254_05224364.jpg





















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津波で崩れた仲條さんの自宅



























































































































by kenpou-dayori | 2021-03-16 09:05 | 東日本大震災10年・そして復興


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