2021年5月5日(水)(憲法千話)
憲法便り#4981:去る4月20日、国立国会図書館の帰りがけに、10年前の3・11当日に帰宅した時の道を辿りました。途中でデジカメの電池がなくなってしまったため、神楽坂の手前までを掲載します!
3・11は、最近の余震によって、まだ続いていることが判りました。
記憶すること、語り継ぐこと、新たな震災に備えることの重要性を認識し、教訓に学ぶこと等々。
わが家では、「津波てんでんこ」に学んで、大震災が起きた時には、避難方法は、「てんでんこ」ということにしています。
デジカメの電池の残量を気にして、必要最小限の写真しかとらなかった。
そして、メモも残しておかなかった。
そのため、今日、まとめようとしてみて、極めて不充分であることが分かった。
折をみて、追加取材を行う必要があるが、とりあえずあるものだけを掲載する。
3・11当日、私は、国立国会図書館の新館4階にある
新聞資料室で調査をしていた。
家に居る妻に携帯電話がつながらないでの、
家まで歩いて帰ることにした。
新館を出て、すぐ左に曲がり、
当時社民党本部があった方向に向かった。
これが、その坂道
坂道を下りて右手に曲がり、三宅坂のインターチェンジの下を通って、左手に見える横断歩道を渡る。
半蔵門方向に多断歩道を渡る
多断歩道を渡った左側には最高裁判所がある
半蔵門方面を目指して、まっすぐに進む
左手に国立劇場を見ながら半蔵門方向に進む
写真の真ん中に写っているガラス窓が光っているのが半蔵門会館。
これには、危険を感じた。
横断歩道を半蔵門会館の側に渡る
半蔵門会館の角から四谷方面を臨む。
この下を地下鉄半蔵門線が通っている。
半蔵門会館の前で、お堀側に横断歩道を渡るため信号待ちをしていると、「ごおー」という大きな音が聞こえてきた。
はじめは、地下鉄が来たのかと思ったが、それは大きな余震の音だった。
ビルから出てきて、信号待ちをしていた多くの人たちが、怖がって、赤信号を無視して横断歩道を渡り始めた。お堀側に交番があるが、警官は、交通整理に出てこなかった。
わたしは、先頭にたって、自動車の通行を止めながら人々が安全に渡れるようにした。
渡り終わると、女性たちが、「ビルが揺れている」と言って騒ぎ始めた。みると、ビルとビルがぶつかりそうなくらいに、大きく揺れていた。
お堀側の道を靖国神社方面に進む
余震が続いていて、桜の太い枝が上下に1メートルほども揺れていたが、その下をくぐりながら進んだ
千鳥ケ淵戦没者墓苑にある公衆トイレに立ち寄った。
突き当たりが、その建物
この公衆トイレで小用を足している時に、目まいのような揺れを感じたが、
これは気のせいではなく、余震だった。
3・11当日、大鳥居手前のなだらかな坂道に、多数の人たちが座り込んでいた。
両脇には、巨大な石柱や石灯籠があるので、危険な状態であった。
正面の巨大な鳥居
←
大鳥居手前の、靖国神社の巨大な石柱
←正面に向かって右側の大きな石灯籠
↓大きな石灯籠(正面に向かって左側)
靖国神社の前を通り過ぎて、神楽坂方面に進み、右側のセブンイレブンで、500mlのミネラルウオーターを二本購入。