憲法便り＃５０２０：わたしが勝手に「ひきこもり応援歌」と呼んでいる「ナマコのマーチ」（「やなせたかし＆いずみたくからの歌のおくりもの『０歳から９９歳までの童謡』」より）を紹介します！

２０２１年５月１０日（月）（憲法千話）

憲法便り＃５０２０：わたしが勝手に「ひきこもり応援歌」と呼んでいる「ナマコのマーチ」（「やなせたかし＆いずみたくからの歌のおくりもの『０歳から９９歳までの童謡』」より）を紹介します！

やなせたかしさんが、あるとき、テレビの映像で暗い海底にいるナマコの行列をご覧になって、この詩をお書きになったと聞いたことがあります。

ナマコの行進曲（マーチ）

若いナマコが悩んでいた

こんなみじめなくらい海で

なんにもせずに死にたくない

こころはつよくさけんでいた

　どこかにあるすみれいろのくに

　そこへつづくひとすじの道

　すすめ　すすめ　ふりむくなナマコ

　すすめ　すすめ　ふりむくなナマコ

どうしてナマコに生まれたか

こんなかなしいからだをして

泳ぎたくても泳げないが

こころはつよくさけんでいた

　どこかにあるすみれいろのくに

　そこへつづくひとすじの道

　すすめ　すすめ　ふりむくなナマコ

　すすめ　すすめ　ふりむくなナマコ

くらいさびしい海の底で

あすを夢みる若いナマコ

なんいも見えず口もきけず

こころはつよくさけんでいた

　どこかにあるすみれいろのくに

　そこへつづくひとすじの道

　すすめ　すすめ　ふりむくなナマコ

　すすめ　すすめ　ふりむくなナマコ

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【関連】

２０２１年５月１０日（月）（憲法千話）

憲法便り＃５０１７：今日（明日に訂正）は、いずみたくさん没後２９年。「やなせたかし＆いずみたくの『０歳から９９歳までの童謡』」の中の一曲「なまこのマーチ」を紹介します！

やなせたかし＆いずみたくの『０歳から９９歳までの童謡』

今日５月１１日は、いずみたくさん没後２９年にあたるとのこと。

いずみたくさんの作品は、以下に見るように、広く知られた名作が多い。

ざっと挙げても、

見上げてごらん夜の星を（坂本九）

上を向いて歩こう（坂本九）

太陽がくれた季節（青い三角定規）

夜明けのうた（岸洋子）

希望（岸洋子）

世界は二人のために（佐良直美）

いい湯だな（ザ・ドリフターズ／デューク・エイセス）

恋の季節（ピンキーとキラーズ）

ふれあい（中村雅俊）

夜明けのスキャット（由紀さおり）

「見上げてごらん夜の星を」や「ふれあい」はよく歌ったし、

「夜明けのスキャット」は、娘の名前をつけるきっかけとなった。

これらの歌のほかに、わたしが気に入っている歌は、

「やなせたかし＆いずみたくの『０歳から９９歳までの童謡』」の中の一曲

「なまこのマーチ」である。

いま、歌詞を調べているが、インターネットでは探せなかったので、後で追加したい。

曲の前半は、短調で静かな出だしだったと思うが、後半は明るい、テンポの良いメロディで、希望がもてる感じになっている。

私はこの歌を、勝手に「ひきこもり応援歌」と呼んでいる。新宿区立下落合図書館で、

「やなせたかし＆いずみたくからの歌のおくりもの『０歳から９９歳までの童謡』」と題する２枚組のＣＤを借りてきた。

その中に「なまこの行進曲（マーチ）」が含まれていたので、歌詞を紹介します。