2021年6月19日(土)(憲法千話)
憲法便り#5164:佐賀県・玄海町が原子力協力金で作成した原発の“安全神話”を宣伝するカレンダーを2010年以降毎年配布!
2021年6月18日(金)付『しんぶん赤旗』日刊紙第15面を引用しました。
【記事の全文】
佐賀県玄海町が原子力協力金で作成した原発の安全神話を宣伝するカレンダーを配布
九州電力玄海原発の立地する佐賀県玄海町は、町が原発の設備などについて、「十分な安全性を確保」「安全性が確認」となど宣伝するカレンダーを住民に配布し、批判の声が上がっている。
問題のカレンダーは、町が発行・配布。B3サイズよりも少し大きい壁掛け型と、A5の卓上型の2種類をセットにして、町が区長を通じて町全体の約4分の3にあたる1500世帯に配っている。
カレンダーには月ごとに原発の施設や放射性廃棄物などの説明が書かれているが、危険性には一切触れていない。6月のページ、使用済み核燃料プールの貯蔵能力変更の説明では、タマネギ・キャラのイラストに「安全性はこれまで同様に確保去れるのじゃ」と吹き出しで記載。また、10月のページには「原子力はCO2排出量がすくないんじゃな」と書かれている。
カレンダーは毎年作成され、町によると、2010年度のカレンダーが確認されている。
同町防災安全課では、原発や放射能の解説などが記載されている理由について「原子力交付金を使って作成しているので、原子力や放射能のことを知ってもらうため」と述べている。
日本共産党玄海支部の片山裕子志部長は「福島の事故を見て、原発事故がどれほどの被害をもたらすかは明らかにされたと思います。なのに、いまだに町は『安全神話』にしがみついている」と批判。
*岩田からのひと言:驚くべき無知、無反省、ペテン。許せない!