2021年7月5日(月)(憲法千話)
憲法便り#5256:『月刊Hanada8月号』で安倍晋三前首相が、東京五輪・パラリンピックの開催反対について「きわめて政治的な意図を感じざるをえません」「共産党に代表されるように、歴史認識などにおいても、反日的ではないかと批判される人たちが、今回の開催に強く反対しています」などと暴論を展開しました。
2021年7月4日(日)付『しんぶん赤旗』日刊紙第2面を引用しました。
【記事の全文】
『月刊Hanada8月号』で安倍晋三前首相が、東京五輪・パラリンピックの開催反対について「きわめて政治的な意図を感じざるをえません」「共産党に代表されるように、歴史認識などにおいても、反日的ではないかと批判される人たちが、今回の開催に強く反対しています」などと暴論を展開しました。
日本共産党が五輪の中止を主張するのは、五輪より命を大切にするのが政治の責任だと考えるからです。専門家は五輪を開催すれば、感染のリスクが大きくなることは避けられないと警告しています。
しかも、五輪開催の「中止」「再延期」を求める世論はいまだに6割超(毎日新聞)です。コロナ感染拡大を懸念する多くの国民が「中止」を求めることを「反日的」とでも言うのでしょうか。
日本共産党の志位和夫委員長はツイッターで「自分に反対するものを『反日』とレッテルを貼る。こういう貧しくも愚かな発言を、一国の総理までつとめたものがしてはならない」と厳しく批判しています。