2021年7月12日(火)(憲法千話)
憲法便り#5270:【再録シリーズ】土下座外交の始まり!憲法便り#625:東久邇宮首相の手紙:米国民よ、真珠湾を忘れては下さらないか、我々日本人も原子爆弾による惨禍を忘れよう、そして全く新しい、平和的国家として出発しよう!
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【再録】
2014年8月5日
憲法便り#625:東久邇宮首相の手紙:米国民よ、真珠湾を忘れては下さらないか、我々日本人も原子爆弾による惨禍を忘れよう、そして全く新しい、平和的国家として出発しよう
今年も、原水爆禁止世界大会が開催されている。
世の中には、忘れて良いことと、決して忘れてはならないことがある。
広島、長崎への原爆投下による惨禍は、決して、忘れてはならないことである。
だが、昭和20年9月16日付けの『朝日新聞』一面で報道された、米人記者からの質問に応えた東久邇宮首相の手紙は、無責任極まりないものであった。
ここに、紙面そのものを紹介する。
赤で傍線を記した9行は次の通り。
「米国民よ、どうか真珠湾を忘れて下さらないか、われわれ日本人も原子爆弾による惨禍をわすれよう、そして全く新しい、平和的国家として出発しよう、米国は勝ち日本は敗けた、戦争は終った、互いににくしみを去ろう、これは私の組閣当初からの主張である」
※平和憲法を守る闘いに寄与するため、5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―
(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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