憲法便り＃５８１４：ストライキが相次ぐ米国！今年に入って３００件を超す！コロナ下、各地で賃上げを獲得！不公正などの是正を求め、労組への支持が高水準に！

２０２１年１１月２６日（金）（憲法千話）

憲法便り＃５８１４：ストライキが相次ぐ米国！今年に入って３００件を超す！コロナ下、各地で賃上げを獲得！不公正などの是正を求め、労組への支持が高水準に！

２０２１年１１月２６日（金）付『しんぶん赤旗』日刊紙第６面を引用しました。

【冒頭の部分を紹介します】

　米国では、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的流行）が続く中、各地の大手企業で労働者がストライキを実施し、相次いで賃上げや労働条件の改善などを勝ち取っています。団結した労働者の動きが、国民の間に支持を広げています。（ワシントン＝遠藤誠二記者）

　

《今年に入りストライキが３００件を超す》

　コーネル大学の調査によると、米国では今年、今月２１日までに３０７件のストが実施されています。１０月以降は、その３分の１にあたる９９件、今月だけで４１件と増えています。１０月には３万人近い労働者が参加しました。

　この背景にあるのは「ストライクトーバー」（ストライキとオクトーバー（１０月）を合わせた言葉）と呼ばれる運動。米ナショナルセンター、米労働総同盟産別会議が推進してきました。シューラ―同議長は米紙ワシントンポスト１０月２６日付に「ストライクトーバーは混とんの兆しではなく、この国にとって健全な発展だ」と寄稿しました。

　この間、食品製造業の労組「製パン製菓タバコ製造製粉労働組合」に加盟するシリアル食品大手ケロッグの労働者によるストが１０月５日に始まり、１カ月半以上に及んでいます。

　全米自動車労働組合加盟の農業・建設機械大手ディアの従業員は３５年ぶりにストを決行。１カ月に及ぶストを経て今月１７日、暫定合意を受け入れました。

　西海岸３洲の大手医療保険組織「カイザーパーマネント」の施設で働く看護師・薬剤師、医療従事者約３万人が賃上げ等を求めてストを構えたところ、１３日に会社側と合意に至りました。（以下、略）

←米ミシガン州デトロイトのゼネラル・モーターズ本社前で集会を開く全米自動車労組の人たち＝１０月１７日（ロイター）