2022年2月27日(日)(憲法千話)
憲法便り#6174:神戸市で、須磨平和委員会を結成!オンライン企画を軸に!日本列島津々浦々;各地の取り組みを紹介します!2022年2月15日(火)付『平和新聞』第2283号第3面の全文を引用しました。
神戸市須磨区で、1月19日、須磨平和委員会が発足しました。会員25人での始動です。
「スタート会議」には8人が参加、結成までの経過を振り返り、会則や役員体制を確認しました。参加者は「今日の政治的状況を見て、平和委員会が必要だと思った」「平和のために自分も何かできると思うとうれしい」などと、抱負を交流しました。
結成へ大きく動き出したのは、2020年11月の日本平和委員会視聴会です。38人の参加を得て、平和委員会結成を提起しました。
1回目の準備会を同年12月に開いて以降、世話人を中心に毎月会議を行うとともに、オンライン学習会はじめ昨年の全国大会や日本平和大会の視聴会も開き、それぞれ15人前後が参加してきました。鹿児島・馬毛島の軍事基地化の問題では、日本平和委員会が行った学習交流会の視聴会で西之表市長選の支援募金に1万5000円が寄せられ、基地建設に関わる環境アセスには須磨区から50を超える意見書が出されました。
映画『矢臼別物語』上映会や被曝ピアノコンサートも計画しましたが、新型コロナ感染拡大のため、延期を余儀なくされています。
沖縄を出発点に(中見出し)
準備会企画の共催者に名を連ねるなど、結成を支えたのは「須磨・沖縄の会」でした。年に1,2回沖縄ツアーを実施して辺野古の座り込みに参加したり、映画会や毎月の学習会を行って、沖縄の基地強化反対の世論を広げてきました。
結成をけん引してきた山本ふみ子さんは沖縄の会で学ぶ中で、日韓問題や憲法問題に取り組む必要を感じてきました。5年ほど前に入会し、定年を機にやりたいことを考えて浮かんだのが、須磨に平和委員会をつくることでした。
沖縄の会のメンバーに平和委員会入会を呼びかけ、準備会世話人を構成。準備会は学習を重視し、「ためになる」「自分も力になれる」と感じられる場にしようと務めました。
結成準備が進む中で入会した山本まゆみさんも、沖縄の会の一員です。まるで植民地のような沖縄の実態に怒り、日米安保条約破棄を目指す平和委員会に共感しました。「安保容認の人は多い。学習もして、安保不要の考えに賛同する人を広げたい」と言います。
今後は月例会で会員の学習や交流を計ります。山本ふみ子さんは当面、改憲反対署名に力を入れたいと考えています。誌団体に呼びかけ、大きな運動にしたいと展望します。