2022年4月2日(土)(憲法千話)
憲法便り#6236:『NHKの自立を求めて―放送を語る会の30年』「放送を語る会」編(合同出版、2022年3月1日第1刷発行)を紹介します!(この会に、わたしも参加しています)
◇放送を語る会
視聴者、研究者、放送労働者の3者が視聴者市民のNHKを目指して研究、発言していこうという趣旨で1990年に発足した視聴者団体。以来30年、政権寄りになりがちなNHKに対し、「公正・公平な報道」の実現を主張し続けてきた。また、これまで23回にわたって実施したニュース番組モニターは、客観的手法による分析結果が裁判の証拠資料に採用されるなど、高い評価を得ている。
【内容】
本書刊行にあたって(今井潤)
特別寄稿 「放送を語る会」運動への期待(須藤春夫)
◇「放送を語る会」30年の軌跡
第1章 新「視聴者団体」発進(1988-2000) 府川朝次
第2章 運動体への脱皮(2001―2010) 小滝一志
第3章 広がる連帯の輪(2011―2020) 仁知英保
【寄稿】五十嵐吉美/池田恵理子/石井長世/岩崎貞明/小田桐誠/
川本裕司/渋沢理絵/砂川浩慶/鷹取照義/高野春廣/竹内希依子/
津田正夫/永田浩三/服部邦彦/平林公明/前田丈志/山村恵一
◇資料編
年譜「放送を語る会」全記録/申し入れ・見解・声明・門前ビラなど/
「放送を語る会」モニター活動一覧/「マスコミ市民」「放送を語る会談話室」
執筆者一覧/「放送フォーラム」の記録/「放送問題研究会」の記録
おわりに
推薦 金平茂紀(ジャーナリスト)
NHKが国営放送ではなく、
公共放送として自立しなければ、
民間放送も自立などでき得るはずもない。
奴らの放送から我らの放送へ。
本書で意を新たにした。
(A5判並製280ページ 定価:本体2000円+税)