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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2022年 04月 18日

憲法便り#6492:ロシア人の若者が、トルコでウクライナに連帯! 芸術を反戦の力に!

2022年4月18日(月)(憲法千話)

憲法便り#6492:ロシア人の若者が、トルコでウクライナに連帯! 芸術を反戦の力に!

2022年4月18日(月)付『しんぶん赤旗』日刊紙第1面を引用しました。


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 トルコのイスタンブールで、芸術の力を信じるロシア人の若者が、ウクライナに連帯し、ロシアの侵略に反対する取り組みを始めました。ユリア・メイボロダさん(27)とキリウ・ロマノフさん(23)は、ウクライナ国旗の色である青と黄色の目出し帽をかぶったロシア人らの写真を撮り、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿しています。(イスタンブール=秋山豊 写真も)

 メイボロダさんがカメラを構えると、ロマノフさんがモデルの視線の向きや構図を指示します。ロシア当局の弾圧を避け、トルコに逃れてきた人たちが、目出し帽をかぶることで恐れることなく反戦の意思を表せると言います。

 メイボロダさんはモスクワで結婚式の写真を撮影していました。ウクライナ侵略開始後の3月9日、トルコに移りました。「写真家としてウクライナの人びとに寄りそうことができるはず。私は戦争に反対するロシア人の姿を表現したい」

 ウクライナには親戚や友人がいます。北東部ハリコフに暮らすおばの家はロシア軍の空爆で破壊されました。「ウクライナのみんなと一緒に泣き、不安を和らげるために冗談を言い合うこともあります」「だけど、本当はすごく怖い。それでも人間は支え合える存在だと信じたい」

 ロマノフさんは3月6日にトルコに逃れてきました。ロシアでプーチン政権に反対して活動し、徴兵も拒否しています。同国では18~27歳の男性に1年間の兵役が義務づけられています。

 ファッション関係の広告を制作していたロマノフさんは「プーチン政権は言論の自由を奪いました。だけど私は平和の側に立つアーティストであり続けたい」と語ります。

 「ウクライナの人たちを殺すのも、殺されるのも嫌でした。ロシア兵は性暴力も振るっています。ロシア兵に苦しめられ、殺された人たちを思うとたまりません」

 ロマノフさんは「私には戦争を止める力はありません。だからこそ芸術の力で戦争に反対する人びとを結びつけたい」と語りました。


【岩田からのひと言:今日、2022年4月19日付の『東京新聞』朝刊は、一面トップの扱いで、「ロシアからアルメニアへ若者ら数万人 「自由に発言したい」と出国次々」と報じていた。日本政府は、500人ほどの避難民受け入れただで、自慢げにしているが、いま世界で起きている変化は、そんなちっぽけなことではない】







by kenpou-dayori | 2022-04-18 20:13 | ウクライナ・クリミア


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