2022年12月26日(月)(憲法千話)
憲法便り#6838:「いま言いたい 暮らしと平和;日本城タクシ―社長・坂本篤紀さんの談話、企業は労働者に利益の還元を!」を紹介します!
2022年12月8日(木)付『しんぶん赤旗』日刊紙第1面を引用しました。
岸田文雄首相にLINEしたんやけど「もし、岸田内閣に起死回生の一手があるとしたら、消費税0%を公約に解散してしまうことや」って、返事はないけどね。
不公平な税金(中見出し)
消費税はそもそも「平等で公平がなされていない」税金だよね。ベンツと鉛筆が同じ税率って、おかしいと思うわ。消費税があっても日本が成長できたのは、3%まで。5%になったら成長は止まったやん。10%というのは、完全にアホな議論やわ。消費税やめたらいいだけやが、できへんのやね。
こういうことを話すと「社会保障が成り立たなくなる」という人がいるけど、そんなことないはずやん。社会保障はよくなっていない。消費税を導入してから法人税や高額所得者の税金は下げてきたよね。税の意義は所得の再配分なのにね。
給料が上がらないことも問題だよね。「(小泉純一郎内閣時代に経済財政担当相などを歴任した)竹中平蔵氏が旗振り役となって労働者派遣法を改悪して、労働者が自分の労働を安く売ってしまうようになった。その竹中氏が派遣大手のパソナの会長(現在、退任)になったのって、おかしいと思わんか。安倍晋三元首相もそうやったけど、友だちだけが潤う「お友だち資本主義」が横行してるよね。普通に考えてそれでええんかなって思う。企業は、利益を労働者に還元すべきや。
日本共産党が賃上げや消費税の減税を主張するのは、当たり前のことだよね。
国防とは外交(中見出し)
おかしいことといえば、憲法9条の「改正」を訴える人もやね。「ウクライナは攻められた」というけど、ロシアに9条があったら、戦争はできていないよね。
戦争に乗じて、「敵基地攻撃能力」とか、維新の「核共有」議論とかあるけども、本当の国防っていのは外交やんか。
日本共産党には戦前から侵略戦争に反対し「踏み絵」を踏まなかった歴史があるよね。その歴史を大事にしてほしいし、その上で平和について語る「対話」を大事にしてほしい。 (聞き手・写真 島田勇登記者)
坂本篤紀(さかもと・あつのり)さんの略歴
1965年生まれ。日本城タクシ―株式会社(本社・大阪市住之江区)の代表取締役社長。一般社団法人大阪タクシ―協会副会長、一般社団法人全国タクシ―連合会理事。
【岩田からの一言:こういう時の関西弁の談話は、不思議な説得力と魅力がある】