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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2023年 03月 22日

憲法便り#6916:藤井聡太六冠の強さをAI(人工知能)で分析;電通大伊藤准教授と、教え子で大学院二年の斉藤雅史さんが数値化に成功!

2023年3月22日(水)(憲法千話)

憲法便り#6916:藤井聡太六冠の強さをAI(人工知能)で分析;電通大伊藤准教授と、教え子で大学院二年の斉藤雅史さんが数値化に成功!

2023年3月21日(火)付『東京新聞』朝刊第22面を引用しました。

樋口薫記者のインタビュー記事の見出しは次の通り。

「強い藤井六冠 AI太鼓判」「中終盤の棋力突出 歴代棋士上回る」「電通大准教授ら数値化」

 記事の要点は次の通り。

 *研究では」、日本将棋連盟の協力をうけ1985-2021年度に全棋士が指した約二万三千局と、藤井六冠を含むトップ棋士九人が直近に指した約二千局の将棋を一手」ずつ解析。AIが形成を判断する「評価値」がどう推移したか調べ、新たに導入した「平均損失」という指標により推定できることを確認した。

 *この平均値損失、棋士が「一手指すごとにどの程度形勢を損ねているか」を数値化したもの。

 *人間はAIほど完璧に近い手を指し続けられないため、基本的にはマイナスで表示され、ゼロに近いほど棋力が高いと判断される。

 *分析に際し、形勢に差が付いた局面や序盤(1-40手目)の局面を除くなどの条件を付けることで、棋力がより正確に反映されるよう工夫した。

 *その結果、近年の全棋士の平均損失がマイナス60前後となったのに対し、トップ棋士平均はマイナス45-50と有為差が確認できた。

 *藤井六冠はマイナス30前後と突出して高かった。これは藤井六冠が平均的な棋士と互に十手ずつ指せば、評価値で300以上の差が付く計算となる。

 *伊藤准教授は「近年のプロの対局はAIを使った研究が激化し、序盤の知識が勝敗に直結することも増えたが、最終的には研究から外れた中終盤でミスなく指す能力が重要になる。藤井さんはその力が際だっている」と指摘。

 *羽生善治九段(52)が全七冠を達成した1996年前後は、マイナス40-45で推移している。

 *藤井六冠の数値はプロ入り直後から極めて高く、地力がほぼ完成していた。



by kenpou-dayori | 2023-03-22 17:43 | スポーツ、将棋、囲碁、チェス


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