2023年4月3日(月)(憲法千話)
憲法便り#6931:ご存知ですか!イングリット・バーグマンと名付けられた赤いバラ!
私たち夫婦は、この3月31日に55回目の結婚記念日を迎えました。
その記念に、知人で風景画家の木村新さんの作品「イングリット・バーグマン」を購入し、妻・登美子さんにプレゼントしました。
ギャラリー銀座に展示されていた時の写真
とりあえず部屋の中に飾ってみた写真
絵の裏側には、木村新さんに頼んで、以下の言葉を揮毫していただきました。
「愛する
登美子さんへ
2023年3月31日」
プレゼントには次の言葉を添えました。この投稿は、放送では採用されませんでしたが、その代りにこのブログで公表します。
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2023年3月30日(木)
文化放送 坂口愛美アナウンサーの「本名さん」御中
3月31日で「本名さん」が終了してしまうことを知り、あわててお便りを差し上げることにしました。
私が「本名」で気持ちを伝えたい相手は、愛する妻・登美子さんです。
私は、彼女に敬意を込めて「登美子さん」と呼んだり、親しみを込めて「登美子ちゃん」と呼んだりしています。
私たちはこの3月31日に、55回目の結婚記念日を迎えます。
私は80歳、登美子さんは79歳。
登美子さんは、早稲田大学の一年先輩です。
私が高校生の時、一年間定時制に通いましたが、大学進学のために全日制を受験して入り直したため1年、そして大学受験の目標が定まらず1年間浪人をしたため、年齢と学年の逆転が生じています。
もし、明日3月31日に読んでいただければ、当日は親子で集まることになっていますので、一緒に聞くことが出来ます。ご検討いただければ幸いです。
そして、二人だけで、近くに出来たフランス料理店で夕食をとることにしています。
彼女は71歳の時からMDS(骨髄異形成症候群)という難病の治療中で、一日一日が大切な時間です。もう8年目になります。
歌舞伎役者では先代の市川團十郎さん、落語家では笑福亭仁鶴さん、デザイナーでは三宅一生さん、作家では池波正太郎さんのお名前を挙げることが出来ます。
悪化すると、数ヶ月で亡くなることがあります。
だから、元気なうちに僕の気持を率直に、そして公けの場で伝えておきたいとおもいます。
伝えたい言葉は次の通りです。
「登美子さん、55年間、僕を支えてくれてありがとう。『すこやかなる時も、病めるときも』という言葉の通り、あなたはいつも僕を支えてきてくれました。おかげで、僕は日本国憲法制定期の研究に専念することが出来ました。本当にありがとう。」
「あなたは、幼児教育者として38年間、定年後は15年間教育相談員として素晴らしい活躍をしてきました。心から尊敬しています。」
「71歳の時に、MDS(骨髄異形成症候群)という病を得ても、あなたは持ち前の明るさで乗り切ってきました。」
「あなたに、敬意と愛を込めて、心から感謝の気持ちを伝えます。」
岩田行雄(いわた・ゆきお)