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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2014年 02月 28日 ( 1 )


2014年 02月 28日

憲法便り#551 新聞労連加盟109組合への手紙(全文)をブログに掲載します

憲法便り551新聞労連加盟109組合への手紙
2014年2月27日

今日から下記の手紙を、『心踊る平和憲法誕生の時代』のカタログ、プロフィール、『神戸新聞』および『毎日新聞(宮城県版)』の紹介記事などのコピーを添えて送り始めます。

昨年2月に、本書の出版に先立って、私が利用した当時の新聞61紙の中、『赤旗』を含めて現存する55紙に、「憲法御担当者様」として、出版に至る経緯を書いた手紙を添えてカタログを郵送したが、注文をいただいたのは、『東京新聞』の樋口薫記者と『神戸新聞』の岸本達也記者だけであった。
当初、紹介記事が掲載されたのは、2013年5月21日付け『神戸新聞』だけであったが、その後、同年6月21日付『毎日新聞(宮城県版)』でも紹介された。これは、仙台に事務局がある「『吉野作造通信』を発行する会」の責任者永澤汪恭氏を通じて本書を入手なさった小原博人記者による紹介記事である。


2014年  月  日
          労働組合 御中
拝啓 日頃からの新聞労連の皆様の活動に敬意を表し、初めての手紙を差し上げます。
 東京在住の憲法研究者、岩田行雄と申します。もと出版労連の活動家です。
 私は、昨年四月、安倍内閣の憲法改悪に反対する明確な意思表示として、『心踊る平和憲法誕生の時代―戦後の新聞61紙に見る「憲法民主化」の過程』を、緊急自費出版しました。
 本書は、私が博士論文として執筆途上にある『日本国憲法成立史の実証的再検討』と題する論文の中から、当時の新聞報道、国民の動きの部分を中心にまとめたものです。
 当初、大月書店社長との合意で、2012年11月にA6判160頁(10万語)の小型本として完成稿を提出しましたが、同社の事情により実現しなかったため、情勢に鑑み、緊急自費出版に踏み切ったもので、B5判239頁(20万語)とし、内容も大幅に増やしました。
 調査対象としたのは、昭和20年8月以降、昭和22年の六月初旬までの期間に刊行されていたすべての新聞で、別紙の通り65紙に上りますが、引用したのはそのうちの61紙です。
 主に、国立国会図書館所蔵のマイクロフィルム版を利用しましたが、私が集中的に調査を行った2010年及び2011年の時点で同図書館の所蔵が欠落している部分については、仙台から広島まで、全国各地の県立図書館、文書館等を訪問し、現地で調査を行いました。
 この徹底した調査により、当時の新聞が「憲法民主化」に果した大きな役割と、国民が日本国憲法を歓迎していたことについて、11月3日の日本国憲法公布を中心に、北海道から鹿児島県までの生き生きとした表情を、具体的に明らかにすることが出来ました。
 
本書はさらに、国立国会図書館憲政資料室および議会官庁資料室、国立公文書館、外務省外交史料館に直接出向いて調査した、極秘文書を含む多数の文書に基づいています。主な資料は、
①国立国会図書館のホームページ・電子展示会『日本国憲法の誕生 資料と解説』
 第一章 戦争終結と憲法改正の始動1-23、第二章 近衛、政府の調査と民間案1-20、
第三章 GHQ草案と日本政府の対応1-28、第四章 帝国議会における審議1-17、
第五章 憲法の施行1-14
②入江俊郎関係文書(国立国会図書館憲政資料室所蔵 マイクロフィルム版)
③佐藤達夫関係文書(国立国会図書館憲政資料室所蔵 マイクロフィルム版)
④外務省外交記録(国立国会図書館憲政資料室所蔵 マイクロフィルム版)(30年経過による公開資料)1976年に第一回、第二回公開され、以後も続けられている。(憲法関係資料90点あり)
⑤『日本国憲法に関する談話録音 速記録』:談話者金森徳次郎(一九五七)、談話者佐藤達夫(一九五五)、談話者岩倉則夫(一九五五)
⑥『日本国憲法に関する談話録音』:楢橋 渡談話(一九五四)、佐々木惣一談話(一九五四)、岩倉則夫・藤崎萬里談話要旨(一九五五)
⑦衆議院事務局『帝国憲法改正案委員小委員会速記録』(一九九五年九月)、⑲同「附録」(一九九五年九月)(通称「芦田委員会」の速記録)*秘密会のため、50年後の1995年に大蔵省印刷局からの刊行で公開された。
⑧内閣官房から国立公文書館に移管された「閣議の案件表」などの公開文書。

 安倍内閣の暴走を止め、憲法改悪を阻止するため、新聞労連の皆様にも、日本国憲法成立に大きな役割を果たした当時のジャーナリストの活躍する姿を、是非、力にしていただきたく、本書をお薦めする次第です。ご多忙と存じますが、ご検討の程をお願い申し上げます。 敬具
 岩田行雄
追伸 昨年五月三日から『岩田行雄の憲法便り』と題するブログを開設しておりますので、ご参照下さい。


※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
安倍政権とその補完者である維新の会の暴走を食い止め、憲法改悪を阻止しましょう!

by kenpou-dayori | 2014-02-28 12:36 | 今日の話題