岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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カテゴリ:ご存知ですか?シリーズ( 39 )


2018年 03月 15日

憲法便り#2499:ジョージア語(グルジア語)の文字、ご存知?

2018年3月15日(木)

憲法便り#2499:ジョージア語(グルジア語)の文字、ご存知?

大相撲の、栃の心関は、ジョージア(旧グルジア)の出身です。

彼を応援していますが、今日の時点で、3勝2敗です。大関昇進の可能性はまだあります。

彼が、日本になじむのは大変だったと思います。言葉も、文字も、食べ物も、生活習慣も、文化も、すべて異なっているのですから。

私が、いずれ、暇が出来たら、勉強してみたいと思って、戯れに買った本が手元にあります。

ジョージア語で書かれた、『イタリア語を話しましょう』という本です。

1987年に、首都トビリシで出版されたものです。
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by kenpou-dayori | 2018-03-15 21:27 | ご存知ですか?シリーズ
2018年 02月 22日

憲法便り#2446:昨日、国立国会図書館で、戦時中の「木製飛行機」製作現場の写真を見つけました!

2018年2月22日(木)(憲法千話)

憲法便り#2446:昨日、国立国会図書館で、戦時中の「木製飛行機」製作現場の写真を見つけました!

これは、れっきとした大日本帝国の政府機関、情報局編纂『写真週報』(昭和二十年)二月七日 第三五八号の表紙の写真です。

日の丸の両側に「神」「風」と書かれた鉢巻(はちまき)を締めた男性たちが、緊張した表情で作業をしています。

右下には、「神州の樹々 いま戦ふ翼となりて 醜敵を撃たんとす 造れ! 木製飛行機」

左下には、小さな文字で、「一分一厘の狂ひも見逃さず立派な木製飛行機を造らうと、緻密な機組立作業に必死敢闘する工員たち」とある。
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この時、日本が置かれていた状況は、どのようなものであったか、
拙著『平和憲法誕生の真実』(2008年刊)15頁~18頁を、そのまま紹介します。

【一月】

三日 B29約九〇機大阪、名古屋、浜松、空襲

六日 在支B29約七〇機九州西部空襲

九日 B29約六〇機東京、名古屋に来襲

一四日 B29約六〇機名古屋、伊勢を空襲

一九日 B29約八〇機阪神空襲

二〇日 大本営、本土決戦に関する作戦大綱決定

二三日 B29約七〇機名古屋空襲

二七日 B29約八〇機東京空襲

【二月】

四日 B29約九〇機神戸、松阪に来襲

一五日 約六〇機名古屋空襲

一六日 米機動部隊関東、東海に来襲(約千機)

一九日 B29約一二〇機東京空襲

二三日 米機動部隊再び関東に来襲。米大型機一三〇機東京空襲

【三月】(*東京大空襲)

四日 B29一五〇機東京空襲

一〇日 B29約一三〇機東京空襲、被害甚大(都市焼夷攻撃開始)(*実際は前日から続いた)

一一日 B29約一三〇機名古屋来襲

一三日 B29九〇機大阪来襲

一七日 硫黄島守備隊全滅

B29約六〇機神戸空襲

一八日 米機動部隊九州南部、四国空襲

一九日 米機動部隊阪神、呉空襲。B29名古屋空襲

二一日 硫黄島飛行場を米空軍使用開始

二三日 沖縄艦砲射撃、その後数日連続す

二五日 米軍沖縄慶良間列島占領、上陸泊地設定。

B29約一三〇機名古屋空襲

二七日 B29約五〇機関門海峡に機雷投下

二八日 米機動部隊南九州攻撃

二九日 沖縄周辺米艦砲射撃始まる

三〇日 B29関門海峡に機雷投下

三一日 B29約一七〇機九州各地来襲

【四月】(*ほぼ連日の空襲を受ける)

一日 米軍沖縄本島上陸開始

四日 B29二四〇機横浜、東海に来襲

六日 日本航空部隊、沖縄方面艦隊に第一次総攻撃

七日 沖縄救援の軍艦大和撃沈さる

B29、P51約一〇〇関東に来襲

B29一五〇機名古屋に来襲

九日 米空軍、沖縄飛行場使用開始

一二日 沖縄米軍に対し第二次航空大攻撃

B29、P51約一〇〇機関東に来襲

一三日 B29約一七〇機東京夜間空襲

一五日 吉田茂等和平派、憲兵隊に拘引さる

南九州飛行場地区に米空軍の来襲始まる

B29約二〇〇機京浜地区来襲

一六日 沖縄に対する第三次航空大攻撃

一八日 B29約一〇〇機南九州に来襲

一九日 沖縄における米軍地上攻撃本格的となる

二一日 木戸内府、東郷外相、終戦問題で談合

B29約二八〇機九州各飛行場に来襲

二二日 沖縄に対する第四次航空大攻撃

B29約七〇機南九州来襲

二八日 B29約一三〇機九州来襲

二九日 沖縄に対し航空第五次大攻撃

B29約一〇〇機南九州来襲

三〇日 B29、P51約二〇〇機九州及び関東来襲

【五月】(*ドイツ七日に無条件降伏)

三日 B29九州及び阪神来襲

四日 B29九州各地来襲

五日 B29大挙中国、九州に来襲。瀬戸内海各航路に対する機雷投下始まる

七日 ドイツ無条件降伏

八日 米大統領トルーマン、日本に無条件降伏勧告

硫黄島よりの米小型機関東来襲

九日 ドイツの降伏に拘らず日本の戦争遂行決意不変を政府声明

一〇日 B29約三五〇機岩国、徳山に来襲

一一日 沖縄に対する第六次航空大攻撃

一三日 米機動部隊南九州来襲

一四日 B29約四〇〇機名古屋来襲

一七日 B29約一〇〇機名古屋来襲。米小型機京浜来襲

関東、静岡に米大型機約九〇機来襲。下関海峡機雷のため殆ど通峡不能となり始める

二四日 沖縄飛行場に空挺隊を強行着陸(義烈空挺隊の挺身攻撃)第七次航空大攻撃

二五日 前夜よりB29約二五〇機東京空襲、各所被害甚大。宮城(きゅうじょう)、空襲で炎上

二七日 沖縄に対する第八次航空大攻撃

二八日 南九州へ沖縄より第八次航空大攻撃

二九日 横浜白昼の大空襲(大小合せて六〇〇機)

【六月】(*沖縄守備隊全滅)

一日 B29約四〇〇機大阪空襲。被害甚大

二日 沖縄に対する第九次航空大攻撃(不成功)

沖縄より小型機約二〇〇機九州来襲

三日 沖縄に対する第十次航空大攻撃

沖縄より約一三〇機九州来襲

五日 B29約三五〇機阪神に来襲

七日 沖縄に対する第十一次航空大攻撃

B29約二五〇機大阪来襲

八日 米機動部隊約二〇〇機南九州来襲

九日 B29約一三〇機尼崎、明石に来襲

一〇日 B29、P51約三七〇機関東来襲

一五日 B29約三〇〇機大阪来襲

一八日 鹿児島、大牟田、浜松、四日市空襲を受く(中小都市焼夷攻撃本格化)

二〇日 静岡、豊橋空襲

二一日 沖縄守備隊全滅

二二日 B29約三六〇機中国、近畿を空襲

二六日 名古屋、京阪神にB29約三五〇機来襲

二九日 B29約七〇機門司、岡山、佐世保空襲

【七月】(*空襲、さらに大規模化)

一日 中国、九州、小都市空襲

二日 B29一六〇機九州各地に来襲

三日 米機動部隊、呉軍港及び周辺を大空襲

五日 B29約二五〇機姫路、高松、徳島を空襲

六日 大本営は航空兵力を決戦時迄温存方針採用

B29約二〇〇機甲府、千葉空襲

七日 大型機甲府、千葉、清水、明石、海南空襲

八日 P51約一五〇機関東各地来襲

九日 中部、東海、京阪神各地空襲

B29約七〇機仙台空襲

一〇日 米機動部隊約一二〇〇機関東空襲

大型機阪神、九州など各地来襲(B29約六〇〇機、岐阜、堺、和歌山、四日市)

一一日 沖縄よりの九州に対する小型機攻撃殆ど毎日のこととなる

一三日 B29約三三〇機関東、東海来襲

一四日 米機動部隊東北、北海道を攻撃

釜石艦砲射撃、以後各地への砲撃始まる

一五日 米機動部隊東北、北海道攻撃。青函連絡船の被害甚大。室蘭艦砲射撃

一六日 東海地区空襲

一七日 米機動部隊北関東攻撃、日立、久慈に艦砲射撃。平塚、沼津、桑名に大型機空襲

一八日 米機動部隊の艦載機約二五〇機南関東攻撃。房総半島に艦砲射撃

一九日 B29約一五〇機日立、銚子を空襲

艦載機約一〇〇〇機東北各地を爆撃

二〇日 米艦隊千島列島幌莚を砲撃

二四日 米機動部隊浜松以西各地攻撃

B29名古屋、阪神、中国に来襲

二五日 米機動部隊中国、四国、九州を攻撃。

串本を艦砲射撃

二七日 ポツダム宣言受信。政府は沈黙を守る旨決定

B29大牟田、松山、徳山に来襲

二八日 鈴木首相記者団に対しポ宣言黙殺、戦争邁進を声明。

米機動部隊西日本攻撃。P51約二五〇機関東、約五〇〇機九州来襲。B29青森、焼津、宇和島、名古屋来襲

二九日 新宮艦砲射撃を受く

米機動部隊、浜松地区砲撃

三〇日 米機動部隊関東、東海、近畿攻撃。浜松付近艦砲射撃。P51約二五〇機近畿来襲

三一日 清水港、苫小牧艦砲射撃を受く

【八月】

一日 スイス駐在加瀬公使よりポ宣言受諾を進言

二日 B29鶴見、川崎、水戸、八王子、立川、長岡、富山を空襲(約八〇〇機の大空襲)

三日 米空軍は三月二七日以来のB29による機雷敷設で日本の港湾及び海行路完全封鎖を発表

四日 佐藤大使よりポ宣言受諾を進言し来る

五日 B29約四〇〇機前橋、西宮、宇部を空襲

六日 広島に原子爆弾投下

B29約一六〇機西宮に来襲

七日 B29約四〇〇機福山、北九州爆撃

八日 B29一〇〇機東京西部に来襲

九日 長崎に原子爆弾投下

米機動部隊約一六〇〇機東北攻撃、同三〇〇機九州に来襲

一〇日 条件付きでポ宣言受諾を連合国に通告

一二日 連合国(拒否)回答ラジオにて到着

一三日 米機動部隊約八〇〇機関東来襲

一四日 ポ宣言受諾決定、外務省午後十一時に打電

B29約八〇〇機高崎、大阪、熊谷、伊勢崎、秋田等大空襲

一五日 米空軍、九州全土を空襲(最後の爆撃)

一六日 マッカーサー元帥より即時停戦の指令到達

以上は、外務省編『終戦史録』に基く大まかな記録であって、都市名には詳しくふれていない。

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by kenpou-dayori | 2018-02-22 20:53 | ご存知ですか?シリーズ
2018年 01月 30日

憲法便り#2402:ご存知ですか?「PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」という言葉!

2018年1月30日(火)

憲法便り#2402:ご存知ですか?「PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」という言葉!

はずかしながら、つい三日間前まで、私はこの言葉を知りませんでした。

自らの働き方を反省せず、民間の方が、効率が良いという理由で、水道の「民営化」をはじめ、公共の財産を売り飛ばす考え方。
ひどいものです。

以下は、内閣府のホームページからの引用です。

PPP/PFIとは

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  • 「PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」とは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う新しい手法です。
  • 民間の資金、経営能力、技術的能力を活用することにより、国や地方公共団体等が直接実施するよりも効率的かつ効果的に公共サービスを提供できる事業について、PFI手法で実施します。
  • PFIの導入により、国や地方公共団体の事業コストの削減、より質の高い公共サービスの提供を目指します。
  • 我が国では、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)が平成11年7月に制定され、平成12年3月にPFIの理念とその実現のための方法を示す「基本方針」が、民間資金等活用事業推進委員会(PFI推進委員会)の議を経て、内閣総理大臣によって策定され、PFI事業の枠組みが設けられました。
  • 英国など海外では、既にPFI方式による公共サービスの提供が実施されており、有料橋、鉄道、病院、学校などの公共施設等の整備等、再開発などの分野で成果を収めています。

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by kenpou-dayori | 2018-01-30 08:43 | ご存知ですか?シリーズ
2017年 01月 05日

憲法便り#1896:年頭20話(その8)ご存知ですか?「東京革新懇」の多彩な活動

2017年1月5日(木)(憲法千話)

憲法便り#1896:年頭20話(その8)ご存知ですか?「東京革新懇」の多彩な活動

戦争法反対のみならず、最近では、野党の統一した力で安倍政権を倒そうという運動が、各地で広まっている。
東京の各地でも、さまざまな活動が行われているが、大マスコミが報道するものは、ほとんどないないと言っていいだろう。
新聞各紙の記事を辿ってまとめるのは、大変な作業となる。

だが、朗報がある。

東京革新懇が、東京都内の各地域の懇談会により繰り広げられている運動を、「事務局だより」でまとめて紹介している。(ここをクリックして下さい)

これは、なかなかの圧巻である。

皆さんにも、ぜひご覧いただきたい。

元気になること、「請け合い」です。

東京革新懇のホームページ全体へは、ここをクリックして下さい。

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by kenpou-dayori | 2017-01-05 10:14 | ご存知ですか?シリーズ
2016年 12月 01日

憲法便り#1865:ご存知ですか? 「ナチスも第二次大戦中にカジノを重要な財源としていたこと」

2016年12月1日(水)(憲法千話)

憲法便り#1865:ご存知ですか? 「ナチスも第二次大戦中にカジノを重要な財源としていたこと」

国会では、自公政権が、「年金強引カット法案」を通すために、会期延長し、そのどさくさに紛れて、「カジノ法案」をも成立させようとしている。

私は、どちらの法案も反対である。

カジノに関しては、すでに昨年5月12日に書いているので、ここに再録する。

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2015年5月12日(火)(憲法千話)
同日、別のタイトルで、#780も掲載:大阪の皆さん!ナチスが「カジノ」を重要な財源としていたことを、ご存知ですか?

憲法便り#779 ご存知ですか? 「ナチスも第二次大戦中にカジノを重要な財源としていたこと」

「大阪維新の会」が、都構想の成長戦略の目玉として、「カジノ」を位置づけていると報じられている。
生産や、労働ではなく、
ギャンブルを成長戦略の目玉にすることは、大阪のみならず、東京であれ、日本のどこであれ、私は強く反対する。

維新の会の強引な提案と闘っていらっしゃる大阪の皆さんへの応援メッセージとして、以下の文章を掲載します。
この記事を広くリツイートして下さることを望みます。

昭和20年9月17日から25日までの間に、『朝日新聞』に、『ヒットラ来り去る』と題する連載が、下記の通り、6回にわたって掲載された。
筆者は、前ベルリン支局長守山義雄(1910-1964)。この連載を執筆した時、彼はちょうど30代半ばである。
彼は、朝日新聞大阪本社勤務で、昭和14年3月にベルリン特派員として派遣され、昭和20年5月にドイツが降伏する最後の段階までベルリンに滞在した。
ヒットラーとナチス政権に関して最も詳しい日本人と言える。
以下は、その彼が書いた、「カジノ」に関する証言、そして体験の始めの部分である。
表現に時代の制約はあるが、自身の経験に基づいているので、生々しい。

因みに、私は、昨年六月に、彼の友人たちが刊行した『守山義雄文集』をもとに、『ヒットラー来たり、ヒットラー去る』と題する「ひとり芝居」を上演したが、カジノの場面は、観に来て下さった方々にも、強烈な印象を残した場面である。

ルーレットと戦争

敗戦前夜の賭博場
ドストエフスキーの作品の一つに「賭博者」という心理小説がある。この作者がまだ三十代の若いころドイツのバーデンバーデンでルーレットに熱中し、元も子もすっからかんにすって、貧苦のどん底を彷徨する体験から生まれたものであるが、例の深刻な筆致で賭博者の異常心理をあますところなく描きつくした奇作である。遊蕩腐敗の徒を一掃する建前のナチスのことだから、まさかそういう賭博場は第三帝国から姿を消したことだろうと思うと大間違い、バーデンバーデンなどでは米英軍がつい目と鼻のさきへ押し寄せてくるまで、かつてはドストエフスキーが遊んだそのままの姿で、あの小さな象牙の玉がガラガラ廻りつづけていた。
 もちろん壮麗なカジノは燈火管制の黒幕で掩われていたが、一歩中へ入ると煌煌たるシャンデリアのもと、血走った博徒の群でむせるような賑わい、これでも戦争かといいたくなるような平和の、更に彼方の三昧境である。スターリングラード以後のあの根こそぎ動員でオペラハウスは閉鎖されたが、不思議なことに賭博場だけは逆に門を大きく開き年中無休でお客を呼んだのである。そこでナチスが戦時下にこういう施設をむしろ助長するような方針をとったのはどういう訳かというと、やはりこの賭場が党の有力な財源たるを失わなかったからだ。
 賭博場一箇所で一晩の純益十万マルクは確実だから、ドイツ一国数箇所で年一億数千マルクの収入になる勘定だ。日本金に直して約二億円ちかく、丁度わが国戦前の煙草等専売による収入純益に匹敵する。

(時間のある方は、続けてお読み下さい)
地中海の小国モナコの国民が税金を納める必要がなくて、その国家財政がもっぱら国営賭博場の収益に依存しているいることは周知の事実。
 そして一種の現場取引の富籤(とみくじ)のようなものだから、民間のインフレ遊資吸収という作用もある。富籤や勝札とは比較にならない圧縮された濃厚な魅力とスリルのあるところが味噌だ。
 さしあたり日本でこのカジノを全国に十箇所もひらけば、腹巻のなかに百円札の束をねじ込んでそこらあたりをうろうろしている闇屋の兄さんたちは、たちまちもとの寂しいからだになって、すこしは「敗戦」の痛苦に徹することとおもう。
 しかし日本人は忠治や次郎長ばかりではない。丁半をゆうゆうと楽しめるほどのまだ大国民ではなさそうだから、まあ家庭悲劇をさける意味でやらない方がよい。
 勝てばつけあがり、負ければしょげかえり、関心に凝っているなど思ったら、実はかっとのぼせているのだ。そのうえ我々の性格で一番いけないのは、切りあげる「潮どき」をしらないこと。
 これでは賭博にも戦争にも勝てっこない。満州事変以来のあののぼせあがった深あそびを思いかえせば、本当なら勘当されて首を縊(くび)らねばならないところだ。それがこんにち、どうやらこうやら食いつないでゆけそうだという境涯は、なんとしても有難い。勝ったとのき「潮どき」はわからなかったが、負けたときの「潮どき」をはづさなかったわけで、情けないながらさすがにさすがにと涙のこぼれるうれしさがある。(以下、略)

実は、彼は、昭和16年12月8日、友人に誘われて、初めて、バーデンバーデンの賭博場に行っている。
そして、当時のドイツ人労働者の1ヶ月分の給料に相当する200マルクを元手にルーレットに挑む。
幸運にも、掛金は倍倍に増え、大きな勝負に打って出るようになる。

勝ち続けていたとき、賭博場の事務室の男から呼び出され、電話で、日本が米英に宣戦布告をしたことを知らされる。
日本が開戦したことは、瞬時に、賭博場全体に広まり、事務所から戻って来た彼に好奇の目が注がれる。

ここで、勝ち逃げをすることは、出来ない。
賭博の魔力が、彼に神がかりのような気持ちを起こさせる。
彼は、また勝ちを納める。
払い戻された金額は、六千マルク。

この賭博場で賭けることが出来る上限の大金である。
彼は、その全額を賭けた。まれにみる大勝負。

日本人による、この大勝負の結果を見守るために、賭場にいるすべての人間が集まってきた。

ルーレットが回り始め、象牙の丸が逆方向に投げ込まれる。
そして、運命の一瞬。

この結末は、いずれまた。岩田行雄
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by kenpou-dayori | 2016-12-01 22:12 | ご存知ですか?シリーズ
2016年 04月 10日

憲法便り#1678:ご存知ですか?「死んだ女の子」という歌を(広島に投下された原爆で殺された)

2016年4月10日(日)(憲法千話)

憲法便り#1678:ご存知ですか?「死んだ女の子」という歌を(広島に投下された原爆で殺された)

私は、あまりにも悲しくて、最初の部分しか歌えません!

【作曲】木下航二
【作詞】ナーズム・ヒクメット
【訳詞】飯塚 広

扉をたたくのはあたし あなたの胸に響くでしょう
小さな声が聞こえるでしょう
あたしの姿は見えないの

十年前の夏の朝 私は広島で死んだ
そのまま六つの女の子
いつまでたっても六つなの

あたしの髪に火がついて 目と手が焼けてしまったの
あたしは冷たい灰になり
風で遠くへ飛び散った

あたしは何にもいらないの 誰にも抱いてもらえないの
紙切れのように燃えた子は
おいしいお菓子も食べられない

扉をたたくのはあたし みんなが笑って暮らせるよう
おいしいお菓子を食べられるよう
署名をどうぞして下さい
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by kenpou-dayori | 2016-04-10 08:53 | ご存知ですか?シリーズ
2016年 04月 04日

憲法便り#1656:ご存知ですか?全司法福岡高裁支部作詞、荒木 栄作曲『沖縄を返せ』という歌を

2016年4月4日(月)(憲法千話)

憲法便り#1656:ご存知ですか?全司法福岡高裁支部作詞、荒木 栄作曲『沖縄を返せ』という歌を

これは、私が学生だった頃、集会に参加する度に、必ずといっていいほど、よく唱った歌です。

荒木栄作曲問うことは知っていました。

でも、「ご存知ですか?」と、偉そうに問いかけましたが、全司法福岡高裁支部という労働組合の皆さんが作詞者であったことは、今日まで知りませんでした。

いま、感慨を新たにして、口ずさんでいます。

そう言えば、私の手元に、全司法労働組合東京地裁支部平和対策部が、2008

(1)
固き土を破りて 民族の怒りに燃える島 沖縄よ
我等と我等の祖先が 血と汗をもて
守り育てた 沖縄よ
我等は叫ぶ沖縄よ 我等のものだ沖縄は
沖縄を返せ 【返せ】 沖縄を返せ

(2)
固き土を破りて 民族の怒りに燃える島 沖縄よ
我等と我等の祖先が血と汗をもて
守り育てた 沖縄よ
我等は叫ぶ沖縄よ 我等のものだ沖縄は
沖縄を返せ 【返せ】 沖縄を返せ
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by kenpou-dayori | 2016-04-04 11:28 | ご存知ですか?シリーズ
2016年 04月 04日

憲法便り#1656:ご存知ですか? 全司法福岡高裁支部作詞、荒木 栄作曲『沖縄を返せ』という歌

2016年4月4日(月)(憲法千話)

憲法便り#1656:ご存知ですか? 全司法福岡高裁支部作詞、荒木 栄作曲『沖縄を返せ』という歌

この歌を、私は学生時代によく歌いました。
集会に参加すると、必ずと言っていいほど唱われた歌です。

荒木栄によって作曲されたということは知っていました。
でも、作詞者が誰であるかを気にかけたことは、ありませんでした。

作詞者が、全司法福岡高裁支部という、労働組合の皆さんであったことを、今日初めて知り、感慨も新たにこの歌を口ずさんでいます。

ろう言えば、私の手元に、復刻版『あの人だぁれー私たちの戦争体験記ー』という本があります。

「全司法労働組合東京地裁支部平和対策部」が、2008年6月9日に刊行したものです。

私はこの本を、「退職者の会(民事)会員」である、藤澤千代子さんからいただきました。
この本については、別途紹介したいと思います。

『沖縄を返せ』 歌詞

(1)
固き土を破りて 民族の怒りに燃える島 沖縄よ
我等と我等の祖先が 血と汗をもて
守り育てた 沖縄よ
我等は叫ぶ沖縄よ 我等のものだ沖縄は
沖縄を返せ 【返せ】 沖縄を返せ

(2)
固き土を破りて 民族の怒りに燃える島 沖縄よ
我等と我等の祖先が血と汗をもて
守り育てた 沖縄よ
我等は叫ぶ沖縄よ 我等のものだ沖縄は
沖縄を返せ 【返せ】 沖縄を返せ

歌詞は、「うたごえサークルおけら」作成のブログを参考にしました。
なお、楽譜に関しては、こちらへ
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by kenpou-dayori | 2016-04-04 11:20 | ご存知ですか?シリーズ
2016年 03月 11日

憲法便り#1594:ご存知ですか?BOKUNATSU(僕らの夏休みProject)という学生のボランテイア団体のこと

2016年3月11日(金)(憲法千話)

憲法便り#1594:ご存知ですか?BOKUNATSU(僕らの夏休みProject)という学生のボランテイア団体のこと

今日の午後、小田急線町田駅から、町田市立国際版画美術館に向かう途中で、BOKUNATSUという学生のボランテイア団体の活動に出会いました。

この学生さんたちは、東日本大震災の被災地の子供たちへの支援に取り組んでいます。

私たち夫婦が協力したことは、彼らが販売していた、黒豆茶、その他を購入することでした。

もう少し詳しくは、明日紹介することにします。

とりあえず、こちらをご覧下さい。
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by kenpou-dayori | 2016-03-11 22:16 | ご存知ですか?シリーズ
2016年 01月 24日

憲法便り#1549:「護憲的改正論」という言葉をご存知ですか?

2016年1月24日(日)(憲法千話)

憲法便り#1549:「護憲的改正論」という言葉をご存知ですか?

今日、届いた『9条連ニュース』の一面に、フェリス女学院大学教授常岡せつ子さん(9条連共同代表)の、
「護憲的改正論は護憲的か」という文章が掲載されていた。

私は、初めて目にした言葉なのだが、とても気になる言葉である。
したがって、この文章の冒頭部分だけを紹介しておきたい。

「護憲的改正論と呼ばれるものが主張されている。自衛隊は合憲であるという解釈をした上で、集団的自衛権行使の禁止を明確にするよう、9条を明文改正すべきだというのがその代表的なものである。護憲的改正論が、自衛隊を合憲だとするのは、およそ軍隊の存在しない国家というものは考えられず、国の軍事力によって国民を守るのは、常識だということである。」

私は、このような考え方には、勿論反対である。
不勉強のため、誰がそのような主張をしているのか、知らないので、そのことについては、いま、これ以上触れることはしない。
ただ、以前から、論憲だとか、加憲だとか、いろいろ言っているのを聞くと、結局のところは、改憲勢力に足元をすくわれそうな軟弱な主張は目にすることはあった。

だが、私として、その論議に加わるよりも、日本国憲法成立史を実証的に伝えることに努めたいと思っている。
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by kenpou-dayori | 2016-01-24 21:46 | ご存知ですか?シリーズ