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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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カテゴリ:名著・名文・名言紹介( 44 )


2018年 02月 23日

憲法便り#2455:ご存知ですか? さねとうあきら文+井上洋介絵『ばんざいじっさま』

2018年2月23日(金)(憲法千話)

憲法便り#2455:ご存知ですか? さねとうあきら文+井上洋介絵『ばんざいじっさま』

おとなに読んで欲しい絵本として作られました。

編集・発行「ベトナムの子供を支援する会」
1973年8月15日 初版発行

この本を朗読することを考えたことがありますが、何回読んでも、途中で胸が一杯になってしまい、
最後まで読めません。いつか実現したいと思っています。

奥付に次の説明文があります。

この絵本も「へんですねぇ、へんですねぇ」(今江祥智・文、
長新太・絵)と同様大人にみていただきたい絵本です。

1945年6月30日深夜、秋田県北秋田郡花岡町にある
花岡鉱山で中国人の暴動が起った。900人の中国人が
鉱山会社から河川改修工事を請負っていた株式会社
鹿島組(現在の鹿島建設ー当時は鹿島守之助社長)の
残虐な酷使に反抗して蜂起した。
しかし、空腹と酷使による疲労とツルハシ以外武器
を持っていなかった為全員が逮捕されるか殺された。
7月1日の夕方から三日間5~600人の中国人が炎天
下、水さえ与えられず拷問され、100人が更に殺された。
東条内閣の決定で中国本土から強制連行されてきた
4万人の中国人(この決定には岸信介、賀屋興宣等現
在の自民党首脳が加わっていた)のうち7000人が虐殺
されている。
この絵本は、戦争中日本各地で無数に行われた
中国人虐殺事件を元にして書いた創作です。
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by kenpou-dayori | 2018-02-23 21:38 | 名著・名文・名言紹介
2018年 01月 29日

憲法便り#2396:【名著紹介】新世紀に戦争を語り継ぐ会 児玉辰春・熊川 賢『三世代が いま語る 私の戦争 ― 新世紀に語り継ぐ戦争 第三集』(2009)!

2018年1月29日(月)

憲法便り#2396:【名著紹介】新世紀に戦争を語り継ぐ会 児玉辰春・熊川 賢『三世代が いま語る 私の戦争 ― 新世紀に語り継ぐ戦争 第三集』(2009)!

三世代とは、明治、大正、昭和の三つの時代に生まれた人たちのこと。

いつもは、元号は使わず、西暦を使うが、こういう表現の仕方は、西暦では出来ない。

筆者は30人。大正生まれと、昭和ひとけた世代の方が多い。

私がくどくどと感想を述べるよりも、本書への敬意を表するため、編集責任者・熊川 賢さんの「あとがき」を、コピーではなく、入力して紹介したい。

あとがき
 戦後六十三年、辛くて戦争は語りたくないという人たちが多い。その中で、ようやく書く気持ちになった、いま書かなければならないという声が生まれ、この第三集を発行する運びとなった。
 終戦の時、私は勤労動員中の中学二年生、必ずこの仇を取ると誓った軍国少年であった。
 しかし、数日後には海軍関係の建物から書類焼却の煙が立ち上り、持ち切れぬほどの荷物を担いだ復員兵が町に溢れ、資材を積んだ軍用トラックがどこかへ走り去る。
 近くの空き地に飛行機の残骸が捨てられ、水上機のフロートは子供たちのカヌーになった。
 無敵と信じていた日本が負け、食べるものも、着るものもない。出征した父は帰って来ない。
 進駐したばかりの米兵の腕にぶら下がるようにして町を歩く女性が目立つ。腹が立つが、怒る元気もない。これ以上悪くはならないと思いたいが、その根拠もない。
 太平洋戦争が始まったのは僅か四年前だ。対外的には帝国主義、国内的には軍国主義が国の誇り、一億一心、戦争に突入した。その時、国民の不安や疑問の声はけし飛ばされていた。
 開戦の決断に際し、政府首脳部の誰一人として勝つ確信はなく、真珠湾攻撃などの緒戦勝利によるアメリカ国民の厭戦ムード、ドイツの対ソ、対英戦の勝利に期待したといわれる。
 日本の敗戦は、開戦と同時に決まってしまったのである。
 無責任な判断で数百万人の犠牲者を出し、多くの都市が廃墟となった。周辺諸国にも多大の被害を与え、犠牲者を出した。痛恨の極みである。
 しかし、この四年間、国民が何を食べたか、何を着たか、何を考えたか、何をしたか、何を泣いたか、どのように傷ついたか、どのように死んだか、ほとんど知られていない。
私たちは、本当のことをもっと聞き、もっと知り、もっと語らねばならない。
「戦争か、平和かと聞かれれば、だれでも平和と答えるでしょう。私もそうです」とある政治家がいった。
 そんな者に戦争を語って欲しくない。自らの無知を認めた者の言葉である。
 今ここで、明治、大正、昭和の三世代、三十人の手記を公にすることになったが、語ること、書くことは容易なことではなかった。辛いことであった。
 ここで語られた戦争、すなわち敗戦を聞いて欲しい、分かって欲しい、活かして欲しい。語る努力に対し、聞くことについてもささやかな努力をお願いしたい。
 語る者、聞く者、お互いの努力の積み重ねこそ、次の戦争を防ぐ本当の力になるということを、心から訴えたいと思う。
 執筆者各位の勇気と努力に心からのお礼を申し上げる。
 準備中に世を去られた方がある。ご冥福をお祈り申し上げる。ご家族にはお悔やみを申し上げ、ご協力に対し心からお礼を申し上げる。
 先達として、この会を導いた児玉辰春代表に感謝の気持ちを捧げたい。
  二〇〇九年四月
       編集責任者 熊川 賢
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by kenpou-dayori | 2018-01-29 21:38 | 名著・名文・名言紹介
2018年 01月 25日

憲法便り#2373:【名著紹介】柳田邦男著『終わらない原発事故と「日本病」』(新潮社、2013年)を読んでいます!

2018年1月25日(木)(憲法千話)

憲法便り#2373:【名著紹介】柳田邦男著『終わらない原発事故と「日本病」』(新潮社、2013年)を読んでいます!

妻が、新宿区立中央図書館から借りて読んでいたものを、私も読んで見ました。

事実の追求、事件の真相の追及、知識の幅広さ、そして、読み取り方の深さ、どの点からも、感服という言葉が当てはまる名著です。

新潮社編集部に問い合わせたところ、紙の本は売り切れ、電子書籍が入手可能とのこと。

古書で、入手する努力をしています。

同編集部のご了解を得て、表紙と目次の画像を掲載します。
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by kenpou-dayori | 2018-01-25 19:36 | 名著・名文・名言紹介
2017年 12月 21日

憲法便り#2268:「現憲法こそ改憲への対案!」

2017年12月21日(木)(憲法千話)

憲法便り#2268:「現憲法こそ改憲への対案!」

「現憲法こそ改憲への対案!」

これは、12月19日に、衆議院第二議員会館前で行われた「国会議員会館前行動」での、高田健さんの発言です。

なんとも判り易い明言です。

自民党は改憲発議を急いでいますが、「現憲法こそ改憲への対案!」の言葉は、大いに力を発揮することと思います。

以下は、2017年12月20日付『しんぶん赤旗』日刊紙一面を引用。
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by kenpou-dayori | 2017-12-21 11:14 | 名著・名文・名言紹介
2017年 12月 13日

憲法便り#2252:昨日、『憲法便り#1451:画家・堀 文子さんの挿絵の『わたくしたちの憲法』(1983、新装改訂版)を入手!』に、アクセスがありましたので、初版入手の記事を再録!

2017年12月13日(水)(憲法千話)

憲法便り#2252:昨日、『憲法便り#1451:画家・堀 文子さんの挿絵の『わたくしたちの憲法』(1983、新装改訂版)を入手!』の記事に、3人の方がアクセスをしていましたので、初版入手時に比較記事を再録します!


以下は、【再 録】です。
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2015年12月14日(月)(憲法千話)

憲法便り#1468:昭和30年(1955)刊初版を入手!画家堀文子さん挿絵の『わたくしたちの憲法』

初版が、「蟻屋書房」の掲載されており、思いがけなく入手しました。
蟻屋書房のカタログについては、憲法便り#1459:『蟻屋書房 古書目録 第64号 特集・日本国憲法』をご覧下さい。

初版と改訂版の違いは、私の予想に反して、いろいろな違いがありました。

初版はB5判、160頁、改訂版はA5判、209頁。
文章も、国分一太郎(こくぶん・いちたろう)により、書き換えられていました。
以下に、その一部分を紹介します。

左は「改訂版」の表紙、右が初版の表紙
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初版第2章の扉絵、改訂版の表紙デザイン(左上)として転用されている。
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初版第2章の始めの部分。
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改訂版第2章の扉絵、写真に変わっている。
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改訂版第2章の始めの部分、



by kenpou-dayori | 2017-12-13 06:17 | 名著・名文・名言紹介
2017年 07月 29日

憲法便り#2097:ナイトキャップに『古代教会スラブ語入門』を!

2017年7月29日(土)(憲法千話)

憲法便り#2097:ナイトキャップに『古代教会スラブ語入門』を!

正確には、ナイトキャップ(寝酒)代わりに、『古代教会スラブ語入門」を、ちょっとだけながめること。

7月15日(土)午後に、早稲田大学ロシア文学会の公開講演会で、岩井憲幸先生の「古代教会スラブ語のすすめ」を聞く機会があった。

木村彰一先生の『古代教会スラブ語入門』(1985、白水社)は持っていて、最後まで赤線を引きながら読んだことはあるが、とても理解しているなどとは言えない。

来年から、ロシア研究に復帰したいと思っていたところだったので、ウオーミングアップのつもりで、ほんの少しだけ、本を開いてながめることを始めた。ただし、長い時間をかけて読むと、疲れて眠れなくしまうので、ほんのわずかな時間だ。

憲法研究の傍ら始めた『憲法便り』に時間とエネルギーをかけすぎ、寝ても疲れが取れない。

だが、嬉しいことに、『古代教会スラブ語入門』を、ナイトキャップ代わりに眺めるようにし始めてからは、昼間の続きのような夢を見なくなった。

名著は、まるで良質な古酒のように、質の良い眠りをもたらしてくれる。


by kenpou-dayori | 2017-07-29 21:44 | 名著・名文・名言紹介
2017年 01月 21日

憲法便り#1938:心の文章『この時はいつか私にも誰にでも』

2017年1月21日(土)

憲法便り#1938:心の文章『この時はいつか私にも誰にでも』

殺伐としたニュースが多い昨今ですが、聖母病院でいただいた『外来広報誌 ほほえみ』に、胸を打たれる文章がありましたので、ご了解を得て、紹介します。
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by kenpou-dayori | 2017-01-21 19:40 | 名著・名文・名言紹介
2016年 11月 30日

憲法便り#1864:畑田重夫著『わが憲法人生 七十年』のご紹介

2016年11月30日(水)(憲法千話)

憲法便り#1864:畑田重夫著『わが憲法人生 七十年』のご紹介

私が尊敬してやまない、畑田重夫先生のご著書が評判になっています。
畑田先生は、私の研究活動に対して、いつも励ましと応援をして下さっていますので、とても感謝しています。
今回もご著書の29ページから30ページにかけて、拙著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』と、私の研究活動について、言及して下さっています。

明日、12月1日午後、「出版を祝う会』が予定されており、私も出席を致します。
93歳の畑田先生の熱いメッセージに、じかに触れることが出来ることを楽しみにしています。

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by kenpou-dayori | 2016-11-30 22:55 | 名著・名文・名言紹介
2016年 11月 28日

憲法便り#1862:むのたけじさんの言葉「始めに戦え 終わり笑え」

2016年11月28日(月)

憲法便り#1862:むのたけじさんの言葉「始めに戦え 終わり笑え」

ジャーナリスト・むのたけじさんは、2016年8月21日、101歳で逝去された。
9月24日に、早稲田大学大隈記念講堂大講堂で、シンポジウム「ジャーナリスト・むのたけじの魂を継承する~むのたけじさんをしのぶ」が、早稲田大学 大学院政治学研究科 ジャーナリズムコースの主催で開催された。共催は、「むのたけじさんを偲ぶ会」実行委員会。

新聞報道で、「葬儀をやるくらいなら、自分の書いたものでも読んで勉強してくれ」という、むのさんの言葉を知り、出席するつもりはなかった。

しかしながら、むのさんの姪にあたる知人が親族として参加することを聞いて、会場まで足を運んで、記帳を済ませ、会場入口に展示されていた、色紙や著書、そして車椅子をしばらくのあいだ見ていた。

色紙の中で、一番気に入った言葉は、「始めに戦え 終わり笑え」であった。
そして、読んでみたいと思った著書は、『99歳一日一言』。

わたしは、会場には入らず、高田馬場駅前の向かい、『99歳一日一言』(岩波新書)を購入した。

はじめに、「著者の願い」が、つぎの書き出し始まっていた。

「この本を受けとめて下さったあなたは、もちろん私の友です。この本をあなたの親友にして下さい。この本の居場所に本棚はふさわしくありません。普段着のポケット、労働着や学生服のポケット、生活現場のどこかの一隅などがふさわしい居場所です。著者の私が敢えて言いますが、この本の中には、これこそ人生の真実、歴史の証言と言える言葉があると確信します。」

このあとは、ご自分で、書店か図書館で、確かめて下さい。

素晴らしい言葉がぎっしりと詰まっていますので、それらの中から、
今後、少しずつ紹介をしたいと思っています。





by kenpou-dayori | 2016-11-28 21:03 | 名著・名文・名言紹介
2016年 07月 26日

憲法便り#1790:あなたは、『日本国憲法』を読んだことがありますか?

2016年7月26日(火)(憲法千話)

憲法便り#1790:あなたは、『日本国憲法』を読んだことがありますか?

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1982年4月20日付で、小学館から、『写楽』編集部による『日本国憲法』が刊行された。

大きな活字を使い、漢字にはすべてかながふられている。

そして、29枚のカラー写真が使われている。写真と条文の直接的関係はない。

解説はないが、脚注に言葉の意味が説明されている。

第九条の場合:
正義、
秩序、
基調、
希求、
国権、
発動、
武力、
威嚇、
行使、
永久、
放棄、
交戦権、

とにかく丁寧である。

中学生にも分かりやすいということで、「憲法書」としては驚異的な
30万部をこえるベストセラーとなった。

中学校で、授業の時に、ひとクラスの全生徒が使えるように、50冊単位で購入するところもあった。
これは、2014年の歴史教育者協議会の大会に参加した時に、憲法分科会で直接聞いた話である。

by kenpou-dayori | 2016-07-26 21:31 | 名著・名文・名言紹介