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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2015年 04月 29日

憲法便り#910:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.10:栃木篇』(増補・改訂版)

2015年4月30日(木)(憲法千話)
2015年5月1日(金)加筆
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

憲法便り#910:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.10:栃木篇』(第一回)

【下野新聞】公布記念(十一月四日付一面より)

「世紀の式典挙行さる 県民一致邁進せん 各地に多彩な祝典絵巻」
日本国憲法は三日午前八時を期して公布された。国民の深い感銘の一日である。昨年十一月幣原内閣の手で憲法改正の準備が開始されてから凡そ一ケ年、この間政府が準備に併行して各政党、学界、弁護士会などから多彩な憲法試案が提示されたが、政府はより多いレベルの民主的憲法改正案を作り、これを四月の衆議院総選挙にこれを問うた。ここで全国民の圧倒的な支持を受けた新憲法案は、六月から開かれた臨時議会に天皇陛下御発議により附議され、百日余の長期間に亘り真剣な論議を尽して民主的に修正可決、次いで枢密院の再諮詢を経て、今日ここに意義深くも公布されたのである。新憲法は明治憲法の運用の過ちが太平洋戦争を生み、遂に日本を敗戦の悲境に陥れた。冷厳な現実の上に立って、この過ちを繰り返すまいとする国民の確乎たる決意を基礎としている。それは国民主権を高らかに宣言すると共に、徹底した平和主義と民権擁護の精神を強調したもので再建日本の前途を照明する高い理想の憲章であり、また世界の最高水準を行く憲法法典である。本県ではこの日、県市町村各学校その他、それぞれ記念式典を挙げ、またスポーツに講演に色とりどりの記念の催しがあり、憲法の理想実現を誓った。

[県]
県の記念式典は午前十一時から正庁の間で小川知事以下、各部長職員、裁判所長、検事正、大橋県会議長、議員、各新聞社代表など官民列席の上挙行した。また、ラジオを通じ勅語、吉田首相、貴族院、衆院両議長の奉答を聞いたのち、知事の式辞あり、これに対して県会議長が県民を代表し「新憲法を実践し自由にして平和な文化国家建設に県民一致協力して邁進せん」と力強い祝辞を述べ、日本国万歳を斉唱して式を終えた。その後県会議事堂で簡素ながら感激的な祝杯をあげた。
[宇都宮]
午前九時から南国民学校講堂で小林市長代理、佐藤市会議長、江原前市長、町内会長等三百名が参集して記念祝典を挙行。市長代理から新憲法公布に当って、市民と相互にその精神を汲み取り、協力し合って市政の民主化並びに復興に処して行きたいとの祝辞、市会議長の祝辞があって式を閉じ、祝賀宴があった。
[足利市]
憲法公布記念式典は午前十時半から柳原校で、市内官公署並びに市民一千名が参列、木村市長の式辞、殿岡市会議長の祝辞、万歳三唱して散会。総合運動場や各学校校庭で繰広げられた祝賀運動、各種行事も盛大であった。
[日光町]
観都日光町では午前十時から第一国民学校校庭で記念式典を挙行、終って各町の花屋台が繰り出し、お囃子も賑やかに町内を練り歩き賑わった。

(十一月四日付二面より)
「モーニングの紳士 婦人の盛装も久しぶり 新憲法公布の日県下は喜びと興奮の渦巻」この日、宇都宮市は慶祝の一色に塗りつぶされ、近郷近在から数万に上った。市内の本丸跡では自転車競走、農専校と戸祭国民学校では運動会が開催された。農専校と自転車競走会場には朝から見物人がお押し寄せ、さしも広い校庭も会場も立錐の余地なく人で埋め尽くされ、各選手に送る拍手の嵐が秋空にこだました。
[大田原]
大田原文化協会は一日夜上町正法寺で常任委員会を開き、七日から同寺に開設する文化講座につき協議、十七日午後一時から大田原国民学校講堂で新憲法講演会、黎明楽団の演奏、花柳喜之輔並びに一門の日本舞踊を余興として加えることを決めた。」

昭和21年11月3日付『下野新聞』三面上
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昭和21年11月3日付『下野新聞』四面上
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昭和21年11月4日付『下野新聞』一面上
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YBー327)

*次回は、群馬篇。

2013年 05月 15日
憲法便り#10 憲法公布記念シリーズ(第4回)「当時の栃木県では」


「積極果敢な民主化広告」

 憲法公布の祝辞は記されていませんが、公布直前に掲載された顕著な広告例があります。

『下野新聞』昭和21年11月1日付一面:

封建主義・専制主義 軍国主義・ファシズム 民主主義を妨害するあらゆる勢力を撲滅 自由を強化して 平和な新日本建設

 この表題の下に、鹿沼町、菊澤村、北押原村、西方村、粟野町、南押原村の六農業会、粟野町、西方村、南押原村の三役場、及び11企業名を掲載しています。(『心踊る平和憲法誕生の時代』200頁下段後ろから四行目に「十市企業名とあるのは、11企業名の入力ミスにつき訂正」)
 なお、同じ表題の広告は、10月4日、10月5日、10月16日、10月17日、10月19日、10月25日の各一面にもあり、10月の掲載者だけでも120団体・企業に上ります。
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次は、『下野新聞』昭和21年11月3日一面に掲載された祝賀広告です。
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 このように、当時の栃木県では、積極果敢に民主化の闘いが行われ、平和憲法を歓迎する声が『下野新聞』で報じられていました。

 しかし、この輝かしい伝統を持つ栃木県内からは、残念ながら、この四月まで1冊もご注文を受けたことがありませんでした。

『心踊る平和憲法誕生の時代』の出版準備中に、「九条の会・栃木」の連絡事務所が判り、連絡先の法律事務所にカタログを送ったところ、代表委員の方から、栃木県内からの記念すべき初めての御注文を頂きました。それと同時に、同会の委員で、以前から存じ上げていた方からもご注文をいただきました。
その後は出版案内の手紙を書く時間がとれず、情報を広めることは出来ないままでいました。

ところが、昨14日に、代表委員の方から速達で、嬉しいお手紙をいただきました。
『心踊る平和憲法誕生の時代』と『検証・憲法第九条の誕生』各10冊のご注文です。
そして、5月18日(土)に開催される「憲法「改正」を許すな県民集会」で、皆さんにご紹介下さるとのことです。

実は、秋田県内からは、『検証・憲法第九条の誕生』が1,350冊以上、今回の『心踊る平和憲法誕生の時代』もすでに95冊の注文を受け、講演に招かれた回数は9回に達します。そのうち2011年9月の講演は秋田県立図書館主催・秋田魁新報社後援です。

そう考えると私には、憲法書ではまだ栃木県は「近くて遠い県」ですが、日光の金谷ホテルや鬼怒川、足利、桐生、足尾などに出かけていますから、日常生活の中では近い存在です。
これからも情報発信の努力を続けますので、栃木県の皆さんよろしくお願いします。」

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
ご注文は、下記の書店へ
美和書店 電 話03-3402-4146  FAX 03-3402-4147


by kenpou-dayori | 2015-04-29 22:30 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 29日

憲法便り#909:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.9: 茨城篇』

2015年4月30日(木)(憲法千話)
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より


憲法便り#909:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.9: 茨城篇』

【茨城県】公布記念(十一月三日付二面より)

「新しい日本の黎明 新憲法公布各地の祝賀」「植樹や大運動会 山車も練歩く 盛あがる復興気分」新しい日本の黎明を告げる新憲法は、菊の香薫るきょう三日を卜して公布され、ここに平和国家、文化国家の道標として華やかに誕生したのである。この日全国津々浦々に至るまで盛り上がる奉祝の気を結集させて、日本国憲法公布記念祝賀式を挙行。祝辞、乾杯ののち万歳を三唱するが、県下の各市町村、国民学校、中等学校でもそれぞれ任意に奉祝式を行い、この佳き日を寿ぐ運動会、体育大会が菊日和のもとに開催され、また各種団体も同様、意向を凝らした記念行事を催して、新憲法を祝う一日を送ることになっている。特にこの日はマ司令部から国旗の掲揚を許可されて、家々の軒先にはためく国旗と、敗戦後初めて唱和する万歳の声に、町も村も新憲法慶祝の一色に塗りつぶされる。なお、きょうは記念の煙草と奉祝の酒が特配されて、心ゆくまで民主日本の新発足を祝い、各地に次のような記念行事が繰り展げられる。

[水戸]
水戸市では午前九時から新荘国民学校で祝賀会を開き、風戸市長の祝辞後乾杯、新生日本の発足を祝し万歳を三唱する。なお、記念事業として市社会教育委員会と協力、戦災跡地の美化清掃と一万本の植樹を行い、復興水戸市に美観を添える。
[土浦]
土浦市では午前八時から国民学校校庭で祝賀式を挙行、引続き市政功労者の表彰式を行い、終って西校校庭で市民大運動会を開く。また原市長の手による記念植樹があり、同校講堂で公民会主催の講演会が開かれる。
[日立]
日立市では午前九時から記念祝典を挙行、日製日立工場では復興祭を盛大に行い、会瀬グランドでは運動会が開催される。また、山車が出動、市内を賑やかに練り歩く。
「街頭へ旗の波 町も村も民主の喜び」
[大田町]
三日午前九時国民学校に官民多数参集して祝賀会を挙行。終ってから大中、大高女、青年、国民学校生徒児童と一万町民が盛んな旗行列で町内を練り歩く。一方、町当局は各種団体と協力して、横断幕やポスターを賑やかに街頭展示。また、この日を期して町の公民館は独立発足し、記念に植樹を行う。なお、午後六時から国民学校講堂で町と青年学校共催による座談会を開き、一日を祝賀に送る。
[久慈地方事務所]午前八時半寺山所長以下全所員が参集して記念式及び記念植樹を行い、午後女学校グランドで老壮対抗の庁野球大会を開く。
[下館町]
午前九時から町民運動会、卓球大会、テニス大会が開催される。
[石岡町]
三日午前九時から国民講堂で官民合同の記念式典を挙行。女学校と国民学校では午前八時半から記念式典挙行の後、記念植樹、ポスター、書き方の展覧会を開く。
[那珂港町]
三日午前十時から役場楼上に町会議員、町内会長が参集、大内町長司会のもとに記念式典を挙げ、終って庭内に記念植樹を行い、午後一時から地方課長南部哲也氏の記念講演を行う。
[潮来町]
新憲法発布を心から祝福し、一、二、三の三日間山車九台の総引きを行い、町中を練り歩いている。
[麻生町]
三日山車が出て町内を練り歩き祝意を表すほか、記念祝典がある。
[鹿島町]
国民学校、青年学校、男女青年団連合会主催の秋季体育大会が午前九時から国民学校校庭で盛大に挙行され、全町の各官庁、各種団体のリレーも行う。
[高松村]
鹿島郡高松村では、午前十時から国民学校で敬老会を催し、村内の七十五歳以上の百余名を招待し、芝居見物のあと記念品を贈って慰安する。この日、木滝部落では山車をひいて祝賀する。
[行方郡]
△地方庁では三日午前九時から会議室で民主憲法発布式典を挙行、新憲法の輪読研究並びに小宴を催す。
[北相馬郡]
同郡守谷町栄町青年分会主催で二日、三日の夜素人演芸会、三日午前十時からは駅前広場で青少年相撲大会を開く。
[上田炭鉱]
多賀郡南中郷村日棚上田炭鉱十月中の出炭量は、目標一千二百トンに対し二五%超過の一千五百トンと飛躍的増産を成し遂げたので、三日の新憲法発布記念日に盛大な炭鉱復興祭を挙行する。午前七時半から鉱業所で祭典を挙行後グランドで運動会を催し、夜は六時から上田クラブで演劇会を開く。」

この記述を見て判るように、当時、炭鉱は、重要な産業であった。

昭和21年11月3日付『茨城新聞』二面
「新しい日本の黎明」という誇り高い見出し。
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昭和21年11月4日付『茨城新聞』一面
上段は、
「香り高き新憲法公布 国家再建発足の歓喜」という、喜び溢れる見出し。
論説の題名は、「国民政治の拠りどころ」。
下段には、「祝 憲法公布」の見出しの下に、水戸市長をはじめとする祝賀広告。
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(画像の典拠は、茨城県立図書館所蔵マイクロ資料より)
【研究メモ】:私が地方紙を集中的に調査し始めた時点では、『茨城新聞』は国立国会図書館は、昭和23年5月以降の所蔵で、私が必要とする昭和20年から昭和22年までの所蔵はなかった。
そこで、水戸市にある、茨城県立図書館での調査を行おうとした。だが、3・11で図書館の使用が出来なくなり、ようやく、半年後の9月1日の閲覧が再開された。再開直後に、同館を訪れたが、当時はまだ、震度5クラスの大きな余震が連日のように続いていた。
同紙は、新聞資料室の予算に余裕がなく、現在も補充されていない。

*次回は、栃木篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2015-04-29 22:10 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 29日

昭和21年11月3日の日本国憲法公布記念行事No.3:青森篇

2015年4月28日

昭和21年11月3日の日本国憲法公布記念行事No.3: 青森篇

岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より


【 青森篇 】

【東奥日報】公布記念(十一月四日付二面より)
「国民解放に秋晴れ きのう多彩な憲法公布行事」
[県]新憲法の精神の普及徹底を図るため各町村に亘って巡廻講演会を催したほか自治振興座談会等を行った。また県下の各男女専門学校並びに中等学校、国民学校では運動会、音楽会、展覧会、弁論会等を開催、その他に植林、記念樹の栽植等も行った。
[青森市][県庁]八時全庁員が参列して知事から訓示、[市役所]午前十時から市内古川国民学校で臨時市会を開催、新憲法公布に対する感謝決議のあと祝賀式。
[青森地方裁判所]青森裁判所及び青森地方裁判所検事局では司法功労者を表彰。
[弘前市]この日、弘前国民学校は祝賀式を挙行、中等学校は記念運動会、芸能祭、各国民学校は合同して学童音楽会等、市内各町会も慰安会。弘前市長は各官公署長を招いて市役所楼上で祝賀会、弘前区裁判所では同所管内で戸籍事務、調停委員等での多年功労者を表彰。
[八戸市]午前十時から仮装行列、第一陣が三八城公園と湊国民学校へ勢揃い、両会場で芸能大会が催され歌謡曲、郷土芸能が繰り出された。十一時から八戸国民学校講堂で市役所内の記念祭と祝賀会、午後一時から八戸国民学校で東奥日報社・市役所共催の「新憲法講演会」が行われた。また、暫くぶりで菊花品評会が催されるなど多彩な記念行事が繰り広げられた。
施行記念
主催東奥日報「青森県民歌発表会」五月八日‐十一日
主催奥羽民報社 後援青森野球連盟「青森観桜会 市内中等学校対抗野球大会」五月九日‐十一日
主催 同社 後援憲法普及会青森県支部「青森観桜会 市民球技大会」五月十日(第一日)
主催青森市陸上競技協会 後援奥羽民報社「青森観桜会 体育大会」五月十一日
主催東奥日報「青森県民歌発表会」五月八日‐十一日
主催奥羽民報社 後援青森野球連盟「青森観桜会 市内中等学校対抗野球大会」五月九日¬‐十一日
主催 同社 後援憲法普及会青森県支部「青森観桜会 市民球技大会」五月十日(第一日)
主催青森市陸上競技協会 後援奥羽民報社「青森観桜会 体育大会」五月十一日












(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号

*次回は、岩手篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2015-04-29 21:13 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 29日

昭和21年11月3日の日本国憲法公布記念行事No.5: 宮城篇

2015年4月28日(火)(憲法千話)

昭和21年11月3日の日本国憲法公布記念行事No.5: 宮城篇

岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【 宮城篇 】

【河北新報】公布記念(十一月三日付二面より)

「けふ新生の鐘ぞ鳴る わき上がる祝賀の声 繰り展ぐ市民の大行進」民主日本再建の基礎となる新憲法は、今三日の明治節を卜(ぼく)して公布され、この記念すべき日を寿ぐため、全県を挙げて記念行事が繰展げられる。まず午前十時を期して県下全市町村をはじめ、官庁公署、学校などあらゆる公共団体が祝賀式を挙行。これに続いて各市町村では祝賀芸能大会、体育祭、仮装行列、郷土民謡、相撲、野球など思い思いの祝賀行事を展開する。一方県では、憲法が実際に施行される五月まで新憲法精神普及徹底運動を展開、期間中、研究講座、映画、幻燈などあらゆる機関を動員して、民主日本再建の基礎を固めることになった。なお、今三日の主なる行事は左の通り。
△仙台市民祝賀大会=午前十時市役所前広場 △街頭行進=仙台市を南北両地区に分け、南地区は五橋国民校に、北地区では尚□女学校に、午前十一時半までに両地区内の男女中等学校代表一万人が集合、正午を期して街頭行進に移り、全市内に新憲法公布の喜びを溢れさせ、午後一時県庁前広場に集合、県民祝賀大会に参列する。△県民祝賀大会=午後一時県庁前広場で開催、本社会長一力次郎氏の開会の辞にはじまり、千葉知事、岡崎仙台市長の式辞があって、東北帝大清宮教授の記念講演と仙台吹奏楽団の祝賀演奏を行う。△音楽行進=仙台吹奏楽団は、県民大会終了後、県庁から仙台駅前まで音楽行進を行う。
[憲法公布記念映画会](主催河北新報社・夕刊東北新聞社・移動映写連盟東北事務局)〔期日〕両方とも三日午後六時からで、入場無料。〔会場①〕仙台市五橋(東六番丁)国民学校〔プログラム〕明日を創る人々(東宝)、歌のアルバム第一集、子供ニュース、新世界ニュース、〔会場②〕荒町国民学校〔プラグラム〕大曾根家の朝(松竹)、歌のアルバム第二集、子供ニュース、新世界ニュース。
[新憲法普及講演会]〔日程〕五日岩沼、十一日鹽竃、十五日小牛田、十八日築館、二十二日石巻、〔講師〕柳瀬、清宮両教授と祖川講師。
[石巻市で詩や図案の懸賞募集]石巻市では新憲法公布祝賀行事として、懸賞募集を行う。〔締切〕△第一部(ポスター、図案、写真、絵画)十一月二十日、△第二部(詩歌、俳句、標語、紙芝居脚本四百字詰め原稿用紙二十枚以内)十一月七日。〔届け出先〕市役所教育課。
[お米の特配]民主憲法の公布を記念するため、宮城県では老若男女の別なく消費者に限り一人三合のお米を特配する。このお米は全部三日までに配給する予定であったが、輸送の関係で遅れたもので、早いところでは二日から配給しており、遅くとも四日までには全部行き渡る。

(十一月四日付一面より)「新生日本へ大行進 全県下を慶祝一色に彩る」新生日本にとって最大の礎たる「日本国憲法」は、全国民斉しく喜ぶ中に秋空高き十一月三日、明治の佳節を卜(ぼく)して公布された。自由、民主、平和の三大原理を骨子とする新憲法は、武器を捨てた国民の“世界永遠の平和”へのひたむきな願いを反映して、民主日本への第一歩を力強く踏み出した。この日、宮城県でも県民こぞっての祝賀行事が街に山に海に繰りひろげられ、新憲法を謳歌する声は菊薫る秋空に玲瓏と轟いた。午後一時県庁前広場には、この日を寿ぐ二万の県民が参集、仙台市内女子中等学校の生徒約五千名が、髪に、胸に、手にそれぞれの趣向をこらした造花をつけて会場に異彩を放った。仙台放送管弦楽団の前奏曲で新憲法公布記念県民祝賀大会の幕は切って落とされ、一力河北新報社会長の開会の辞、千葉宮城県知事、岡崎仙台市長の祝辞に続いて、「新憲法の精神」と題する特別講演に立った東北帝大清宮教授は、「新憲法の精神こそ、新しき民主日本に贈られた平和と自由の国民的大精神である」と強調して、一万の聴衆に多大の感銘を与えた。終って参加楽団の記念演奏あり、崎山仙台中央放送局長の閉会の辞あって、祝賀大会は盛大裡に幕を閉じた。(写真は県庁前広場の「新憲法発布」のアーチと「祝」の文字の旗行列)
[仙台]新憲法公布の日、仙台市では県下記念行事のトップを切って、午前十時から市役所前広場に祝賀大会を催した。定刻十時半、市内中等諸学校生徒、各種団体員、市職員、来賓に一般市民を加えて二千有余の会衆が続々と広場につめかけると、仙台吹奏楽団は佐藤楽長の指揮棒も軽やかに、明るい音楽を奏でて満場を祝賀気分に誘う。十時五十五分宇津志市学務部長立って開会を宣し、ついで吹奏楽団の伴奏で全員君が代を斉唱、久しぶりに国民的感激を新たにする。ついで、東京国会議事堂からの中継放送は、玉音朗々たる天皇陛下の勅語御朗読を場内に伝えれば、全員謹んで拝聴、感激に咽ぶ。吉田内閣総理大臣の勅語奉答あって中継放送を終り、岡崎市長壇上に立って新憲法の前文を朗読、つづいて渡邊県内政部長が(宮城県の)千葉知事の祝辞を代読、最後に佐藤市会議長の発声で万歳を三唱、文化日本の前途に贈る祝福の声を空高くほうり上げた。
[石巻市]石巻市では、午前十時市会議事堂で官民合同の祝賀式を挙行、席上市政功労者表彰式を行った。この日、市街は国旗の波に彩られ、折柄の日曜日とかち合って、人の波も平常の二倍を数えた。祝賀行事は国民学校児童の旗行列でトップを切り、つづいて堺市長を先頭に市内男女中等学校生徒がブラスバンドの演奏に足並みを揃え、“祝新憲法公布”“自由と平和”などのプラカードを掲げて祝賀行進を行った。また、一方石巻国民学校では祝賀舞踊大会、石巻市役所職員の演芸コンクールなど盛り沢山な各種行事が繰りひろげられ、街頭には祝賀酒に平和日本のほほ笑みをたたえた一群も散見され、全市挙げて新憲法公布、民主国家建設への喜びにひたった。
[鹽竃]新憲法公布を祝う鹽竃市では、午前九時の号砲を合図に各官署をはじめ団体、一般市民、学童など約五千名が郊外の上ノ原グランドに開催の祝賀市民大運動会場に集合、盛大な記念式を行った後、各町内会、各団体の対抗体育絵巻を繰りひろげた。この日魚市場では新鮮なタラを全市に特配、港に出入りする船舶は満艦飾を施して陸の喜びに呼応、また金華山漁場から帰港したあぐり(揚繰り)船はイワシ六万貫を水揚げ、市内の祝賀に応えた。
[河北新報社による新憲法記念論文募集]〔テーマ〕①新憲法とわれらの歩み、②二十年後の夢を描く。〔応募締切〕十二月三十一日〔審査発表〕昭和二十二年(一九四七年)二月十一日付河北新報紙上〔原稿枚数〕百五十枚以内。
(十一月四日付三面より)[仙台市内の風景点描]新憲法公布、久しぶりの日の丸が目にしみる。仙台市電も日の丸をつけて走っている。奉祝々々で仙台の中心部に押し寄せた夥しい人々が自ら酔ったように押しつ押されつ流れていく街の人ごみ中から……
「平和の女神も出る 花束で彩る大行進」「老若男女 奉祝気分に酔う」東一番丁の公設市場は軒ごとにお揃いの新しい日の丸を掲げ、奉祝気分の人々が雑踏している。新婚らしい絵羽織の若奥様、しばらく迷って一匹四十五円の目抜けを半前買った。次の店ではリンゴと干し椎茸、旦那様風呂敷を持ってやりながら、「今日は凄いね、お酒は配給になったし、断然奉祝新憲法だね」「大声出さないでよ、みっともないわ」、旦那様何を言われてもニコニコ笑っている。この二人、奥様の御発議か、次に一折二十円のお菓子を買った。まさに豪華版のごちそうが羨ましい。小間物屋さんの一個四円と六円五十銭の美しい布製の花飾りが売れる売れる。△「おや、お嫁さんだ、お嫁さんだ」とワーッと人が集まる。金襴緞子の花嫁さんが、自動車の中で小さくなっているが、やはり何となく嬉しそう。このおめでたい日におめでたい式を挙げた祝典のダブルプレー。片平の丁大神宮だけで三組、近来のレコードとある。△これまた街の真ン中で「新憲法反対野外演説会」の大看板。「草案第一条およびその他いわゆる主権在民の思想は……」と熱弁をふるっている。聴衆約二、三百、看板を見ながら中学生二人、「聞くべ、聞くべ、凄いぞ、こいつ……」「やんだ、面白くねえから、映画さ行くべや」。△市内某映画館はずらりと並んだ行列々々、中は廊下の方に人が多いような人ごみ、中から鼻の頭に汗をかいて出て来る。「ふつうのことしてたら見られん。喧嘩するつもりで見んのじゃ」。△映画館の隣の食堂では丁度お昼時で、皆お弁当出してパクついている。重箱、お握りと色々あるが、皆赤飯の奉祝一色。△「さあ、奉祝の御馳走に買った買った、新憲法のサンマ、六本十円」景気のいい魚屋さんの帽子に、お祝いのつもりか野菊一輪。△女学生の奉祝行進が自転車部隊を先頭にやって来る。頭や胸にきれいな造花をつけ、花山車をかついだり、生(いき)人形になったお嬢さんを乗せた車を引きながら、「平和日本建設の門出」「平和の女神」などと書いたプラカードや幟(のぼり)を持って、さすがに明日への希望に輝く若々しさ、黒山のように集まる人々の上から、進駐軍の兵隊さんがカメラをパチパチ。
「ビールも自由販売 新市域では祝いの餅」△「新憲法公布を記念して、ジョッキ一杯付き出しつきで十円。但し、御一人様一杯限り五百人様迄」。その看板の下から、まだ売り出し二十分程前なのに、すでに延々長蛇の列。娘さんもちらりほらりと二、三人、自分が飲むのか、彼氏に自分の分を飲ませるのか、ちょっと気のもめる男女同権風景。△農事は例年よりもはかどり、早場米の供出も予定の三倍を出した仙台の新市域では、世紀の記念日の三日早朝、戸毎に臼の音を響かせて祝い餅をつき、野良仕事は休んで、赤い着物の娘たちと復員服の青年たちは、どっと市の中心部へ押し出し、闇市の中を流れて評定河原の青年運動会へと急いだ。また、各公会では三合づつの特配酒を持ち寄って、農地解放やら夫婦同権やらの話に花を咲かせ、秋日和の午後を和やかな空気の中におくった。
*以上の他に、左記の祝賀行事が紹介されている。
[六県家内工業展示会]仙台市・市商工会議所主催 河北新聞社後援で記念即売(十一月一日から行っていた展示会の三日目)。
[新憲法公布記念 河北旗争奪 第一回県下学童野球大会]主催河北新報社・大日本学徒体育振興会宮城支部 後援仙台中央放送局
〔日時〕十一月五日午前九時(雨天順延)
〔会場〕認定河原帝大球場。
[新憲法奉祝大芸能祭 松竹名人会](主催協助会宮城県支部・開催地各市町村 後援河北新報社・夕刊東北新聞社)十一月五日―十三日










(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号

*次回は、秋田篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2015-04-29 20:49 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 29日

憲法便り#771:首相ウオッチ(首相の1日) 4月28日 ⇔ 4月4日

2015年4月29日(水)

『憲法便り#753』(4月23日)から、新連載;首相ウオッチ(首相の1日)を開始しました。

#753という番号は、なんとも「子どもじみた」安倍首相にぴったりの、「七・五・三」に因んでいます。

この連載は、『東京新聞』に掲載されている、「首相の1日」を引用しています。

安倍首相が毎日どのような行動をしていたかを、長期間に亘って観察すると、
彼が、如何に多忙であるか、行動のパターンが画一的であるか、
なぜいつも、同じことを繰り返し答弁し、しゃべりまくっているのかが判ります。

カバーする期間を増やしてゆきます。

【首相の一日】

【4月28日(火)】(2015年4月29日 紙面から)

  (27日)=現地時間
 【午前】
マサチューセッツ工科大(MIT)でリチャード・サミュエルズ教授、利根川進教授らと意見交換。ラファエル・ライフ学長や日本人研究者らと面談。
 【午後】
政府専用機でローガン国際空港を出発。
ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地。到着式典。
ワシントンでオバマ米大統領とリンカーン記念堂を見学。
アーリントン国立墓地で無名戦士の墓に献花。
ホロコースト博物館を視察、スピーチ。
宿泊先の大統領迎賓館ブレアハウス。
  (28日)=現地時間
 【午前】
ホワイトハウスで歓迎式典。日米首脳会談。

【4月27日(月)】 ( 2015年4月28日 紙面から)

 (26日)=現地時間
 【午後】
政府専用機で米ボストン市内のローガン国際空港。
ジョン・F・ケネディ図書館を視察。
昭恵夫人と共にケリー米国務長官の私邸で夕食会。
岸田文雄外相、佐々江賢一郎駐米大使ら同席。宿泊先のハイアット・リージェンシー・ボストン。
  (27日)=現地時間
 【午前】
ボストン・マラソンを狙った連続爆破テロの現場で献花。
ボストン郊外のハーバード大ケネディスクールで学生らにあいさつ、質疑応答。
同大の日本人研究者らと意見交換。
マサチューセッツ工科大(MIT)のメディアラボ研究所を視察。

【4月26日(日)】 (2015年4月27日 紙面から)

 【午前】
来客なく、東京・富ケ谷の私邸で過ごす。
 【午後】
0時9分、東京・渋谷の美容室「HAIR GUEST」。散髪。
1時51分、東京・日比谷公園の日比谷公会堂。北朝鮮拉致問題に関する集会「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」に出席し、あいさつ。
2時33分、私邸。
4時42分、羽田空港。
53分、報道各社のインタビュー。
5時23分、オバマ米大統領との首脳会談のため、昭恵夫人と共に米国に向け政府専用機で出発。岸田文雄外相同行。

【4月25日(土)】 (2015年4月26日 紙面から)

 【午前】
来客なく、公邸で過ごす。
 【午後】
2時52分、東京・六本木の「グランドハイアット東京」。「NAGOMIスパアンドフィットネス」で運動。
6時8分、東京・富ケ谷の私邸

【4月24日(金)】(2015年4月25日 紙面から)

 【午前】
7時44分、官邸。
8時4分、閣議。(岩田注:次の日程までは、16分間)
8時20分、岸田文雄外相、宮沢洋一経済産業相、望月義夫環境相、上田隆之資源エネルギー庁長官。
8時47分、太田昭宏国土交通相。
9時23分、萩生田光一自民党総裁特別補佐。
10時14分、外務省の斎木昭隆事務次官、冨田浩司北米局長。
11時41分、石原邦夫日米経済協議会会長。
11時59分、谷垣禎一自民党幹事長。
 【午後】
1時19分、甘利明環太平洋連携協定(TPP)担当相、TPP政府対策本部の佐々木豊成国内調整総括官。
2時8分、岸田外相、外務省の杉山晋輔外務審議官、冨田北米局長、財務省の山崎達雄財務官、浅川雅嗣国際局長。
2時46分、小川洋福岡県知事。
2時51分、岸田外相、阪本泰男総務審議官、杉山外務審議官、針原寿朗農林水産審議官、石黒憲彦経済産業審議官、武藤浩国土交通審議官、徳地秀士防衛審議官。
4時20分、浜田宏一内閣官房参与。
4時34分、冨田外務省北米局長、黒江哲郎防衛省防衛政策局長。
5時24分、夕刊フジのインタビュー。
5時58分、木村太郎首相補佐官。
6時3分、国家安全保障会議。
6時25分、額賀福志郎自民党衆院議員。
7時、公邸。宿泊

【4月23日(木)】(2015年4月24日 紙面から)

(23日)=現地時間
 【午前】
インドネシア・ジャカルタのハリム空港を政府専用機で出発。
 (23日)=日本時間
 【午後】
5時38分、アジア・アフリカ会議60周年記念首脳会議出席を終え、羽田空港。
6時15分、皇居。帰国の記帳。
6時39分、東京・富ケ谷の私邸

【4月22日(水)】 (2015年4月23日 紙面から)

 (21日)=現地時間
 【午後】宿泊先のホテル・ムリア・スナヤン。
 (22日)=現地時間
 【午前】ジャカルタ・コンベンション・センターでアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議に出席。写真撮影。開会式。カリバタ英雄墓地で献花。同センターでエジプトのマハラブ首相と会談。首脳会議で演説。
 【午後】ホテル・ムリア・スナヤンでヨルダンのアブドラ国王とワーキングランチ。同センターでインドネシアのジョコ・ウィドド大統領と会談。バングラデシュのハシナ首相と会談。中国の習近平国家主席と会談。報道各社のインタビュー。イランのロウハニ大統領と会談。チュニジアのバクーシュ外相と立ち話。大統領宮殿で夕食会。宿泊先のホテル・ムリア・スナヤン。

【4月21日(火)】(2015年4月22日 紙面から)

 (21日)=日本時間
 【午前】
7時54分、官邸。
7時58分、麻生太郎副総理兼財務相、岸田文雄外相、財務省の香川俊介事務次官、山崎達雄財務官、浅川雅嗣国際局長。
8時29分、閣議。(岩田注:次の予定までの間隔は、わずか11分。)
8時40分、麻生副総理兼財務相、財務省の香川事務次官、佐藤慎一主税局長、浅川国際局長。
9時35分、甘利明環太平洋連携協定(TPP)担当相、TPP政府対策本部の佐々木豊成国内調整総括官、大江博首席交渉官代理。
9時51分、北村滋内閣情報官。
10時28分、ケネディ駐日米大使。
11時4分、日本国際賞受賞者の高橋裕東大名誉教授、フリードマン米カリフォルニア大サンディエゴ校教授ら。
11時20分、西川一誠福井県知事。
11時30分、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京。中国料理店「花梨」で藤田芳久元山口県油谷町長らと会食。
11時55分、国会。
11時58分、岸信夫自民党衆院議員。
 【午後】
0時2分、衆院本会議。
0時4分、細田博之同党幹事長代行。
0時51分、大島理森衆院議長にあいさつ。
0時56分、官邸。
0時58分、茂木敏充自民党選対委員長。
1時40分、東京・元赤坂の赤坂御苑。昭恵夫人と共に春の園遊会に出席。
3時25分、官邸。
4時32分、報道各社のインタビュー。
4時55分、羽田空港。
5時21分、アジア・アフリカ会議60周年記念首脳会議出席のため、インドネシアに向け政府専用機で出発。
  (21日)=現地時間
 【午後】
インドネシア・ジャカルタのハリム空港。

【4月20日(月)】 (2015年4月21日 紙面から)

 【午前】
9時6分、官邸。
9時7分、山谷えり子拉致問題担当相。(岩田注:22日の日中首脳会談の翌日、すなわち23日に「靖国参拝」をすることを確認したと推定出来る。)
9時41分、平松賢司外務省総合外交政策局長。
10時34分、加藤勝信官房副長官、杉山晋輔外務審議官、山崎達雄財務官、針原寿朗農林水産審議官、石黒憲彦経済産業審議官、武藤浩国土交通審議官、上村司外務省中東アフリカ局長。
 【午後】
0時41分、斎木昭隆外務事務次官。
1時15分、鈴木英敬三重県知事。
1時27分、木村太郎首相補佐官、岩城光英自民党参院議員。
1時42分、谷内正太郎国家安全保障局長、外務省の斎木事務次官、伊原純一アジア大洋州局長。
2時36分、米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビュー。
3時50分、アゼルバイジャンのアサドフ議会議長。
4時15分、全国平家会の野崎浩会長ら。
4時24分、谷内国家安全保障局長、外務省の斎木事務次官、杉山外務審議官、冨田浩司北米局長。
5時、国会。
5時2分、田辺信宏静岡市長。
5時4分、自民党役員会。
5時26分、官邸。
5時43分、月例経済報告関係閣僚会議。
6時10分、谷内国家安全保障局長、兼原信克官房副長官補。
6時20分、河井克行自民党衆院議員。
7時41分、東京・台場のフジテレビ。
9時31分、東京・富ケ谷の私邸。

【4月19日(日)】 (2015年4月20日 紙面から)

 【午前】
来客なく、東京・富ケ谷の私邸で過ごす
 【午後】
4時52分、公邸。
5時25分、米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビュー。
6時28分、東京・西新宿のホテル「パークハイアット東京」。
同ホテル内の日本料理店「梢」で友人と会食。
8時55分、私邸


【4月18日(土)】 (2015年4月19日 紙面から)

 【午前】
7時57分、昭恵夫人と共に東京・内藤町の新宿御苑。
7時58分、高綱直良警視総監ら警視庁幹部、地元の後援会関係者らと写真撮影。
8時35分、望月義夫環境相。9時、首相主催の「桜を見る会」。あいさつ。NHKの連続テレビ小説「まれ」でヒロインを務める土屋太鳳さんらと写真撮影。
10時34分、東京・富ケ谷の私邸
 【午後】
2時37分、東京・六本木のホテル「グランドハイアット東京」。「NAGOMIスパアンドフィットネス」で運動。
6時23分、東京・虎ノ門のホテル「アンダーズ東京」。レストラン「アンダーズ タヴァン」で昭恵夫人や親族と食事。
9時11分、私邸


【4月17日(金)】(2015年4月18日 紙面から)
(岩田注:沖縄県の翁長雄志知事との初めての会談の日)
 【午前】
8時18分、官邸。
8時27分、閣議
9時34分、伊原純一外務省アジア大洋州局長。
10時18分、皇居。内奏。
11時17分、官邸。
11時56分、東京・永田町の日本料理店「伊豆栄」。地元後援会関係者と食事。
 【午後】
0時45分、官邸。
1時30分、沖縄県の翁長雄志知事、安慶田光男副知事。菅義偉官房長官同席。
3時3分、TBSの井上弘会長、武田信二社長。
3時21分、甘利明経済財政担当相、松山健士内閣府事務次官。
3時31分、甘利経済財政担当相。
4時7分、外交関係のビデオメッセージ収録。
4時12分、谷垣禎一自民党幹事長。
5時33分、北村滋内閣情報官。
5時55分、岸田文雄外相、杉山晋輔外務審議官。
6時29分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。宴会場「鳳凰の間」で「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」に出席し、あいさつ。
8時17分、東京・富ケ谷の私邸

【4月16日(木)】(2015年4月17日 紙面から)

 【午前】
8時57分、公邸から官邸。
9時5分、加藤勝信官房副長官。
 【午後】
0時55分、国会。
1時2分、衆院本会議。
3時2分、衆院第1議員会館。歯科診療室で治療。
3時44分、官邸。
3時50分、飯島勲内閣官房参与。
4時、外務省の冨田浩司北米局長、斎木尚子経済局長。
4時48分、ロンドン大衛生熱帯医学大学院のピーター・ピオット教授。丸山則夫外務省アフリカ部長同席。
5時7分、経済財政諮問会議。
5時49分、礒崎陽輔首相補佐官。
6時33分、東京・富ケ谷の私邸


【4月15日(水)】(2015年4月16日 紙面から)

 【午前】
9時17分、官邸。
9時40分、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長。
11時30分、天野之弥国際原子力機関(IAEA)事務局長。引原毅外務省軍縮不拡散・科学部長同席。
 【午後】
0時5分、山口那津男公明党代表。
1時26分、甘利明経済財政担当相、内閣府の松山健士事務次官、前川守、羽深成樹、田和宏各政策統括官。
1時51分、甘利環太平洋連携協定(TPP)担当相。
2時58分、塩崎恭久厚生労働相、香取照幸厚労省年金局長。
4時31分、谷内正太郎国家安全保障局長、北村滋内閣情報官、平松賢司外務省総合外交政策局長、防衛省の黒江哲郎防衛政策局長、河野克俊統合幕僚長。
5時4分、麻生太郎副総理兼財務相。
5時18分、産業競争力会議。
6時9分、グリア経済協力開発機構(OECD)事務総長による表敬。
6時43分、公邸。宿泊


【4月14日(火)】(2015年4月15日 紙面から)
【午前】
8時20分、官邸。
8時27分、閣議
8時40分、知的財産戦略本部。
9時27分、対台湾窓口機関「交流協会」の大橋光夫会長。
10時5分、防衛省の真部朗人事教育局長、岩田清文陸上幕僚長。
10時34分、自民党本部。
10時37分、北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの両親滋さん、早紀江さんら。募金手渡し。
10時59分、官邸。
11時20分、斎木昭隆外務事務次官。
 【午後】
1時13分、石川正一郎拉致問題対策本部事務局長。
2時26分、ミャンマーのアウン・ミン大統領府相。3時1分、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国のハルドゥーン執行関係庁長官。上田隆之資源エネルギー庁長官、上村司外務省中東アフリカ局長同席。
2時44分、谷内正太郎国家安全保障局長、北村滋内閣情報官、高橋清孝警察庁警備局長、杉山治樹公安調査庁次長。
2時57分、北村内閣情報官。
4時15分、外務省の斎木事務次官、岡浩国際情報統括官。
5時4分、「緑の羽根」着用キャンペーンでミス日本みどりの女神の佐野加奈さん、日本さくらの女王の小西千尋さん。
5時23分、黒岩祐治神奈川県知事。
5時44分、東京・内幸町の帝国ホテル。宴会場「舞の間」で地銀頭取懇談会に出席。
6時8分、官邸。
6時9分、まち・ひと・しごと創生会議。
6時56分、東京・赤坂の日本料理店「浅田」。小島順彦三菱商事会長、古森重隆富士フイルムホールディングス会長と会食。
9時1分、東京・富ケ谷の私邸

【4月13日(月)】(2015年4月14日 紙面から)

 【午前】
9時26分、官邸。
9時55分、斎木昭隆外務事務次官。
10時35分、谷内正太郎国家安全保障局長、山本条太内閣府国際平和協力本部事務局長、外務省の平松賢司総合外交政策局長、冨田浩司北米局長、黒江哲郎防衛省防衛政策局長。
11時31分、東京・芝公園の「イワタニ水素ステーション 芝公園」。開所式に出席し、あいさつ。
11時55分、官邸。
 【午後】
0時4分、政府与党連絡会議。
0時29分、日本脊椎脊髄病学会学術集会向けビデオメッセージ収録。
1時35分、故岡崎久彦元駐タイ大使夫人の昭子さん。
2時34分、ボリビアのガルシア副大統領。
2時51分、「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム」理事長の尾身幸次元科学技術担当相、尾身朝子自民党衆院議員。
4時59分、国会。
5時1分、自民党役員会。
5時26分、同党の高村正彦副総裁、谷垣禎一幹事長、二階俊博総務会長ら。
5時45分、官邸。
56分、甘利明経済再生担当相、菅原郁郎経済産業省経済産業政策局長。
6時31分、東京・赤坂の中国料理店「Turandot臥龍居」。三井住友銀行の箕浦裕副会長、丸紅の国分文也社長、新日鉄住金の太田克彦副社長らと会食。
7時19分、東京・六本木の泉ガーデンタワー。同ビル内の「住友会館」で山田啓二京都府知事、清家篤慶応義塾長、大林剛郎大林組会長、筒井義信日本生命社長らと会食。
9時28分、東京・富ケ谷の私邸


【4月12日(日】)(2015年4月13日 紙面から)

 終日、東京・富ケ谷の私邸で過ごす


【4月11日(土)】(2015年4月12日 紙面から)

 【午前】
7時10分、JR東京駅。
9時54分、かがやき503号でJR金沢駅。森喜朗元首相、長谷川栄一首相補佐官同行。
9時55分、同駅内を視察。
10時3分、同駅兼六園口の鼓門で谷本正憲石川県知事、ボランティアガイドの喜多益雄さんと意見交換。
10時28分、金沢市の福祉施設「シェア金沢」。住民と意見交換。
11時15分、石川県白山市の農業法人「六星」。視察。おにぎり、かき餅を試食。
 【午後】
0時3分、石川県小松市のうどん店「中佐中店 城南店」。森元首相らと食事。
0時48分、同市の建機メーカー「コマツ」の研修施設「こまつの杜」。視察、写真撮影。
1時15分、同市のコマツ粟津工場。視察、従業員と意見交換。
2時23分、福井市の清川メッキ工業ナノテクノロジー開発センター。メッキ実験を見学、工場内を視察。稲田朋美自民党政調会長同行。
2時54分、JR福井駅。北陸新幹線の延伸状況を視察。山崎正昭参院議長同行。
3時10分、福井市の福井商工会議所。福井大生らと意見交換。
3時54分、福井県鯖江市の眼鏡フレームメーカー「シャルマン」本社。視察。
4時20分、報道各社のインタビュー。
5時35分、小松空港。6時51分、全日空758便で羽田空港。
7時31分、東京・富ケ谷の私邸。


【4月10日(金)】 (2015年4月11日 紙面から)

 【午前】
8時17分、官邸。
8時28分、閣議。
8時41分、総合科学技術・イノベーション会議。
10時17分、草賀純男駐オーストラリア大使らが就任あいさつ。
10時48分、故宮本丈靖妙智会教団会長の長男恵司氏。
11時14分、外務省の斎木昭隆事務次官、伊原純一アジア大洋州局長。
 【午後】
0時1分、谷垣禎一自民党幹事長。
1時50分、東京・宇田川町の渋谷区総合庁舎。山口県議選の不在者投票。
2時3分、東京・代々木神園町の国立オリンピック記念青少年総合センター。国家公務員合同初任研修閉講式で訓示。
2時37分、衆院第1議員会館。歯科診療室で治療。
3時30分、官邸。
3時38分、麻生太郎副総理兼財務相、財務省の香川俊介事務次官、佐藤慎一主税局長。
4時24分、斎木外務事務次官。
4時56分、国家安全保障会議。
5時28分、麻生副総理兼財務相。
5時55分、北村滋内閣情報官。
6時43分、東京・銀座の日本料理店「近畿大学水産研究所銀座店」。世耕弘成官房副長官や秘書官と食事。
9時25分、東京・富ケ谷の私邸


【4月9日(木)】(2015年4月10日 紙面から)

 【午前】
7時28分、公邸から官邸。
7時32分、世耕弘成官房副長官。
8時55分、国会。
8時57分、麻生太郎副総理兼財務相。
9時、参院予算委員会。
 【午後】0時14分、官邸。
0時55分、国会。
1時、参院予算委。
4時1分、参院本会議。
5時3分、参院の山崎正昭、輿石東正副議長、中川雅治議院運営委員長、与野党各会派にあいさつ回り。
5時20分、官邸。
5時21分、報道各社のインタビュー。
5時53分、谷内正太郎国家安全保障局長、外務省の斎木昭隆事務次官、冨田浩司北米局長。
8時45分、羽田空港。
9時19分、パラオから帰国した天皇、皇后両陛下を昭恵夫人らと共に出迎え。
9時58分、東京・富ケ谷の私邸

【4月8日(水)】 (2015年4月9日 紙面から)

 【午前】
8時45分、官邸。
8時57分、世耕弘成官房副長官。
10時31分、羽田空港。
10時58分、パラオを訪問する天皇、皇后両陛下を昭恵夫人と共に見送り。
 【午後】
0時10分、官邸。
0時56分、国会。
0時59分、麻生太郎副総理兼財務相。
1時1分、参院予算委員会。
5時23分、官邸。
5時25分、山口俊一科学技術担当相。
5時43分、カーター米国防長官による表敬。
6時15分、斎木昭隆外務事務次官。
6時40分、東京・霞が関のビル「霞が関コモンゲート西館」。同ビル内の霞山会館で故岡崎久彦元駐タイ大使をしのぶ会に出席。
7時、公邸。宿泊

【4月6日(月)】(2015年4月7日 紙面から)

 【午前】
9時52分、官邸。
 【午後】
2時13分、インドのラジェ・ラジャスタン州首相。ワドワ駐日大使、山田滝雄外務省南部アジア部長同席。
2時29分、自民党の吉田博美参院国対委員長、山本一太参院議員。
3時54分、伊達忠一同党参院幹事長。
4時29分、高市早苗総務相。
5時40分、「新経済サミット2015」の三木谷浩史楽天社長ら。
6時26分、東京・日本橋室町のホテル「マンダリンオリエンタル東京」。宴会場「グランドボールルーム」で、アラブ・ウイーク・レセプションに出席し、あいさつ。
6時52分、東京・京橋のすし店「寿し仁」。朝比奈豊毎日新聞社社長らと会食
9時23分、東京・富ケ谷の私邸

【4月4日(土)】(2015年4月5日 紙面から)

 【午前】
来客なく、東京・富ケ谷の私邸で過ごす。
 【午後】
1時23分、東京・六本木のホテル「グランドハイアット東京」。「NAGOMIスパアンドフィットネス」で運動。
4時33分、私邸

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)

闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。

ご注文は、下記の書店へ
美和書店 電 話03-3402-4146  FAX 03-3402-4147


by kenpou-dayori | 2015-04-29 19:30 | 首相ウオッチ・首相の一日
2015年 04月 29日

憲法便り#908:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.8: 福島篇』(5月5日加筆)

2015年4月29日(水)(憲法千話)
2015年5月5日(火)加筆:
福島の皆さんへの激励の気持ちを込めて、出来るだけ日本国憲法成立当時の福島県各地の表情を伝えるようにしました。そのために、福島県内の2紙の記事を詳しく取り上げました
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

憲法便り#908:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.8: 福島篇』

【福島県】福島県下の祝賀行事については、『福島民報』と『福島民友新聞』の二紙が伝えている。前者はマイクロフィルムの状態が良くないが、各地の様子を詳しく報じているので不明な個所は□□と空欄にして収録した。

【福島民報】公布記念 (十一月三日付二面より)

「国民の憲法 生まれ出る日」今日こそ国民の憲法が生まれ出る大いなる喜びの朝、永遠の平和と自由を我々に約束する祝賀の花火が秋空高く輝いて、新日本の輝く前途を祝賀する色々の催しは、浜の場で、会津の□□に、県下に繰り展げられる。あたかも明治の佳節に当り感激もまたひとしお。浜には満艦飾の漁船、街には文化の集い、村には記念の□□と、嘗ての自由民権発祥のここおしなべて再建へのたくましい□□□が奏でられるのだ!

[福島]
「人気の的・仮装行列」早朝から花火を上げてお祝いすると共に、次のような多彩な行事を全市に展開する。△祝賀会=午前十一時から第一国民学校に市内の官公署、会社、銀行、工場、各地諸団体代表や市議、町会長等が参集して挙行。△記念植樹=午前八時から逍遙(?)道路の両側に柳百本を植樹。△懸賞付き仮装行列=午後一時から第一国民校を出発、市役所へ行進。△市民体育会=第二、第五両国民学校で開催。△野球祭=市営グランドでアマチュア、プロ野球を行う。
△なお、福島中学校では同校講堂で、午前九時から経専教授竹中敏夫氏の憲法講演会を催すなど各種の行事を催す。
[郡山]
「婦人講座も催す」市の祝賀記念式は、午前十時から市公会堂に市議、自治功労者、町内会長、各種団体代表等が参集して盛大に行う。その期十日までスポーツ篇として、町内対抗野球、職場対抗野球、今泉産業(?)対全郡山の野球戦などが行われ、その他次のような催しがある。
△郡山労農市民大会=郡山駅前広場で午前十時から県民主協同闘争委員会が主催で開く。
△日本基督教福島県第三支教区=郡山市細沼教会堂で(以下、四つの行事があるが、残念ながら判読不能)
△郡山国際平和協会=日本キリスト教団□□小野道雄氏の細沼教会における講演会。
△新日本婦人連盟郡山支部=婦人政治講座を芳山国民校で開催。二日は時事問題(県労働委員?加藤司七氏)、九日は社会主義について(鈴木義男氏)、十六日は共産主義について(宮本百合子氏)、二十三日は婦人問題(市川房枝氏)、三十日は資本主義について(佐藤宗平氏)。
△□□第二町内会=男子十七歳以上二十九歳まで、女子十七歳以上二十六歳まで(いずれも未婚者)の者を以て青年部を組織し、午後六時半から芳山国民学校で発会式を挙行。
[平]「音楽会や花火」各区対抗競技会が午前九時から工業学校と商業学校校庭で開催。夜は公会堂で大音楽会を。また、早朝から花火を打ち上げる。
[白河]
「おいらん道中」町民体育大会、仮装行列、自動車、自転車、騎馬の大行進など豪華な番組、中でも仮装行列には白河見番の□□連四十余名が昔そのままの花魁道中を仮装して参加、夜は午後六時から約三百発の花火を打ち上げるので、町役場では特に進駐軍将兵を招待する。なお、各学校の記念行事は次の通り決まった。△白河中学=記念植樹と校内野球、庭球大会。△白河高女=テノールの薗田誠一氏を招き、記念音楽会(十日)と文化展覧会。△白河第一国民校=植樹と郡内の図画、書き方、手工の展覧会。△第二国民校=各教室に撮□機を取り付けるほか、球技大会。△第三国民校=校内展覧会(十五日頃)
[若松]
「市民大会や功労者を表彰」市の功労者に対して、三日、次の人々の表彰式(氏名略)を行うほか、六日には市民大会を旧□庭で催し、町内会単位の対抗競技を行う。
[四倉]
「漁船は満艦飾」町有林十町歩へ松、椚など植林するほか、入港中の漁船は満艦飾を施し、また国民校庭で区内対抗親善野球大会を催す。祝賀会場では節婦、孝子、各種功労者の表彰。
[飯坂]
三日午前七時から国民学校で祝賀会を催し、八時から町内対抗体育大会、町内対抗の仮装行列。
[桑折]
野球大会と家畜市場が国民校庭で開かれるのを初め、郡是(ぐんぜ)製糸桑折工場の運動会、□□会並びに疎開画家色紙展など。
[梁川]
各団体主催で旗行列、仮装行列、劇、演芸会を催す。一方国民校庭では、野球リーグ戦、女学校コートで庭球大会、四、五、六の三日間国民校講堂で総合美術展。
[川俣]
国民校と高等女学校で記念式典、成績品展覧会、五日は川俣の郡九校合同学芸会(川俣校)、県立川俣工業は生徒の作品展覧会、川俣町□□各国民校児童作品展、書画、骨董、同窓会出品展。
[保原]
祝賀式典を各種団体代表、常会委員等が役場に参集して行い、また花火を打ち上げる。
[飯野]
午前九時から国民校で式典を挙げ、旗行列、夜は提燈行列。
[富岡]
体育競技大会を午前九時から国民校校庭で開く。
[中村]
慶祝町内対抗野球大会を午前八時半から相中球場で開催、また元授産場を活用した戦災者、引揚者のためのミシン縫製の授産学業は、今回新たに経営委員会を設置して運営することに決まり、この日午前八時から佐藤勤労署長、三田町長らの挨拶の下に、操業式を行う。
[原町]
町民大運動会を午前九時から町、体育協会共催で国民学校校庭で行う。
[須賀川]
須賀川文化協会で三日から十日まで野球大会、庭球大会、文芸講読会、囲碁大会、演芸大会、その他各種展覧会を催す。
[矢吹]
午前九時から国民校で記念式、十時より国民校児童および一般町民の旗行列、午後一時より国民校庭で町民運動会。
[大槻]
国民校に七十歳以上の高齢者を招いて、敬老会を催す。
[三春]
町民運動会を午前九時から開く。
[小野新町]
町民一般の仮装行列、学童の旗行列、七日には鈴木義男代議士(社会党)の時局講演会。
[石川]
町民運動会は国民校グランドで開催、各種対抗競技、懸賞付き仮装行列、女子青年団の石川音頭など盛り沢山。
[喜多方]
午前中町内国民、中等学校、一般町民の連合大運動会。午後二時から仮装行列、四日は東北帝大高柳教授の講演会。

(四日付三面より)
「寿ぐ“新生”の序曲」新生日本への序曲ともなる新憲法公布の三日、全国各地は記念式典を初め多彩な各種行事を繰り展げる佳き日を謳ったが、この日の県下の慶祝参加も各地色とりどりで行われ、風なく薄陽のさすこの日、新生日本を祝う花雲、仮装行列、体育大会、さては音楽会、記念植樹と思い思い趣向をこらし、平和と自由に酔うよき一日を過ごした。
[福島]
三日福島市内に近郊から集まった人出、福島駅ではいつもの乗降客三千数百人程度に比べて、この日は通勤、通学者は見られないのに、それでも一列車で大体七百人の旅客が下車し、安達、松川や伊達、舘上(?)、□沢などから二千余の人出があり、飯坂温泉からの電車も三千二百、三百人の客があり、大体三割ほど増えた。
[若松]
「“戦争放棄”のプラカード」
新しい日本の出発を祝った。市役所では功労者の表彰式、新道路神明通りの開通式、市内では「祝憲法公布」「守れわれらの新憲法」「戦争放棄」など色とりどりのプラカードを掲げての街頭行進、甲賀町町内会では軒並みに紅白の幕をめぐらし、山車を出し、太鼓を叩いての賑やかな行進など、競馬の催しもあって、市内は近来になく雑沓した。夜は会女講堂で、土井晩翠翁を招いての静かな音楽会に記念すべきこの佳き日を過ごした。
[平]
「平市も大賑い」平市でも多彩な慶祝の行事が行われた。市役所では午前十一時から公会堂において祝賀式を挙行。
十二時半からは平市農校で市民の体育大会を開催したが、観衆は各区一チームの親子三百米継走、各町内会長の宝探しなどの各種目に喝采を送った。この日の呼び物仮装行列は、鳴り物入りのトラックを先頭に午後一時駅前から市内目抜き通りを行進、進行中の体育大会会場に到り見物中の市民を楽しませた。なお、善中、富士興業、平局でもそれぞれ体育大会を開催した。
[白河]
「花火で彩る夜空」白河町では午前九時から白山グランドで、まづ町民の体育大会から幕を開けた。天気はよし、盛り沢山なプログラムに競技場は朝から観衆で賑わった。午後は会社、工場、町会、隣組その他各種団体などの仮装行列と騎馬、自動車の大行進があり、駅前広場に勢揃いした六十余頭の騎馬隊を先頭に、四十台のトラック隊がこれに続き、最後に思い思いの趣向をこらした仮装行列が全町を練り歩いた。夜は午後六時から花火大会に移り、秋の夜空に描くさまざまな花模様は、全町民を十分に楽しませ、豪華な記念行事は深更まで賑わった。
[田村郡守山町]
「部落対抗演芸会」守山町では、三日国民校で部落対抗素人演芸競演会開催。
[石川郡浅川町]
「酒二合持ち寄って」浅川町では、三日国民校で記念式典を挙行。終って全町民がお祝酒三合づつを持ち寄って、祝賀宴を催した。
[川俣町]
「川俣でお祝いの餅」同町の農事実行組合では、組合員一人当たり二合の糯(もち)米を持ち寄り紅白の餅をついて三日の新憲法公布記念日に国民学校児童、高等女学校生徒に贈った。
[田村郡逢隈村]
「逢隈では敬老会など」逢隈村では憲法公布を記念、四日には三丁目青年団主催の敬老演芸大会、十日には国民学校で自慢農作物品評会や児童作品展覧会を開く。
[飯坂町]
「国立病院の患者さんも招待」飯坂町では午前七時半から同町国民学校校庭で町民体育大会を開催。飯坂分院の患者さん四十名も招待、賑やかな会場には朝からお弁当持参の町内婦人や国民校、幼稚園の児童、町内の男女青年やお婆さん達までが交わって、町内対抗リレー、幼稚園のお嬢ちゃんの遊戯など盛り沢山。仮装行列などもあって、夜になるまでお湯の町は賑わった。
◆「福島日東も」福島日東紡では、三日同工場内の秋葉神社例大祭を行い、一日の休みを健全に過ごそうと午前八時から運動会を催し、午後は演芸大会を開催した。この日の呼び物運動会では、会社側対組合側経営協議会樽回し、泥鰌掴み、隣組營組対抗リレー種目があり、演芸部ではジープは走る、狸御殿、お夏清十郎が人気を集めていた。

【福島民友新聞】公布記念(十一月四日付三面より)
「踏出す希望の首途 街に村に繰り展ぐ祝賀絵巻」敗戦日本が、民主日本の土台石とも言うべき新憲法は、菊薫る昨三日国民の待望裡に公布された。この日、県都福島をはじめ県下各地では、祝賀会に引続き、運動会、仮装行列、旗行列、演芸大会などそれぞれ多彩な記念行事を開いて、心からこの日を寿ぎ、二百万県民は麗しき郷土の上に、新憲法の真意に徹した民主国家を建設すべきことを改めて誓うのであった。

[県庁]
県庁の祝賀式は、三日午前十一時から県会議事堂で挙行、石原知事は憲法公布の意義を説明して新日本建設のために力を致されたいと要望、ついで軍政府、県会議長の祝辞があって、同三十分盛会裡に式を閉じた。
[福島]
県都福島では数々の祝賀絵巻が繰り広げられ、全市は祝賀一色に塗りつぶされた。午前八時、戦争このかた久しぶりに聞く煙火の音に気勢があげられ、懸案の大福島建設の一翼を担う都市計画街路拡張事業に光彩をそえて、柳苗百本の記念植樹が試みられた。十一時市内関係団体を網羅する祝賀会、ついで午後一時には市民の趣向をこらした仮装行列に、市内はお祭り以来の人出を呈して新憲法の誕生を寿いだ。
▲「人気をさらった仮装行列」「福ビル前 広場を埋める人の波」新憲法公布を祝う各地の催しに県下は祝賀一色に彩られたが、県都福島市は午後一時から繰り出した趣向をこらす仮装行列に、県北一円から押しかけた十数万を数える人の波は、福ビル前広場を埋め尽くし、かつて見られないほどの賑わいを呈した。仮装行列の入賞は次の通り、
▲団体【一等】福島製作所【二等】東北ドック、早稲町青年会【三等】大町町会、露天商マーケット
▲個人【一等】大町町会(憲法公布)【二等】早稲町七福神、東北ドックの踊り【三等】福島製作所、結婚式、獅子舞、競馬。
[郡山]
市では午前十時から市公会堂に市会議員、自治功労者、町内会長その他を招待して祝賀式を挙行。引続き同所で芸能祭を催し、仮装行列、各学校毎の運動会等を開いて六万市民は心から新憲法の門出を祝った。
[若松]
市では午前十時公会堂で市議、町内会長その他が参集して祝賀式を挙行。一方市内では運動会や仮装行列を行ったが、当日は会津競馬第二日目と重なったので、その人出は二万を数えるという盛況を呈した。
[平]
市では午前九時から工業学校と商業学校校庭で全市民の各区対抗競技会を催し、夜は公会堂で大音楽会を開いたほか、早朝から煙火も打ち上げて景観を添えた。
[県北]
▲簗川町では午前九時半から旗行列と仮装行列、十時から国民学校校庭で野球、女学校コートで庭球、夜は広瀬座で演芸大会。
△桑折町では家畜市場、国民学校校庭で町内各チームの野球戦、その他疎開画家の色紙展等を開催。
△保原町では午前七時から保原中学校校庭で町内八チームの町内野球大会。
△飯坂町では午前七時から国民学校で祝賀会を開き、続いて同校庭で町内対抗の体育大会。
△川俣町では本社川俣支局主催で町民野球大会が午前十時から川俣国民学校で開かれたほか、同校児童の作品展覧会と記念講演会、川俣工業校で達南方部各国民学校児童の工芸品展覧会等があり、夜は川俣座で素人歌謡コンクールと映画会を催した。
△その他、飯野、松川、二本松、小浜の各町をはじめ各村でもそれぞれ運動会、仮装行列、演芸会等を催して新憲法の誕生を祝った。

[県南]
△熱海町では国民学校講堂で軽音楽会、夜は盆踊り。
△須賀川町では三日から十日までの文化祭が始まり、三日には国民学校校庭で少年野球大会とOB野球大会を行った。
△三春町では午前九時から国民学校校庭で町民運動会。
△石川町では国民学校で運動会を開催。
△小野新町では仮装行列、旗行列のほか、民友青年議会支部主催の演芸競技会が午後一時から新町会館で開かれた。
△棚倉町では城跡グランドで町民体育大会を開いた。△矢吹町では国民学校、一般市民の旗行列を、午後一時から学校校庭で町民運動会を催した。
△白河町=経費二萬圓で午前中盛大な体育祭、午後は自動車、自転車、馬を総動員して大行進を行った。△その他西白河郡下の町村でもそれぞれに祝賀行事を行った。

[会津]
△喜多方町では午前中に国民学校校庭で、国民学校、中等学校、一般町民の連合大運動会、午後二時から仮装行列、四時から東北帝大高柳教授の憲法講演会を開いた。
△高田町では二松柳公園で青年団など八チームが参加して、第一回秋季野球大会を挙行。
△その他猪苗代、坂下、野澤、熱鹽、田島の各町をはじめ各村でもそれぞれ運動会、仮装行列、演芸会などを催した。
[浜通り]
△中村町では午前八時半から相中球場で慶祝町内対抗軟式野球大会、同じく九時半から新装の長友グランドで町民体育大会、懸賞付き仮装行列。
△原町では体育協会と共催で午前九時から国民学校庭で町民大運動会、午後から旭座で祝賀演芸大会。
△小高町では午前九時から国民学校庭で町民運動会。
△富岡町では国民学校で連合体育競技大会。
△四倉町では国民学校庭で老人子供も加えての区内対抗親善野球大会を行った。
△古河好間炭鉱でも鉱業所、労組主催で祝典、家族慰安を兼ねて運動会を催すなど、浜通りは一日中賑わった。

昭和21年11月4日付『福島民友新聞』四面
上段には、
「新憲法でどうなる」の企画記事には、「三下り半も出せぬ 浮かび上るぞ「無能力者」」の見出し。
「女性」の項目は、高柳賢三教授が担当。
「新憲法発布」と題して、斎藤茂吉の短歌二首。
人気作家長谷川伸の随想『明治憲法発布の頃』の中見出しに、「新版『鹿鳴館時代』は駄目」、「昭和憲法とカラ念仏」の文字が目をひく。
下段は、「戦争放棄を宣言せる新世紀は来る 憲法公布を祝ふ 再建日本統治の大本はここに成る」の見出しの祝賀広告が大部分が占めている。
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(画像の出典は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YBー1839)
【研究メモ】私が集中的に地方紙の調査を始めた2011年の時点では、国立国会図書館には、『福島民報』、『福島民友新聞』とも、日本国憲法成立過程を調べるために必要とするぶぶは、欠落していた。
だが、福島県立図書館はと言えば、3・11の大地震のために大きな被害を受け、半年を過ぎても、開館の目処は立っていなかった。それぞれの新聞社に問合せをしようとも考えたが、その前に、国立国会図書館新聞資料室課長代理の堀越さんに、同館が、福島県立図書館からマイクロ資料を貸出してもらって、コピーを作成することは出来ないかとの、要望を伝えた。すると、たまたまだが、このニ紙のマイクロ資料を福島県立図書館から預かっていて、まだ当分の間、預かっておいて欲しいと依頼されているとのこと。
まさに、『不幸中の幸い』であった。そのような訳で、私は、」福島まで足を運ばすに、資料を入手することが出来た。

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by kenpou-dayori | 2015-04-29 08:40 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 29日

憲法便り#906:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.6: 秋田篇』

2015年4月29日(憲法千話)
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憲法便り#906:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.6: 秋田篇』

岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部よ

【秋田魁新報】公布記念(十一月四日付三面より)

「全県下菊晴れに祝ぐ解放と自由の新法典」
▲晩秋には珍しい好天に恵まれた明治節、菊の佳日を選んで公布された我等の新法典は、安らかに休養の一日を過ごす百二十万県民に開放と自由の喜びを与え、相ともに集う場所にもまた心からなるお祝いの気分を横溢させた。街々に、家々に晴れやかにはためく国旗を感慨深く仰ぎつつ、県下町村は敬虔な感銘をもって各種の記念行事を繰りひろげた。
▲県ではこの日、県会議事堂に官民合同の厳粛な公布記念式典を挙行、県都秋田市もまた憲法精神の普及を目指す各種の座談会、講演会をはじめ、喜びの発露たる芸能や体育の賑やかな催し物で綴った。
▲各都市では、また町村毎に官署や学校に式典を行い、功労者の表彰を行った後、大人も児童も一緒になっての久しぶりの演芸会、運動会、弁論会などで自由を謳歌し、さらに村々では秋の実りを誇る農産物品評会を催して記念するなど、羽後路はこの日の陽ざしのように、明るい希望と抱負に充ち満ちた。

[秋田市]
「朗色みつる県都」新憲法公布の日は明治の佳節にあたり、県都はマ司令部の許可を得て久方ぶりで日の丸の国旗が朝風に翻った。街をゆく人々も官吏はモーニング姿、女性は洋装も颯爽又は美しい派手な晴着を纏って闊歩する晴れやかな笑顔である。午後からは近郷近在の農村の人々も繰り出して、晴れの日を祝うが如く映画館や食堂は満員。各家庭また御祝いの酒で祝意を表し、この日の県都は祝賀の喜びにみち溢れていた。
県が県会議事堂で官民合同の公布記念式典、秋田市も憲法精神の普及を目指す各種の座談会、講演会をはじめ、芸能、体育の催しを挙行。

[能代]
能代市では三日午前十時から市役所で柳谷市長はじめ官署、学校、団体長、町内、部落会長等、全市有力者参集のもとに新憲法公布記念式典を挙行した。同時刻から全市学童七千人参加の旗行列を行って全市を祝賀の旗で埋めると共に、全市軟式野球大会開催のほか、藤原虎雄、豊澤勇治、平川民治の三氏発起の憲法研究会結成式、学童生徒の奉仕で記念グランド整備の鍬入れ式など、明朗にして多彩な諸行事によって此の日の意義を深からしめた。
[横手]
新憲法発布記念の三日、横手町では町民代表の参列を得て、午前十時から男子国民学校で式典を挙行したが、連合青年会でもこの意義ある日を再建日本靑年の体位向上のスタートとすべく、町内巡回の駅伝競走を行うなど、町民こぞって民主憲法公布をことほいだ。
[本荘]新憲法公布の三日、本荘町では午前十時から役場の会議室で町内各官署の代表者、町内会長その他の関係者約百八十名出席の下に公布奉祝記念式を挙行し、それぞれ奉祝式を挙行、この日を寿(ことほ)いだ。
[大舘]
新憲法を謳歌する世紀の祝典のこの日、大舘町では町主催で同町桂城国民学校校庭において官民五百余名参列の下に晴れの式典を挙行。引続き公民館において開館式を挙行後祝賀会を催し、参加者から新憲法を讃えるテーブルスピーチが続出、意義ある式典を閉じた。
[大曲]
この日仙北郡各町村では役場或いは学校で式典をあげ、夜は臨時常会で新憲法の趣旨徹底をはかった。大曲町では同町野球連盟後援で全町野球大会を開き、六郷町では生産に結びつけて農機具・養蜂・漬物等の各種懇談会を催し、その他の町村も農民祭などをこの主旨に副って三日を中心に開催するなど、農産国らしいお祝いの行事が全郡に亘って盛大に行われた。また角館高女では近接町村の国民学校児童画展、女子中等学校成績品展、バザー等多彩な行事を行い賑わった。
[湯沢]
新憲法公布記念日を迎えた雄勝郡では、各町村とも一斉に式典を挙行。町村農業会では三日を中心に記念農産物品評会を開催したが、湯沢町ではこの日早朝から祝砲を打上げ、午前十一時より女子国民学校で全町民の祝賀会を催し、引続き町内会常会を開いて感激の祝宴が張られた。また、各学校では記念の体育会、芸能発表会、書画展等を開催した。
[鷹巣]
新憲法発布を記念して、鷹巣町は青年会とタイアップして街から街へ多彩な記念行事を繰り広げた。△午前八時鷹巣国民学校に於いて式典。△午前十時町鷹巣町役場で祝賀会、△午後一時から、仮装行列並びに国民学校児童の旗行列(町内一周)。△午後三時から、各種団体及び青年会四区対抗の町内一周駅伝競走。△午後七時から、鷹巣芸能会の野外演奏。△その他町内三ヶ所に記念アーチを設置。△鷹巣農林学校で記念行事として午前九時式典を挙げ、午後からは言論の自由を表徴した校内弁論大会を開催した。
[花輪]
新憲法公布の三日、鹿角郡各町村では記念式典を行うと共に、三日より二日間記念農産品評会を一斉に開催した。なお、各町村に於ける三日の記念行事は次の通りである。△花輪町=午前十一時より自治功労者並びに徳行者の表彰式、午前九時より町民大運動会を開催。△尾去沢町=町並びに鉱山共催で、午後一時より協和会館で講演会、国民学校では学芸会を開催。△七瀧村=午前十時より記念敬老会。△毛馬内町=午前十時より国民学校で全町民参加の記念式典を挙行。

なお、以上の記念行事を伝える紙面の隣に「国民の裁判所として司法権の独立へ 今後の在り方を語る」と題し、坂井秋田裁判所長の顔写真入りで、長文の談話が掲載されている。その主旨は、公布された新憲法に盛られた、司法権の独立、最高裁判所の地位、地方裁判所の今後の在り方についてである。この談話は明治憲法下の司法制度と、民主的な新憲法が定めた司法制度の違いについて、及び司法の民主化の意味について、地方裁判所長が国民に判り易く説いた名文なので、本書第三部「司法の民主化及び司法改革」の具体例として談話全文収録した。

【坂井秋田裁判所長の談話】
「一言にして言えば、新憲法によって司法権の独立は益々強化された。というのは、新憲法を貫く精神が二つある。所謂(いわゆる)民主主義精神と平和主義精神である。民主主義精神が新憲法に盛られた結果どうなるかというと、寧ろ司法権の独立は強化する。明治憲法では、日本の統治権の総攬者は天皇であらせられたから、政治機構の面においてもそれによって組立てられ立法、司法、行政の三権は、立法は議会、司法は裁判所、行政は内閣によって行使されていたけれども、併しその源は結局総攬者であられた天皇から来て居た。従って、裁判といっても、裁判所がやるけれども天皇の名に於いてやるということであった。
 ところが、新憲法は民主主義精神を基としたので、天皇は国家の象徴であって統治権の総攬者ではなくなり、主権は国民にあるという建前から政治機構の上にもそれがあらわれて、立法は国会、行政は内閣、司法は裁判所で行う事には変わりはないけれども、その本源は天皇からくるのではなくて、国会、内閣、裁判所それ自体の権限として行うことになった。そうすると、今までは天皇の名に於いてやった裁判所が、裁判所自体の権限に於いて裁判することに変ってきたので、一般では司法権の独立が弱体になったように感ずるけれども、新憲法の精神は決してそうではなく、寧ろその独立を強化している。
 法治国である以上は、如何なる時代でも司法権の独立というものは、国民として守るべき最後の一線、従っていずれの国においても又時代においても、司法権の独立は強化されなければならない。新憲法においてもその司法権独立の強化のために、まづ最高裁判所の地位を向上させ、その長官は総理大臣と相並んで、内閣の指名に基いて天皇が任命するということになり、なおかつ司法権の背後には天皇ではなく、国民の支持があるということを必要とし、最高裁判所の裁判官は国民の審査によって罷免させられる規定も設けた。これは結局、最高裁判所の裁判官はすべて国民の支持があるのだというところに、最高裁判所の地位の向上もあるわけである。要するに、国民の選任監督の下に最高裁判所があるという点に民主主義的原則を裁判所の機構の上に確立した。
 なおまた新憲法では内閣の権限を明治憲法のような強大なものではなく、寧ろその権限はすべて国会に遷り、国会が中心となる政治機構に変ってきたので、その国会の至上至大主義を抑えるために立法府の違憲立法を審査する権限を与えており、また更に特別裁判所の設置も禁止して、行政、機関の中心裁判も禁止する点等から見て、司法部の地位を向上拡大させ、司法権の独立の強化を期しているのである。要するに、裁判所というものは新憲法によって民主主義化して、国民の裁判所として法治国の守るべき司法権の独立を擁護することになったわけである。」

(「編集中記」は、私の造語です。編集後記では、言及したい問題点とあまりにも離れてしまうので、(注)や「あとがき」とは別に、書き込んだ、多少遊び心のある文章です。
いわば、ちょっと、中休みという訳です。
自費出版の気軽さから、試みた次第。

〔編集中記⑤〕
一九四六年十一月三日に、秋田県増田町が『日本國憲法と義解』(以下『義解』)を刊行し、全町民に無料配布している。市町村レベルでの憲法書刊行を確認できたのは増田町だけである。
『義解』は「はしがき」も「あとがき」もなく、目次一頁と本文四十五頁という構成の小冊子だが、新憲法の解説書として高い水準にある。
日本国憲法前文および前文への【解】、即ち解説に始まり、以下条文ごとに【解】を付した逐条説明が続く。『義解』の書名と説明の形式は、伊藤博文著『憲法義解』を模したもの。
著者名はないが、調査した結果、金森徳次郎であることが判明。

『義解』との出会いは、二〇〇六年五月に「九条の会・ゆざわ」で行った講演終了後、O氏が声を掛けてきて『義解』を見せてくれたことによる。
その後調査したが、公的機関での所蔵は一冊もないため、二〇一〇年十一月に同氏から提供を受け、国立国会図書館憲政資料室に寄贈した。

2011年3月14日付『秋田魁新報』16面
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その経緯についての拙稿が、上の画像に見るように、二〇一一年三月十四日付『秋田魁新報』に掲載されたが、3・11の直後のことで、多くの紙面が悲惨な大震災被害を伝える写真で覆われていたので、私の小論は、ほとんど目立たなかった。
ところが、この記事を読んだ増田町のSさんから、同書及び発行時の配布文書を持っているとの連絡を受けたので、続編を寄稿し、同年六月一日『秋田魁新報』で報じられた。

2011年6月1日付『秋田魁新報』16面
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写真が笑顔なのは、3月11日の午前中に、国立国会図書館で、撮影した時に、しかつめらしい顔をした写真と笑顔の写真の二枚のうち、あまり研究者らしくない笑顔の方を選んだものがそのまま使われたことによる。

九月に彼からも提供を受け、彼と共に秋田県立図書館を訪れて寄贈したが、この時、秋田県立図書館で講演を行っている。
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上は、秋田県立図書館所蔵の当時の新聞の展示

秋田県には九回の講演に招かれているが、そのきっかけは、現秋田県平和委員会理事長風間幸蔵さんが二〇〇五年十二月に開催された「秋田県九条の会一周年記念講演会」の講師として私を推薦して下さったことによる。
そして翌年五月に「横手九条の会」、「九条の会・ゆざわ一周年記念講演会」と連続して招かれ、この幸運に出会った。
「九条の会・ゆざわ」は、日本共産党湯沢市議で事務局長の半田孝子さんを中心に、大雪の時にも、毎月九日の駅頭行動を続けている。
因みに、秋田県内からは、拙著『検証……』だけで千数百冊の注文を受けている。

昭和21年11月3日付『秋田魁新報』一面
「民主日本の憲法けふ公布」「全世界注視の裡に 国家再建へ発足」の大きな見出し。
社説は、「新憲法による建國」
下段に、「喜びの百廿萬縣民」の見出し。
最下段に、「新生憲法 祝 發布記念」の見出しの下に、
秋田県知事、秋田市長、能代市長をはじめ、県内の団体、企業の連名での祝賀広告。
横書きの見出しは、右から左へ、旧仮名遣い、漢字の旧自体、恩赦の施行は、当時を物語る。
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(画像の出典は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:YB-23)

【研究ノート】講演は、この他に、
秋田九条の会、
横手九条の会、
九条の会・ゆざわ、
大仙九条の会、
土崎九条の会、
かづの九条の会
あきた農林水産九条の会
増田町(Oさん)・ゆざわ(半田孝子さん)共催による講演会

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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美和書店 電 話03-3402-4146  FAX 03-3402-4147


by kenpou-dayori | 2015-04-29 07:38 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 29日

憲法便り#907:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.7: 山形篇』(5月9日補訂版)

2015年4月29日(水)(憲法千話)
2015年5月9日(土)補訂:憲法公布記念日の吉田茂首相談話全文(再録)
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

憲法便り#907:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.7: 山形篇』

【山形新聞】公布記念(十一月四日付二面より)
「祝う新しい国の始め 式場に湧く万歳」新しい国つくりの発足を祝う新憲法公布の三日、晴れ上がった晩秋の空は菊花かおって、あくまでも澄みわたり、街に村にこの日を寿ぐ日の丸の旗が眼にいたいほどあざやかに映る。百三十万県民は、この今こそ『主権在民』の夜明けを迎えたのである。どの街もどの村でも、心からの喜びに溢れて祝賀の式典を挙げ、新雪に装われた四囲の山々を振り仰いでは、今さら生きる喜びに浸ったのであった。この日、山形では県営グランドに高松宮様をお迎えして祝賀式典を挙行したが、久しぶりに一万人の『君が代』斉唱の感激のどよめきはひたぶるに昂まり、期せずして万歳の叫びは秋空高く鳴り響いた。かくて、『戦争放棄』を永久に宣言した、新しい日本の発足が約束されたのである。

[山形市]
「賑かな平和絵巻 仮装行列に観衆十萬」秋晴れのよき日、民主日本の前途を祝さんとする新憲法公布の記念行事、県都山形市の仮装行列は七年ぶりに復活しただけに豪華版そのもので、これを観覧せんとする群衆は実に万を超え、さながら解放された民族が心から平和国家を祝福する頼もしい絵巻であった。行列は、団体十二、個人九、広告六で、どれもこれも新憲法にふさわしい『平和の祝典』、『平和の使い』、『女性解放を叫ぶ』などの題名を掲げた再建日本的な色彩が多く、一般市民を沸き立たせた。この日の行列順路は千歳公園に集合し、薬師町、六日町、七日町大通、横町、十日町を通り、誓願寺四辻で午後三時半頃解散されたが、午後四時入選者は次の如く決定した。
〔団体〕△特選二千五百円『狐の嫁入』原田製作所 △一等二千円『平和の使』山形市職員会女子部 △二等千円『平和の天使太平洋を渡る』 蚕業試験所 △三等七百円『建設まつり』山形職員会 △四等五百円『雀のお宿』大場製作所 同『平和の祝典』鐡興社 △五等三百円『悪魔を払って新憲法』『供米音頭』『日本再建は体力から』
〔個人〕△一等五百円『文福茶釜』 △二等三百円『土人踊り』(土人は差別用語とされ現在は使われていないが、当時の記事をそのまま伝える)△三等二百円『昭和の天の岩戸』『新憲法発布祝賀紅葉狩り』 △四等百円『傳兵衛猿回し』『戦災者供養』『熊と金太郎』『マックアーサー元帥ありがとう』、〔広告〕△一等百円『七福神宝船』勧銀山形支店 △二等五十円『病魔退治』日本製薬、関東軽金属、三等は省略。
[米沢]
三日午前十時新築成った興譲国民学校講堂で市主催の記念祝賀式を挙行、官公署長、名誉職、隣組長以上の町内会役員が参列し祝意を表した。
各学校、会社等でも記念式を挙げ、各国民学校では式後旗行列を行い、「祝」の字を記した旗を打ち振って各校区を行進した。
街頭には学童の街頭展が行われ、祝賀の図画や習字がはられ、商店でも店頭装飾をした。
五日には高女校で記念講演会が開催され、経済倶楽部中央会専務佐藤伊兵衛氏の『新憲法と経済の前途』と題する講演があり、七日には国民校の学校訪問リレー、十日には市営運動場で市民体育大会、十四日には興譲校で各校連合祝賀音楽会があり、中旬まで祝賀行事が繰り展げられる。
[新庄]
▲最上地方事務所の記念式は、三日午前九時から会議室で挙行、全員参列のうえ高山所長より歴史的祝典の意義を強調して感激と喜びを新たにした。
▲また新庄町役場では町会を開いて祝電を可決し、次いで孝子節婦十名及び町立図書館長小村貞次郎氏を表彰。
▲各町村でもそれぞれ記念行事を行い、郡民あげて平和日本の黎明をことほいだ。
[余目]
三日午前八時半から国民学校で新憲法公布記念式を挙行、のち講堂で祝賀演芸大会、奇人倶楽部主催の日本舞踊講習等を開き、二千の学童は紅白の餅を頬ばり歓喜一色に溢れた。夜は数年振りで提灯行列を行い、町々を練り歩く人々の歓声と平和な火の波で賑わった。
[田川炭鉱]
新憲法公布の結果、懸案の新選炭場工事も順調に竣工したので、従業員一同は殊更の喜びに溢れ、永年勤続者、生産挽回運動功労者、善行者の表彰式を挙行。また相撲、仮装行列、流し踊り、演芸大会で賑わい、子供等はお祝いの紅白の餅を手にして喜びに溢れた。
[鶴岡]
式は午前七時から公会堂で挙行、加藤市長の憲法朗読、佐藤市議長の祝辞等があって八時終了。また記念の市民運動会を開き賑やかな一日を終った。なお新憲法公布記念講演会は次の通り。△六日午後一時から市公会堂で『新憲法を生活に』一燈闌主西田天香氏。△七日午後一時から公会堂で『新憲法と経済の前途』東洋経済新報社常務取締役佐藤伊兵衛氏。
[酒田]
喜びに溢れる酒田市の行事は、先ず午前九時半商工会議所に於いて市会議員、町内会長、市吏員が参列して記念式を挙行、市会議長の祝辞によって幕を開けた。午前九時からは日和山公園グランドで市主催の町内会対抗記念運動会が挙行され、二万の観衆の熱烈なる応援のうちに、第四十一町内会が優勝。午後一時からは第一国民学校で芸能大会があり、各派の舞踊競演があった。

昭和21年11月3日付『山形新聞』一面
上段は、下記の積極的な記事。
「歴史的新憲法公布さる」「新日本の巨大な朝明け」の見出し。
「全世界への啓蒙 二外紙特派員のメッセージ」
「(尾崎)咢堂翁に新憲法を聴く 総てを議会で解決 よいも悪いも運用如何」
下段に、「慶祝 新憲法公布」の見出しのもとに、県知事をはじめとする部課長連名の祝賀広告と並んで、
県会議長をはじめとする山形県会議員の連名の祝賀広告。
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(画像の出典は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:YBー24)

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2015年5月9日(土)(憲法千話)

憲法便り#961:吉田茂首相特集(第五回) 昭和21年11月3日 憲法公布記念日のラジオ放送

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以下は、【再録】の記事です。

2013年 07月 12日
憲法便り#112 吉田茂首相特集(第五回) 昭和21年11月3日 憲法公布記念日のラジオ放送

吉田茂首相は昭和21年3日午後8時から約10分間『日本国憲法の公布に当って』と題してラジオ放送しました。
翌11月4日付の『朝日新聞』、『毎日新聞』、『讀賣報知』の報道はいずれも要約で、『毎日新聞』は東京版と大阪版で文章の違いがあります。
したがって、ここでは共同通信配信の全文を掲載した『山形新聞』を引用します。

『山形新聞』昭和21年11月4日付一面より
「理想実現に努めん 世界人類の進歩へ 首相放送」


「諸君、本日新しい日本国憲法が公布せられました、天皇陛下におかせられましては勅語を賜り、全国民に対し新憲法の意義と今後我が国の進むべき途につきしたしくおさとしになりましたことは、まことに恐懼(きょうく)に堪えません、昨年我が国が受諾せるポツダム宣言並に降伏文書には『日本国々民の間における民主々義的傾向の復活強化に対する一切の障碍を除去し言論、宗教および思想の自由並に基本的人権の尊重すべきこと』並に『日本国の政治の最終の形態は日本国国民の自由に表明する意思により決定さるべきこと』という条項があるのであります、本日平和日本の向わなければならぬ大道を明かにしたものであります、これによって国家の基本法たる憲法の根本的改正が絶対に必要となったのであります、
政府は前内閣以来鋭意それに関する調査立案を進め成案を得て過般の第九十回帝国議会の議に附せられたのであります、議会においては六月下旬より十月中旬に至るまで実に前後百十四日間という議会始まって以来未曾有の長期に亘って議会における代表者を通じて確定したもの、言い換えれば真剣なる論議を尽し貴衆両院共に政府原案に若干の適正なる修正を加え十月七日をもって新憲法は可決成立いたしたのであります
即ちこの憲法はその前文に明かな通り日本国民が選んだ議会に国民の自由に表明した意思による憲法であります、しかしこの憲法は天皇を日本国および国民統合の象徴を(と)明記し人類普遍の原理に基き且徹底した平和主義によって国家再建の基礎を固め、国民の福祉を永久に保障せんとするものであります、また世界に率先して戦争を放棄し、自由と平和を希求する世界人類の理想をその条章に明記いたしますとともに常に基本的人権を尊重し、真の民主々義国家を建設せんとする国民の決意を明かにしたものであります、我々国民はこれによって高い理想をかかげて一路祖国再建の途へと進まんとするものであります(*)、即ち我々は常にこの理想に生き力を合せてその運行につき常に新憲法の精神にのっとり、その理想に努力いたさんとするのであります、現在の国民の努力は次々に次代の国民によって受け継がれ真の平和国家文化国家として再建し、全世界の尊敬と信頼とを集めんとするものであります、私はこの憲法の下我々国民がたえざる努力を続けますならば必ずや我が日本は国民の幸福を確保し、更に進んで世界人類の進歩に偉大な貢献をするにいたりますことを堅く信じて疑いません、かくしてこの理想の実現する日我々の子孫は我々が新憲法の公布を祝賀して国家再建のための努力を誓い合った、この昭和二十一年十一月三日を深く感銘をもって回想することと信ずるのであります、本日この意義深い日に当りまして私は全国民諸君と共に新日本を建設せんとするの決意をここに更に堅くする次第であります」

以上は、【再録】の記事です。
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※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2015-04-29 07:22 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 28日

憲法便り#905:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.5: 宮城篇』(5月15日増補・改訂)

2015年4月29日(水)(憲法千話)
2015年5月5日(火)増補・改訂版)
2015年5月15日(金)増補・改訂版)
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憲法便り#905:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.5: 宮城篇』

岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【 宮城篇 】

【河北新報】公布記念(十一月三日付二面より)

「けふ新生の鐘ぞ鳴る わき上がる祝賀の声 繰り展ぐ市民の大行進」民主日本再建の基礎となる新憲法は、今三日の明治節を卜(ぼく)して公布され、この記念すべき日を寿ぐため、全県を挙げて記念行事が繰展げられる。まず午前十時を期して県下全市町村をはじめ、官庁公署、学校などあらゆる公共団体が祝賀式を挙行。これに続いて各市町村では祝賀芸能大会、体育祭、仮装行列、郷土民謡、相撲、野球など思い思いの祝賀行事を展開する。一方県では、憲法が実際に施行される五月まで新憲法精神普及徹底運動を展開、期間中、研究講座、映画、幻燈などあらゆる機関を動員して、民主日本再建の基礎を固めることになった。なお、今三日の主なる行事は左の通り。

△仙台市民祝賀大会=午前十時市役所前広場
△街頭行進=仙台市を南北両地区に分け、南地区は五橋国民校に、北地区では尚□女学校に、午前十一時半までに両地区内の男女中等学校代表一万人が集合、正午を期して街頭行進に移り、全市内に新憲法公布の喜びを溢れさせ、午後一時県庁前広場に集合、県民祝賀大会に参列する。
△県民祝賀大会=午後一時県庁前広場で開催、本社会長一力次郎氏の開会の辞にはじまり、千葉知事、岡崎仙台市長の式辞があって、東北帝大清宮教授の記念講演と仙台吹奏楽団の祝賀演奏を行う。
△音楽行進=仙台吹奏楽団は、県民大会終了後、県庁から仙台駅前まで音楽行進を行う。

[憲法公布記念映画会](主催河北新報社・夕刊東北新聞社・移動映写連盟東北事務局)〔期日〕両方とも三日午後六時からで、入場無料。〔会場①〕仙台市五橋(東六番丁)国民学校〔プログラム〕明日を創る人々(東宝)、歌のアルバム第一集、子供ニュース、新世界ニュース、〔会場②〕荒町国民学校〔プラグラム〕大曾根家の朝(松竹)、歌のアルバム第二集、子供ニュース、新世界ニュース。

[新憲法普及講演会]〔日程〕五日岩沼、十一日鹽竃、十五日小牛田、十八日築館、二十二日石巻、〔講師〕柳瀬、清宮両教授と祖川講師。
[石巻市で詩や図案の懸賞募集]石巻市では新憲法公布祝賀行事として、懸賞募集を行う。〔締切〕△第一部(ポスター、図案、写真、絵画)十一月二十日、△第二部(詩歌、俳句、標語、紙芝居脚本四百字詰め原稿用紙二十枚以内)十一月七日。〔届け出先〕市役所教育課。
[お米の特配]民主憲法の公布を記念するため、宮城県では老若男女の別なく消費者に限り一人三合のお米を特配する。このお米は全部三日までに配給する予定であったが、輸送の関係で遅れたもので、早いところでは二日から配給しており、遅くとも四日までには全部行き渡る。

(十一月四日付一面より
「新生日本へ大行進 全県下を慶祝一色に彩る」新生日本にとって最大の礎たる「日本国憲法」は、全国民斉しく喜ぶ中に秋空高き十一月三日、明治の佳節を卜(ぼく)して公布された。自由、民主、平和の三大原理を骨子とする新憲法は、武器を捨てた国民の“世界永遠の平和”へのひたむきな願いを反映して、民主日本への第一歩を力強く踏み出した。この日、宮城県でも県民こぞっての祝賀行事が街に山に海に繰りひろげられ、新憲法を謳歌する声は菊薫る秋空に玲瓏と轟いた。午後一時県庁前広場には、この日を寿ぐ二万の県民が参集、仙台市内女子中等学校の生徒約五千名が、髪に、胸に、手にそれぞれの趣向をこらした造花をつけて会場に異彩を放った。仙台放送管弦楽団の前奏曲で新憲法公布記念県民祝賀大会の幕は切って落とされ、一力河北新報社会長の開会の辞、千葉宮城県知事、岡崎仙台市長の祝辞に続いて、「新憲法の精神」と題する特別講演に立った東北帝大清宮教授は、「新憲法の精神こそ、新しき民主日本に贈られた平和と自由の国民的大精神である」と強調して、一万の聴衆に多大の感銘を与えた。終って参加楽団の記念演奏あり、崎山仙台中央放送局長の閉会の辞あって、祝賀大会は盛大裡に幕を閉じた。

(写真は県庁前広場の「新憲法発布」のアーチと「祝」の文字の旗行列)

[仙台]
新憲法公布の日、仙台市では県下記念行事のトップを切って、午前十時から市役所前広場に祝賀大会を催した。定刻十時半、市内中等諸学校生徒、各種団体員、市職員、来賓に一般市民を加えて二千有余の会衆が続々と広場につめかけると、仙台吹奏楽団は佐藤楽長の指揮棒も軽やかに、明るい音楽を奏でて満場を祝賀気分に誘う。十時五十五分宇津志市学務部長立って開会を宣し、ついで吹奏楽団の伴奏で全員君が代を斉唱、久しぶりに国民的感激を新たにする。ついで、東京国会議事堂からの中継放送は、玉音朗々たる天皇陛下の勅語御朗読を場内に伝えれば、全員謹んで拝聴、感激に咽ぶ。吉田内閣総理大臣の勅語奉答あって中継放送を終り、岡崎市長壇上に立って新憲法の前文を朗読、つづいて渡邊県内政部長が(宮城県の)千葉知事の祝辞を代読、最後に佐藤市会議長の発声で万歳を三唱、文化日本の前途に贈る祝福の声を空高くほうり上げた。
[石巻市]
石巻市では、午前十時市会議事堂で官民合同の祝賀式を挙行、席上市政功労者表彰式を行った。この日、市街は国旗の波に彩られ、折柄の日曜日とかち合って、人の波も平常の二倍を数えた。祝賀行事は国民学校児童の旗行列でトップを切り、つづいて堺市長を先頭に市内男女中等学校生徒がブラスバンドの演奏に足並みを揃え、“祝新憲法公布”“自由と平和”などのプラカードを掲げて祝賀行進を行った。また、一方石巻国民学校では祝賀舞踊大会、石巻市役所職員の演芸コンクールなど盛り沢山な各種行事が繰りひろげられ、街頭には祝賀酒に平和日本のほほ笑みをたたえた一群も散見され、全市挙げて新憲法公布、民主国家建設への喜びにひたった。
[鹽竃]
新憲法公布を祝う鹽竃市では、午前九時の号砲を合図に各官署をはじめ団体、一般市民、学童など約五千名が郊外の上ノ原グランドに開催の祝賀市民大運動会場に集合、盛大な記念式を行った後、各町内会、各団体の対抗体育絵巻を繰りひろげた。この日魚市場では新鮮なタラを全市に特配、港に出入りする船舶は満艦飾を施して陸の喜びに呼応、また金華山漁場から帰港したあぐり(揚繰り)船はイワシ六万貫を水揚げ、市内の祝賀に応えた。

[河北新報社による新憲法記念論文募集]〔テーマ〕
①新憲法とわれらの歩み、
②二十年後の夢を描く。
〔応募締切〕十二月三十一日〔審査発表〕昭和二十二年(一九四七年)二月十一日付河北新報紙上〔原稿枚数〕百五十枚以内。

(十一月四日付三面より)
[仙台市内の風景点描]
新憲法公布、久しぶりの日の丸が目にしみる。仙台市電も日の丸をつけて走っている。奉祝々々で仙台の中心部に押し寄せた夥しい人々が自ら酔ったように押しつ押されつ流れていく街の人ごみ中から……
「平和の女神も出る 花束で彩る大行進」「老若男女 奉祝気分に酔う」東一番丁の公設市場は軒ごとにお揃いの新しい日の丸を掲げ、奉祝気分の人々が雑踏している。新婚らしい絵羽織の若奥様、しばらく迷って一匹四十五円の目抜けを半前買った。次の店ではリンゴと干し椎茸、旦那様風呂敷を持ってやりながら、「今日は凄いね、お酒は配給になったし、断然奉祝新憲法だね」「大声出さないでよ、みっともないわ」、旦那様何を言われてもニコニコ笑っている。この二人、奥様の御発議か、次に一折二十円のお菓子を買った。まさに豪華版のごちそうが羨ましい。小間物屋さんの一個四円と六円五十銭の美しい布製の花飾りが売れる売れる。▲「おや、お嫁さんだ、お嫁さんだ」とワーッと人が集まる。金襴緞子の花嫁さんが、自動車の中で小さくなっているが、やはり何となく嬉しそう。このおめでたい日におめでたい式を挙げた祝典のダブルプレー。片平の丁大神宮だけで三組、近来のレコードとある。
▲これまた街の真ン中で「新憲法反対野外演説会」の大看板。「草案第一条およびその他いわゆる主権在民の思想は……」と熱弁をふるっている。聴衆約二、三百、看板を見ながら中学生二人、「聞くべ、聞くべ、凄いぞ、こいつ……」「やんだ、面白くねえから、映画さ行くべや」。
▲市内某映画館はずらりと並んだ行列々々、中は廊下の方に人が多いような人ごみ、中から鼻の頭に汗をかいて出て来る。「ふつうのことしてたら見られん。喧嘩するつもりで見んのじゃ」。
▲映画館の隣の食堂では丁度お昼時で、皆お弁当出してパクついている。重箱、お握りと色々あるが、皆赤飯の奉祝一色。
▲「さあ、奉祝の御馳走に買った買った、新憲法のサンマ、六本十円」景気のいい魚屋さんの帽子に、お祝いのつもりか野菊一輪。△女学生の奉祝行進が自転車部隊を先頭にやって来る。頭や胸にきれいな造花をつけ、花山車をかついだり、生(いき)人形になったお嬢さんを乗せた車を引きながら、「平和日本建設の門出」「平和の女神」などと書いたプラカードや幟(のぼり)を持って、さすがに明日への希望に輝く若々しさ、黒山のように集まる人々の上から、進駐軍の兵隊さんがカメラをパチパチ。
「ビールも自由販売 新市域では祝いの餅」△「新憲法公布を記念して、ジョッキ一杯付き出しつきで十円。但し、御一人様一杯限り五百人様迄」。その看板の下から、まだ売り出し二十分程前なのに、すでに延々長蛇の列。娘さんもちらりほらりと二、三人、自分が飲むのか、彼氏に自分の分を飲ませるのか、ちょっと気のもめる男女同権風景。△農事は例年よりもはかどり、早場米の供出も予定の三倍を出した仙台の新市域では、世紀の記念日の三日早朝、戸毎に臼の音を響かせて祝い餅をつき、野良仕事は休んで、赤い着物の娘たちと復員服の青年たちは、どっと市の中心部へ押し出し、闇市の中を流れて評定河原の青年運動会へと急いだ。また、各公会では三合づつの特配酒を持ち寄って、農地解放やら夫婦同権やらの話に花を咲かせ、秋日和の午後を和やかな空気の中におくった。

*以上の他に、左記の祝賀行事が紹介されている。
[六県家内工業展示会]
仙台市・市商工会議所主催 河北新聞社後援で記念即売(十一月一日から行っていた展示会の三日目)。
[新憲法公布記念 河北旗争奪 第一回県下学童野球大会]
主催河北新報社・大日本学徒体育振興会宮城支部 後援仙台中央放送局
〔日時〕十一月五日午前九時(雨天順延)
〔会場〕認定河原帝大球場。
[新憲法奉祝大芸能祭 松竹名人会]
(主催協助会宮城県支部・開催地各市町村 後援河北新報社・夕刊東北新聞社)十一月五日―十三日

昭和21年11月4日付『河北新報』一面(11月3日付となっていたのは入力ミスなので、訂正)
【写真】は、慶祝の旗をかざして行進する県民。(県庁前)
社説は「新憲法を生かすために」。
下段に、「祝 民主憲法発布」と題した、出版社の共同広告。
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(画像の典拠は、宮城県図書館所蔵マイクロ資料より)

*次回は、秋田篇。

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以下の書評を増補しました。

2013年 06月 22日
【速報】毎日新聞(宮城)に記事が掲載されました


毎日新聞(6月21日付・地方版)に記事が掲載されました。
掲載紙が届きましたら、改めてお伝えいたします。

自費出版:戦後の新聞に見る憲法 研究者の岩田行雄さん、国民の熱気伝える /宮城
毎日新聞 2013年06月21日 地方版

 憲法研究者の岩田行雄さん(70)が「心踊る平和憲法誕生の時代−戦後の新聞61紙に見る『憲法民主化』の過程」を自費出版した。日本国憲法が生まれた時期の毎日新聞、河北新報、熊本日日新聞など全国の新聞の紙面が収められているが、大半の新聞が新憲法の公布(1946年11月3日)を「国民が待ち望んだ憲法」との認識で報じており、当時の熱気がうかがえる。【小原博人】

 岩田さんは、新憲法成立史を研究するため、全国の図書館などで公布に関する当時の新聞記事を収集した。

 河北新報の46年11月4日付1面は「新生日本へ大行進」の見出しで、「(前略)自由、民主、平和の三大原理を骨子とする新憲法は、武器を捨てた国民の“世界永遠の平和”へのひたむきな願いを反映し(後略)」と報じた。2万人が集まった県庁前広場での公布祝賀行事や、県民の新憲法に寄せる思いを多面的に伝えている。

 多くの新聞が新憲法を歓迎する中、評価色が薄かったのは、共和制を掲げる共産党機関紙「赤旗」など2紙だったという。

 同書は、GHQ(連合国軍総司令部)と幣原喜重郎内閣の「憲法問題調査委員会」の折衝など、新憲法誕生に至る経過を概説。民間の「憲法調査会」の憲法草案がGHQ案に反映されたことや、45年末までに民主憲法を求める世論が形成されていたことなどを伝え、「改憲派の“押しつけ憲法”批判は当たらない」としている。公布時の吉田茂首相の「押しつけ憲法批判」への反論も紹介している。

 岩田さんは東京都在住。戦時中、福島県への疎開体験がある。「戦争協力を反省した新聞が民主憲法の誕生に果たした役割を明らかにできた」と話す。
 1050円。2000部発行。問い合わせは美和書店(03・3402・4146)。」
ここまでが、増補部分です。

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2014年2月27日
憲法便り#552 昨年6月21日付『毎日新聞(宮城県版)』に掲載の拙著『心踊る・・』の紹介記事


新聞労連加盟109組合宛に出した手紙に同封した、2013年6月21日付『毎日新聞(宮城県版)』の紹介記事のコピーです。

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昨年、【速報】としてお伝えしました
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※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
ご注文は、下記の書店へ
美和書店 電 話03-3402-4146  FAX 03-3402-4147


by kenpou-dayori | 2015-04-28 22:35 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 28日

憲法便り#904:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.4: 岩手篇』

2015年4月29日(水)(憲法千話)
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憲法便り#904:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.4: 岩手篇』

岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【 岩手篇 】
岩手県内の詳しい記述が少なかったので、紙面の構成上、翌昭和22年5月3日の施行記念の行事を追加している。

【新岩手日報】公布記念(十一月三日付三面より)

[盛岡] 「慶祝の街」街のショーウインドウや店内にも慶祝のポスターや看板、二日及び三日盛岡振興競馬倶楽部主催「憲法公布記念競馬」、三日県が新憲法公布記念論文懸賞募集(論題は『岩手県講習衛生振興対策』締切十二月十五日、発表二月十一日)

(四日付二面より)
「祝典運動会賑わう」午前十時から岩手公園広場で市主催の市民運動会を開催。参加チームは市内二十町内で、その他官公署、市内中等学校の体操等があり、記念日にふさわしい多彩な行事が展開され、午後三時閉会した。

(六日付二面より)
七日盛岡市遺族会主催「遺族慰安観劇会」

【施行記念】
県民大会、盛岡市子供大会、沼宮内町子供大会(鹿踊り他)、県庁運動会(各課対抗レース、仮装行列他)、
[花巻]式典、体育大会、芸能大会他
[久慈]記念植樹と愛林奉仕他
[水沢]水沢産業会館発足式
[その他]岩手県初の穀物鑑定会、盛岡青年団体協議会主催「各政党立会政見討論会」、県衛生課(盛岡市さかな町を中心に街頭診察会)、奉祝配給(酒二合、タバコ一〇本、女子三本、子供にはキャンデー)、県統計課(統計標語募集と入選者決定)(以上、一九四七年五月四日二面)

昭和21年11月3日付『新岩手日報』一面
社説は、「新憲法と県民の政治」
下段に、祝賀広告。
下段左側に、「けふ憲法公布記念競馬会」の広告あり。
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号:YBー22)

*次回は、宮城篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
ご注文は、下記の書店へ
美和書店 電 話03-3402-4146  FAX 03-3402-4147


by kenpou-dayori | 2015-04-28 22:16 | 憲法千話・公布記念行事