2021年1月7日(木)(憲法千話)
憲法便り#4036:エッセイ集・戸崎賢二著『魂に蒔かれた種子は―NHKディレクター・仕事・人生』(2021年1月8日刊)を紹介します。
戸崎賢二著のエッセイ集
戸崎賢二(とざき・けんじ)さんの略歴
1939年生まれ。岐阜市出身。名古屋大学法学部政治学科卒。
1962年NHK入社。1999年定年退職までディレクターとして教育・教養番組の制作に従事。
2002年~2009年、愛知東邦大学教授(メディア論)。現在、放送を語る会運営委員。
著書:『NHKが危ない!』(2014年、あけび書房・共著)
論文:「放送の自律と責任を求めて」(『NHK番組改編裁判記録集』解説・日本評論社、2010年。
「NHKへの政治介入疑惑とテレビ制作者の権利」(東邦学誌35巻第2号、2006年)
「テレビ番組における取材対象者の権利について~「『NHK裁判』」最高裁判決を批判する」(東邦学誌37巻第2号、2008年)
「『NHK番組改編事件』と『編集権』」(立命館産業社会論集45巻2号、2009年)ほか多数。
担当番組から(1980年前後から退職まで)
「NHK文化シリーズ・文学への招待」(宮沢賢治・石川啄木・高見順・与謝野晶子・長塚節・小川未明などのシリーズ担当)、「NHK文化シリーズ・美をさぐる」(絵本・野外彫刻・西洋館ほか)。NHK教養セミナー証言現代史「丸山秀子」「都留重人」、NHK教養セミナー終戦記念日特集「大岡昇平・時代への発言」、ETV8「授業巡礼~哲学者林竹二が残したもの」1990年代、NHK市民大学「田中正造~民衆から見た近代史」ほか、中学・高校向け歴史・地理教育番組・教育情報番組「教育トゥデイ」など担当。長期教育ドキュメンタリー「若き教師たちへ」「教師誕生」「土に学びこころを耕す~今西祐行農業小学校の記」「浜之郷小学校の一年」)など。
戸崎賢二さんとの出会いは、「憲法便り#2180」で言及した、「共謀罪」法で「放送フォーラム」に参加したことがきっかけです。この放送フォーラムは、2017年9月30日(土)午後1時半から千駄ヶ谷区民会館で開催され、わたしも予め10分ほどの発言時間をいただいておりました。
拙著の紹介、及び販売も許可されており、戸崎さんにも購入をしていただきました。その後、手紙のやりとり、電話での会話、「放送フォーラム」への参加、NHK職員への激励のビラまきなど、親交が続いてきました。
このブログをご覧になり、ご興味をお持ちになった方が、戸崎さんのエッセイ集をご購入下されば、嬉しく思います。
実は、戸崎さんは昨年十二月に入院し、手術を受けましたが、術後の経過が思わしくないとうかがいました。ご感想などを「あけび書房」にお送りいただければ、励ましになることと思います。
戸崎さんは、大変義理固い方なので、お元気ならば必ずご返事を下さるのですが、現状では難しいことをご承知おき下さい。